https://earthreview.net/thai-government-approves-sambiloto-herb-as-treatment-for-corona/ より転載します。
タイ政府がコロナ対策において、ワクチン方針から中国インドの伝統的な薬草サンビロートの大規模使用に転換
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サンビロート（日本名：センシンレン / 穿心蓮） tokyo-shoyaku.com
ワクチン接種が進行すればするほど感染拡大が手に負えなくなっている国や地域は、日本を含めて多いですが、タイも非常に深刻になっています。
そのような中、タイのプラユット・チャンオチャ首相は、コロナ治療に対し、中国やインド、インドネシアなどで古代から広く使われている薬草であるサンビロート（日本名：センシンレン）の大規模な投入を行う検討を始めたことが、タイの報道で伝えられています。
これは、タイ政府の法務大臣であるソムサック・テプスティン氏という方が、ワクチンの展開による対処に疑念を呈し、
「中国の伝統治療の使用を拡大するべきだ」
と内閣に提言したことに始まったもののようです。
何しろ、タイは、コロナワクチン接種が進めば進むほど感染状況が泥沼になっています。
以下は、タイでワクチン接種が始まってから（2021年2月27日接種開始）の感染確認数と、ワクチン接種率のグラフです。タイの深刻さがわかるように、日本の感染確認数も併記しています。
タイの人口100万人あたりの感染確認数とワクチン接種率の推移 （2021年2月27日 - 8月1日）
COVID-19 Data Explorer
このようなことになっている中で、中国での伝統治療でのコロナ対策の成功を知れば、ワクチンから伝統治療への転換となるのは当然のような気はします。
なお、タイでは、全体的な使用に先駆けて、この薬草サンビロートを囚人たちの治療に試験的に使用し、記事には、
＞ コロナに感染した 1万2376人の囚人たちをサンビロート抽出物で治療することに成功した
とあり、これが国民への大規模使用検討への裏付けとなったようです。
サンビロートは以下のようなものです。山科植物資料館からの説明です。
サンビロート
サンビロートは高さ20cm～1mくらいまでの中型の1年草です。インドが原産で東南アジアから中国にかけて広く分布します。
サンビロートは東南アジア各地で重要な薬草となっています。インドネシアでは強壮薬として「ジャムー」と呼ばれる民間の薬用ドリンクに加えられます。インドや中国では風邪や肺炎、毒蛇の咬傷など様々な病気の治療に使われます。 （山科植物資料館）
そんなわけで、いくつかの国では、そろそろワクチンに見切りをつけて、伝統治療の薬草や、あるいはイベルメクチンなどによる治療へシフトしていっていますが、欧米と、日本などを含む欧米の追随国は、これからもワクチン中心での対策が継続しそうです。
ここから、タイのバンコクポストの報道です。
タイ首相は、コロナ対策にサンビロートの研究を命じた
PM orders study into green chiretta
bangkokpost.com 2021/07/22
プラユット・チャンオチャ首相は、軽度の症状を持つ Covid-19 患者を治療するためのサンビロート抽出物の使用を研究する委員会を設立するよう当局に指示した。
副首相兼公衆衛生大臣のアヌティン・チャーンビラクル氏が委員会の委員長に任命された。 Covid-19患者に対するサンビロート抽出物の安全性と有効性に関する研究を調整し、タイの伝統医学全般を促進するための戦略的計画を立案する。
この決定は、ソムサック・テプスティン法務大臣からの提案に応えて行われた。法務大臣は、軽度の症状を持つ Covid-19 患者へ伝統的な薬の使用を拡大するよう政府に要請していた。
法務大臣の提案には、Covid-19に感染した 1万2376人の囚人たちをサンビロート抽出物で治療することに成功した矯正局の証拠が含まれている。法務大臣は、感染した受刑者たちにサンビロート伝統薬を処方する前に、タイの伝統代替医療部門による情報を研究したと述べた。
サンビロートの安全性と有効性を決定するために使用された同じ研究では、1エーカーの土地の約 3分の 1で 600kgのサンビロートを生産するのに十分であることがわかった。これは、ハーブ抽出物の約 37万5000カプセルを生成するのに十分だ。
タイ政府は、国全体をカバーするために約 31億個のサンビロートのカプセルが必要であり、それを生産するために約 3,321エーカーの土地を必要とすると述べた。
法務大臣は、サンビロート薬草の価格は 1kgあたり約 450バーツ（約 1500円）であると付け加えた。
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