https://indeep.jp/countdown-to-destruction-from-2021/
より転載します。
壊滅へのカウントダウン。生命…金融…食糧供給…すべての崩壊に近づく今
投稿日:
1982年の映画『コヤニスカッツィ / 平衡を失った世界』よりホピ族の壁画。Koyaanisqatsi
正気を失った世界の中で
日本のワクチン接種者も 8000万人を超えたようで、今は Yahoo のトップに表示されている「ワクチン接種実績」という数も「2回目接種人数」へと変わり、2回目接種者の数も 7000万人を超えました。
人口の3分の2くらいが接種していることになり「圧倒的な比率」ということになってきています。
以下の記事などでふれていますが、医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)や日本の厚生労働省のコロナワクチン特例承認報告書などで示されています、mRNA濃度が製品によりバラバラということがあり、つまり、大ざっぱにいえば、「 40%から 50%ほどが水ワクチンである可能性」がかなり高く、それでも、そのくらいの比率で、「本物の mRNA の濃いほう」を接種された方々もいらっしゃる。
不完全なmRNAから成る水ワクチンの探究でロシアンルーレットに勝つ消極的な方法
投稿日:2021年8月7日
8000万人の半分……。いずれにしましても、この段階に至りますと、接種されている方々のほうが圧倒的に多くなっていることもあり、書けないことも多くなりました。
先日のメルマガでは、最近、アメリカの複数の大学やガン研究施設の科学者たちによる「 CRISPR という遺伝子編集技術が染色体に与える影響」についての、かなり深刻な論文をご紹介しました。
内容については、ご興味のある方は論文をご参照下さい。以下は、査読前のものですが、その後、査読済み論文として科学誌ネイチャーに掲載されたとのことです。
Chromothripsis as an on-target consequence of CRISPR-Cas9 genome editing
CRISPR-Cas9ゲノム編集の結果としてのクロモスリプシス
クロモスリプシスとは以下のようなものです。
クロモスリプシス - Wikipedia
クロモスリプシス( = 染色体破砕)とは、1つもしくはごく少数の染色体において、数十〜数千箇所にも及ぶ崩壊と再編成がおこる現象である。この現象は、局在、限定された遺伝子領域において、たった一度のイベントで発生する。
悪性腫瘍および先天性疾患において認められる。細胞はこのような崩壊的なイベントに対して抵抗性を持ってはいるが、細胞が生存するために許容し得る最大限の現象と考えられている。
長い時間をかけてゆっくりと遺伝子の再編や体細胞の変異が起こり、それが蓄積して癌化が起きるという既存の概念と、相反する現象である。
この現象の発生機序は染色体における特定領域の同時多発的な破砕および、その後の異常な DNA 修復パスウェイ、DNA の修復機構によると考えられている。初期の腫瘍発育・進展において発現し、がん抑制遺伝子の欠損や、癌遺伝子の増幅により細胞の形質転換をもたらす。 (クロモスリプシス)
懸念は次々と積もっていきますが、先日、以下の記事を書きました。
ジェノサイド後の世界 ADE編
投稿日:2021年9月19日
ADE (抗体依存性増強)について、もうひとつ補記しますと、
「現在のデルタ変異株でも ADE は起きる」
ことが判明したことが フランスの研究で示されていました。
フランスのエクスマルセイユ大学の研究者たちによる以下の査読済みの論文です。
Infection-enhancing anti-SARS-CoV-2 antibodies recognize both the original Wuhan/D614G strain and Delta variants
抗SARS-CoV-2抗体は、元の武漢株とデルタ変異株の両方を認識する
「抗体は、武漢株とデルタ変異株の両方を認識する」ということは、中和抗体(感染を防ぐほう)も効いているかもしれないですが、「感染増強抗体の部位も認識される」ということになります。
この論文を報じていた医学メディアは、以下のように書いています。
デルタ変異体の場合、中和抗体は、スパイクタンパク質に対する親和性が低下するが、促進抗体は著しく高い親和性を示す。
したがって、抗体依存性増強または ADE は、元の武漢株スパイク配列( mRNA またはウイルスベクターのいずれも)のワクチン(※ 現行の遺伝子ワククチンすべてのこと)を接種している人々に懸念事項となる可能性がある。
ADE 関連エピトープを欠くスパイクタンパク質製剤を使用した第2世代ワクチンを検討する必要がある。 (thailandmedical.news)
