https://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/f8a4464e5bf62e4a64481fd606682394
より転載します。
どこからどう見てもぐじゃぐじゃな世界になってるなぁとただそう思う今日この頃ですが、
安部ぽんは隠居せずに出張っていって、立憲が政権握れば日米同盟終わる とか、立憲民主と共産党で悪夢の時代が来るとかなんとか言ってる模様。
そうかと思えば、今度は、麻生さんが「立憲共産党」という語を開発した模様。Dappiさんいないから、自分で引っ張らないとなんない?
【衆院選】麻生太郎氏が痛烈「あちらは立憲共産党」応援演説で野党共闘批判
ふと思えば、現行の日米同盟が終わるというのは、それはつまり戦後体制の終焉ではあるわけで、それこそ「戦後レジームからの脱却」ではないのかと言ってみたいものがある。あんたらが売り込んだんやんか~みたいな。
他方、欧州では、NATO加盟諸国が、しゃれにならない「防衛プラン」という名がついた、ロシアとの全面戦争プランを採択しているらしい。もちろん、核兵器だろうがなんだろうが含めた全面戦争、つまりall-outのプランね。
NATO unveils master plan to defeat Russia in nuclear war, as Moscow says ‘confrontational’ playbook shows it was right to cut ties
Top defense chiefs from NATO member states have given a green light to a new grand strategy on how to beat Russia in any potential all-out conflict, as Moscow says the move proves the US-led bloc isn’t open to improving relations.
On Thursday, ministers met in Brussels to sign off the scheme, named the “Concept for Deterrence and Defense in the Euro-Atlantic Area.”
こんなこと考えてる人たちと話しても無意味なので、NATOとの外交関係を停止したことは、我々にとって間違いではないとクレムリンは言ってるそうだ。
ロシア、11月からNATOと外交関係停止
そして、ロシア大統領府のペシュコフ報道官は、このアライアンスは平和のためにあるのではなく、対立のために考案され、設計され、作られたものだ、と言った模様。
“There is no need for dialogue under these conditions,” he argued, saying that the adoption “of such a concept by NATO confirms it once again.” According to him, “this alliance was not created for peace, it was conceived, designed and created for confrontation.”
まったくもってその通りでしょう。1945年に戦争が終わった時、ああやっと終わったと多くの一般人は世界中で平和のことを考えたのに、みんなの不幸と犠牲を後目にこれを世界制覇の礎と捉えたアメリカのディープ・ステート連中が、欧州と極東でNATOを作って、ソ連に敵意をもたせ、最終的に全部自分の支配下にしようとしました、というのが戦後史の始まりでしょ。
だから冷戦が終わった時に、もうこのフェーズは終わりにすればよかったのに、現実には冷戦終結工作は、反共主義者の主導だったために、むしろ、異常な反ロシア体制になって、そこから、より一層世界制覇のための動きが高まった。今般も、前回、前々回と同様まず真っ先にセルビアがやられました、といったところ。NATOはこの侵略(aggression)のための世界制覇軍みたいなもの。ぼろっちかったけど、狂人のそれなのでとても危険。
■ 洗脳を使うと終わるに終われない
で、重ねてみて思うに、これは結局、4年前に書いたように、現在、これらの人々が指向した世界は達成できなかったので、半端に吠えるしかなくなりました、みたいな恰好ではなかろうか。
ネオコンの世界制覇戦争を信じちゃった
できもしないことを始めたけど、時間と共にさらにできなくなっていくのに、西側が収束させられずに、わーわー騒いで、ついにはエネルギー危機まで持ってきた。でもまだ頑張る、みたいな感じ。
■ 今後の問題
で、まぁ今後、前から書いてますが、世界的にみれば、いわゆる右派の狂暴性も問題だけど、西側世界においてずっとやっかいなのは、異常な好戦性を秘めた「ナチのリベラル」をどう制御できるのかでしょう。
このへんでまとめた通り。
この「リベラル」は異常なまでにソ連を嫌ってるところがまるでまったくナチ。そして、気が付けば、ソ連がナチに勝ったから第二次世界大戦が終わったという単純な事実にさえ気づいてないか、認めてない人がかなりいる(英米がノルマンディーで勝ったと思ってる)。
そしてナチリベ(≒ユーロコミュニズム)とエバンジェリカルが残った
で、右でも左でも、思い込んでそこに利害がからんじゃった人たちの思考回路を変えることはかなり難しい。
現在の西側世界の左右は、ナチリベ(≒ユーロコミュニズム)とエバンジェリカルが支える世界なので、どっちも見通し暗いよなといったところだし。
ということは、そういうことじゃなくて、という次の世代が出てくるしかないんじゃないですかね。逆には、それが出せない集団は、いつまでも古いパラダイム上でますます現実と乖離した論をぐじゃぐじゃやっていくことになる、といったところ。
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