2021年7月28日水曜日

綺麗すぎて瀬戸内海の魚が大変なことに!

 綺麗好きの度がすぎて、瀬戸内海の魚がピンチ!


https://1tamachan.blog.fc2.com/blog-entry-23515.html

より転載します。

瀬戸内海「きれい過ぎ」て漁獲激減・海苔壊滅 <newsNueq-3310>2021/07/26 10:49より転載します。
貼り付け開始、

このニュース、以前より配信しようと思いつ
時事問題に忙しくてなかなか手が回ってませんでした。


 瀬戸内海「 きれい過ぎ 」ダメ? 
 ~「 豊かな海 」目指し水質管理に新基準

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 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201912/0012942544.shtml
 2019/12/8 11:33

 < 抜粋 >

 兵庫県は瀬戸内海の海水について海水中の窒素濃度について下限値を設け、
 下水処理場の水質基準も見直します。

 ■ 高度成長期 排水による汚染改善向け法律や規制

 高度成長期、阪神や播磨の工業地帯の排水で川や海の水は濁り、
 水をきれいにする法律や規制ができました。
 赤潮が頻発し、浜辺にたくさんの死んだ魚が打ち上げられました。

 近畿や中四国、九州の沿岸自治体は瀬戸内海をきれいにするよう求め、
 1973年に瀬戸内海環境保全臨時措置法を制定。
 「 富栄養化 」解消に向け、「 栄養塩 」とされる窒素やリンの濃度を規制。

 排水処理技術の向上や下水道の普及もあり、
 多い年には120件に迫った赤潮の発生は年約20件にまで減りました。


 ■ 海水浄化 漁獲量に異変

 ところが瀬戸内の漁業に異変が。年7万~8万トンほどあった漁獲量(養殖業を除く)が
 96年以降は6万トン台に減り、質、量とも全国屈指の養殖ノリが色落ちするように。
 窒素やリンは農作物肥料の主成分で海藻や植物プランクトンの栄養です。
 それを食べる小魚、大魚と連なる生態系に異常が起きていると指摘され始めました。

  陸から海への栄養供給のイメージ
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/201912/img/b_12942547.jpg
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  東瀬戸内の海中窒素濃度の変化( 1997:2017)
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/201912/img/b_12942546.jpg
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  兵庫県の全漁船漁獲量とイカナゴ漁獲量の変遷( 1956~2019 )
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/201912/img/b_12942545.jpg
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 兵庫県沿岸の瀬戸内海の漁獲量は4万トン前後と回復しません。
 17年には春の味覚、イカナゴのシンコ(稚魚)の漁獲量が前年の1割に届かず、
 18年、19年も低迷。

 栄養塩濃度はスキューバダイビングに適するほどに薄まっていたのです。


 ■ 栄養増やす取り組み

 県は今年10月、条例を改正し、窒素とリンを減らし過ぎないために
 県独自の下限値( 窒素は海水1リットル中0.2ミリグラム )を設けたのです。

 

 朝日新聞
 瀬戸内海キレイすぎ? 明石の漁師に影響深刻
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 https://www.asahi.com/articles/ASP3M015VP2XPQIP00H.html
 2021年3月21日 17時30分

 全国有数の生産量を誇る兵庫県のノリ養殖で、
 黒く色づかない色落ち現象が深刻化している。

  朝日新聞
  瀬戸内海キレイすぎ? 養殖ノリの色落ちが深刻化
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  https://youtu.be/rh5ezPs8Ts0

  2'13"
  2021/03/22
  4,136 回視聴

   
 ひろしまリード
 水質改善で貧栄養化 瀬戸内海の問題解決の鍵は「 鶏のフン 」

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 https://hread.home-tv.co.jp/post-70565/
 2021.07.24

 全国で1番の水揚げ量を誇る広島の牡蠣。
 しかし、養殖を営む森尾水産の代表 森尾龍也さんは、
 「 冬場のシーズン初めの身入りの悪さが目立ってきた。
  餌となるプランクトンがだんだん少なくなっている。」
 と漁業の現状を嘆きます。

 その理由は“ 海がきれいになりすぎた ”こと。

 高度経済成長期に増えた、工場や生活排水による赤潮の発生を抑えるため、
 1970年代から国は、その原因となる栄養塩などの排出量に上限を設け、
 規制してきました。

 当時は、お腹を上にして泳ぐハゼや、
   背中が30°曲がったキスなどがよく泳いでいた。

 しかし、水質が大きく改善された一方で、
 海の生物が生きるのに必要なリンや窒素の濃度が下がり、
 牡蠣などの魚介類に影響を及ぼしてしまったのです。

  海の貧栄養化が牡蠣にも影響
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 ■ 海中の栄養素が不足する海の貧栄養化。

 この問題を解決するために、広島大学と福岡県のトリゼンオーシャンズが
 新たな肥料を開発しました。

 廃棄物として処理されてきた鶏のフンを原料にした水産用の有機肥料で、
 独自のバイオ技術により発酵させることで、においや菌を取り除くことに成功。
 海を汚さず栄養分を与える環境商品として期待を集めています。

  牡蠣いかだの近くに設置された肥料
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この問題の原点は、瀬戸内海海底の破壊にある。
高度成長期・日本列島改造期、大量のコンクリート需要から
塩分濃度が薄く大量に集積している瀬戸内海海底の砂利が取り尽くされ、
海底は穴ボコだらけのハゲ山( 砂漠 )と化している。

本来海底を覆っているはずの植物や小動物が絶無となっている。
加えてダムの問題が大きい。
本来、山から腐葉土( リン・窒素・カリ )を運んでくれるものが、
ダム湖に堆積してしまくっている!
加えて、田んぼや畑に撒く、農薬が問題!
これは、田んぼの水抜きの際に川に流れ出て、海に入り、
海中植物や小動物に悪影響を及ぼす。
特に、モンサントのラウンドアップなどを使用していれば、悲劇性は拡大する。


砂利の海底掘削は、もう一つの大きな問題を遺した。

縄文海進前の瀬戸内海は、広大な盆地だった。
つまり、日本列島の石器文明の拠点だったはずだ。
その遺跡・痕跡が、海底掘削ですべて破壊されてしまった。

この「 海中考古学 」が実現していれば、
日本の石器時代( 4万~1万3千年前 )の歴史は大きく書き換えられたことだろう。
まったくもって、残念なことだ!


とにかく、国( 環境庁&農林水産省 )は、「 海底の森 」復活プロジェクトを
興すべきである。
あと、建設省は、すべてのダムの改造を!
僕が90年頃から提唱している、穴あきダムと、周辺改造。
最近、ようやくごくごく一部で実現したが、日本のすべてのダムをこれに変更スべし!

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