しかし、最近の日本を含めた各国の報道を見ていますと、デルタ株に対しては「中和抗体の効き目も怪しい」とは言えます。
以下は、群馬の病院のクラスターで「 25人中 24人がブレイクスルー感染」という報道です。
25人中24人がブレイクスルー感染 群馬の病院でクラスター
群馬・伊勢崎市の病院で、25人が新型コロナウイルスに感染するクラスターが発生した。このうち24人は、ワクチンを2回接種した「ブレイクスルー感染」だった。
クラスターが発生した伊勢崎市の病院では、20日から22日までに、10代から80代の入院患者17人と職員8人のあわせて25人の新型コロナウイルスの感染が確認された。このうち24人は、ワクチンを2回接種し、2週間が経過してから感染が確認されるブレイクスルー感染で、1人は1回接種していた。 (FNN 2021/09/23)
> このうち24人は、ワクチンを2回接種し、2週間が経過してから感染が確認されるブレイクスルー感染で、1人は1回接種していた。
とありますように、「 100%」のブレイク感染率となっています。
あるいは、世界で最もワクチン接種が進んでいる国のひとつであるシンガポール(80%が接種)では、現在、パンデミックが始まって以来、最大の感染数と、最大の死者数を記録し続けています。
以下の記事で記しています。
世界最高率の全国民80%のワクチン接種率を誇るシンガポールが、全パンデミック期間を通じて最大の感染確認数を記録
地球の記録 2021年9月24日
以下は、シンガポールの全パンデミック期間の感染数の推移です。
これは 9月22日までのものですが、翌日、さらに 100人ほど増加しました。
シンガポールは、この制御不能の感染拡大を受けて 9月24日から「行動制限を再び導入」と報じられています。
シンガポール、再び行動制限強化 コロナ感染急拡大で
シンガポール政府は24日、新型コロナウイルスの感染急拡大で3人以上の集まり禁止や原則在宅勤務などの措置を取り、行動制限を再び強化すると発表した。期間は9月27日から10月24日まで。
ワクチン2回接種率が8割を超えたが、1日当たりの新規感染者数が増え続けており、医療機関への負荷緩和を目指す。 (共同 20201/09/24)
このような泥沼となっているのは、ワクチン接種率を「早くから」「大規模に」進めた国ではどこも同じで、アメリカも泥沼となっています。
感染者数の増加はともかく、
「死者数がとめどなく増加している」
のです。
9月22日には、1日の新たな死者数が 2000人を突破し、過去半年で最大の死者数を記録しています。
アメリカ合衆国の 1日の新たな死者数の推移(2021年3月23日から9月23日)
ourworldindata.org
これが ADE と関係しているかどうかはわからないですが、先ほどのフランス・エクスマルセイユ大学の研究では「デルタ株でも ADE は起きる」ことを見出していますので、一部はそうかもしれません。
あるいは、以下の記事で取りあげました、東京大学等の研究や、それとは別の大阪大学等の研究で、
「今後の変異株には中和抗体は効かない」
ことが明らかにされているということもあります。
東京大学等や大阪大学の異なる論文に見る「ワクチンによる逃げ道はナシ」という実感。強行した後に残るのは「無」
投稿日:2021年9月11日
今後、ワクチンが残すものは「感染増強抗体のみ」となっていくようです。
冬からは大変なことになっていくと思いますが、接種された方々は、特にお気をつけて生活されてほしいと思います。
「単なる風邪」が「単なる風邪ではなくなる」時が近づいています。
現状では、多くの国で追加接種の嵐ですが、「その追加接種の中和抗体はすでに効かない」と認識されたほうがいいと思われます。
あと、どういうことなのか、現在の世界では、
「 mRNA ワクチンも DNA ワクチンも両方接種させる」
という方向に追加接種が進んでいまして、イギリスでは、2回目まではアストラゼネカ社ワクチン(編集 DNA ワクチン)を接種した人が大部分だったと思うのですが、「3回目はファイザー社ワクチン(編集 mRNAワクチン)」となっています。
イギリスでは新型コロナウイルスの3回目となるワクチン接種が本格的に始まっています。2回目までと異なる種類を使う「混合接種」が認められています。
今週から本格化したブースター接種は50代以上の人と重症化リスクの高い人が対象です。
2回目までに接種したワクチンにかかわらず、主にファイザー製を使用します。(テレ朝news 2021/09/23)
このアストラゼネカ社ワクチンについては、以下の記事で、新潟大学の岡田名誉教授がわかりやすく説明してくだっていることをご紹介しています。
