http://swnews.jp/2021/swnews_2107141331.html で発表されたCMEの続報です。
太陽の自転周期は27日なので、このフレアが地球側に向いた時静まってくれていればいいのですが。
2021/ 7/18 10:19 更新
太陽の向こう側でCMEが続いています。太陽風は平均的な状態です。
担当 篠原
昨日、17日14時(世界時17日5時)頃に、
太陽の向こう側でCME(コロナ質量放出)が発生しました。
SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を掲載します。
今回のCMEは、太陽の左側に向かって噴出しているので、
昨日紹介したCMEとは発生地点が異なるのではないかと思います。
STEREO Ahead衛星のEUVI 195で、
左端の少し下側に見え始めた領域かもしれません。
(フレアの頃の画像が欠けているので、はっきりとは分かりません)
一連の活動の勢いが残ったまま、地球側へ回ってくるでしょうか。
現在の太陽面は、
昨日の昼頃から中心部の南側に新しい黒点が現れ、
2845群と番号が付けられています。
また、南東(左下)の2844群の左上にも新しい黒点が現れています。
X線グラフはBクラスの小さい変化が起きている程度です。
太陽風は、400km/秒前後と平均的な速度が続いています。
磁場強度は、4nTから5nTへ少し上がったくらいで、
平均的な状態です。
磁場の南北成分は、比較的北寄りの傾向で、
磁気圏は穏やかです。
SDO衛星AIA193は、
中心部に小さいコロナホールが見える程度で、
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。
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