英国では米ファイザー製コロナワクチンの接種後、副作用による死者数およびコロナ感染数が英アストラゼネカ製ワクチンを接種した場合を2.5倍上回っている。世界変動研究所の報告書で明らかになった。
英国は欧米諸国の中ではいち早く、国民への集団接種を発表。ファイザー製ワクチンの使用を開始したのは12月初旬で、まずは高齢者が対象となった。アストラゼネカ製ワクチンは新年を前に使用が承認された。
報告書によると、1月5日の時点で英国ではファイザー製ワクチンの1回目の接種を完了したのは1100万人、同じくアストラゼネカ製は2060万人。2回目の接種についてはファイザー製が440万人、アストラゼネカ製は100万人が完了している。アストラゼネカ製ワクチンの接種を受けた人の中で、COVID-19の罹患数は321人、死者数は22人だった。ファイザー製の接種後、626人が感染し、40人が死亡している。日本の厚生労働省は2月14日、新型コロナワクチンとして米ファイザー製の使用を承認した。現時点では米ファイザーと独バイオエヌテックが共同開発したワクチンは日本で唯一、使用が承認されている。日本における集団接種は2月中旬に始まったが、ワクチン供給に限りがあるため、高齢者への接種が遅れている。
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