新潟大学名誉教授が訴える「新型コロナワクチンの危険性」の内容。これらのワクチンの身体への不安な影響は、場合により「永続的」に続く
投稿日:2021年3月16日
以下のようにアストラゼネカ社ワクチンを述べられています。
> ただし、ファイザー社などのメッセンジャー RNA と異なるところは、DNA ですから、接種した人の細胞の遺伝子の中に組み込まれて、それはずっと残ります。
>
> ですので、絶えずこのタンパクが作り続けられることになります。(岡田名誉教授)
おそらく「永久に」スパイクタンパク質の産生機能を持つ身体になるということであり、そこで作られ続けるスパイクタンパク質は、感染増強抗体を含むはずです。
そんな状態のところに、「新たなコロナを打ち込む」とどうなるかは、それほど難しく考えなくともわかります。
まあ……こんな感じですよ。今の世界は。
ある程度、今の状況は諦めていくしかないのだとは思いますが、しかし、ワクチンの問題とは別に、
「さまざまな世界的な混乱はかなり近づいている」
ということもあります。
ほんの少し最近の情勢などを書かせていただきます。
どこから崩壊していくか
先日、以下の記事で少しふれました、中国の不動産開発企業の「恒大集団」……というか、この読み方がよくわからないですので、英語での企業名であるエバーグランデ (Evergrande)と表記させていただきますが、結局デフォルト状態に入りました。
2021年9月に始まる(のかもしれない)大崩壊は、みずがめ座の新しい時代へのステップとなるのだろうか。…中国発リーマンショックを控えて
投稿日:2021年9月20日
中国恒大、社債利払いできず ドル建て、猶予期間入り 米報道
複数の米メディアは24日、経営危機に陥っている中国不動産開発大手の中国恒大集団が23日の期限までにドル建て債券の利払いをできなかったと報じた。
30日間の猶予期間内に支払えなければ、正式に債務不履行(デフォルト)となる。関係者の話として伝えた。 (時事 2021/09/25)
エバーグランデには、この後も、次々と利払いの期日が訪れますが(次は 9月29日)、すべてにおいて支払いはないと思われます。
そして、
「中国政府は支援する意志がまったくない」
ことが報道で示されています。
ブルームバーグ通信は、内部の消息筋の話を引用して「中国金融当局が最近、恒大側に対し、現在進行中の不動産開発事業を早く終え、個人投資家の債権を積極的に返済する一方、短期的にドル債券の債務不履行(デフォルト)を避けるためのすべての措置を取るよう促した」と報道した。
だが、債務履行のために金融当局が恒大側に財政的支援をするとみられる情況はなかったと伝えた。
ウォールストリートジャーナルも前日「中国当局が地方政府と国有企業側に、恒大が秩序ある方式で問題を管理できなくとも、介入は最後の瞬間にするよう指示した」と伝えた。当局次元の直接支援ではなく、恒大破産の“後の混乱”に備えるもようだ。 (hani.co.kr 2021/09/24)
これは、33兆円という負債額も大きいとはいえ、たとえば、この報道に、
> 恒大は、現在中国の200都市余りで約800件の不動産開発事業を進行中だが、納品業者に対する代金未支給などにより一部の工事はすでに中断されたと伝えられた。
とありますように「波及の影響」がかなり大きいはずです。
中国の不動産バブルは、日本円で「 5600兆円」に達していると報じられていまして、一部でもはじけ飛んだ場合、「リーマンショックどころではない」混乱が、中国……というより、全世界に広がると見られます。
中国政府は、現在、不動産投資に対しての規制を強めており、それにより、すでに、中国の不動産市場の状態は、信じられないほど落ち込んでいます。
中国の不動産市場の活動状況(2011年 - 2022年)
zerohedge.com
土地の売買は、-60%などになっていまして、そして、中国政府は「こうなることをわかってやっている」のですから、今後も不動産開発企業に個別に支援することはないと見られます。
中国で起きていることは、文化大革命なみたいなもののようで、「富」とかは国民に不要だという状態に進んでいるのですかね。
それと共に、中国は、昨日、「ビットコインを含めた暗号資産を法律で全面的に禁止」しています。
中国 「ビットコイン」などの暗号資産を全面的に禁止 刑事罰も
中国の中央銀行である中国人民銀行や公安省などは24日、「ビットコイン」などの暗号資産について、情報の提供や決済など関連したサービスを全面的に禁止すると発表しました。
この中では、インターネットを通じた海外の交換会社での取り引きについても禁止すると明示しています。 (NHK 2021/0924)
これは中国国内向けの政策のように見えるかもしれないですが、「混乱するのは、西側諸国」であるというだけのようにも見えます。
不動産投資の抑制にしても、これらのような暗号通貨の禁止にしても、
「戦争の一部」
ということではないでしょうか。
おおむね勝利している生物戦の後の「ダメ押し」みたいな。
この中国発のリーマンショック……どころではないかもしれない混乱は、穏やかに進行していくと思われますし、急激には何も感じられないと思います。
株価のチャートだけで見ますと、1987年のブラックマンデー(アメリカの株価の大暴落)と似てきてはいますけれど。
2021年と1987年のアメリカの株価の推移の比較
zerohedge.com
まあしかし、株価や不動産などは、多くの方々にはあまり関係のないことですけれど、そこから波及してくものの可能性のひとつとして、
「食糧の問題」
があります。
日本では今はあまり見られないかもしれないですが、アメリカやイギリスでは、「スーパーの棚が空になる」事例が相次いでいるようで、この理由があまりにも複合的で、その理由のひとつとして、イギリスの事例を報じていたものをご紹介して締めさせていただきます。
事態は複雑で、ここに人材不足やサプライチェーンの混乱も加わります。
天然ガス価格の高騰により、食料供給業者に二酸化炭素を供給する肥料工場が閉鎖され、食料不足が悪化している
Soaring natural gas prices shutting down fertilizer plants that provide carbon dioxide to food suppliers, resulting in worsening food shortages
naturalnews.com 2021/09/25
ノルウェーを拠点とする肥料企業 CFインダストリーズ・ホールディングズは、英国の食品部門に悪影響を及ぼしている天然ガス価格の高騰により、英国の 2つの工場の操業を停止した。
肥料生産の副産物の 1つは二酸化炭素(CO2)だ。
これはビール、パン、およびソーダ水のような炭酸飲料の生産に使用される。それがなければ、多くの食品が英国人たちは利用できなくなる。
二酸化炭素は食品を冷蔵保存するためにも使用されるため、顧客への冷凍製品のすべての配送を停止する必要も出てくる。
食肉処理場にも二酸化炭素は重要なもので、業者は「何かが変わらなければ、今後数週間で操業が停止する」可能性があると警告している。
「二酸化炭素は、屠殺前に鶏や豚を気絶させるために使用される重要な物質であり、貯蔵寿命を延ばすためのパッケージングや、配達中に生鮮食品を凍結状態に保つドライアイスにも必要です」と業者は述べており、米ゼロヘッジは、「二酸化炭素がなければ、食料サプライチェーンは崩壊する」と書いた。
英国の食品業界は、コロナの制限による悪影響でサプライチェーンはすでに混乱している中で現在、二酸化炭素の生産がバランスを崩しているため、事態はさらに悪化している。
英国では 9月末までに CO2がなくなる可能性がある
状況は非常に厳しく、イギリス食肉加工業者協会は、10月までに現在の CO2供給が枯渇する可能性があると警告している。そのようなシナリオは、食肉処理場の閉鎖につながり、動物を大量殺戮することを余儀なくさせる。
また、ドライアイスも広範囲にわたって不足している。ドライアイスがないと、食品を冷凍し輸送目的で保存することができず、店舗の冷蔵ケースや冷凍庫に一部のアイテムが空のままになる。
食肉加工業者協会の代表は以下のように述べた。
「非常に憂慮すべきことです。世界のどこか、理想的にはここヨーロッパで、その量の CO2を非常に迅速に置き換えることができる供給がない限り、大きな打撃を受けるはずです」
英国の清涼飲料協会も、ソーダ製品を生産するための炭酸化の欠如について同様の警告を発している。アルコールを生産するためにも炭酸化が必要であるため、ビールの生産も途方に暮れている。
CFインダストリーズ・ホールディングズは、天然ガスの価格が過去最高を記録したため、アンモニアの生産能力はすでに40%減少したと述べている。
その結果、食品業界の CO2生産に追いつくことができていない。
このエネルギーと食糧危機の組み合わせは、さらなる混乱で崩壊する準備ができているように見える現在の繊細な経済状況は言うまでもなく、食物連鎖をほとんど壊滅させている。
ここまでです。
二酸化炭素というのが、これだけ食品業界にとって重要だということを初めて知りました。日本の影響はよくわかりませんが、原因が天然ガス価格の高騰ならば、世界一律で起きても不思議ではないことではありそうです。
いずれにしましても、いろいろと少し準備していたほうがいい時期が近づいてきたかもしれません。
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