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福島の生まれた割には、宮城県沖地震も、今回の地震も、ほかのいろいろの震災にも、直接当事者とか被害者にならずに済んだこと。
宮城県沖の時は岡山県にいましたし、今回は柏崎です。
2月28日に原発のことを少し書きましたが、それから11日目で恐ろしい現実のものとなったことに驚いています。
原発による、『計画的避難区域』の中に、友人一家がいます。
老親はここを離れたくないと申します。子もそれを尊重せざるを得ません。
しかし、放射能は人々の気持ちと裏腹に、刻々忍び寄りつつあります。
聞くに忍びず、見るに堪えません。
それぞれ覚悟を決めた身の振り方に見えます。
僕としては、こんなところで覚悟を決めてほしくはないのですが、いかんともしようがありません。
古人の知恵は、飢えた時に姥捨て山を築きました。楢山節考の世界です。
おそらくそれが最善だったのでしょう。
姥捨ては悪行ではないと思います。
やむにやまれぬ行為だったのかもしれません。
しかし、今はそのような時代ではありません。
何より大事なのは、若い命であり、未来を守ることです。
それが生きとし生けるもののすべての責務だと思います。
どうか、親たちは子供たちの足手まといにならないよう心掛けてほしいと思います。
お互いに大事と思いあうならば、若い人たちの希望と将来を生かすほうに決断してください。
その危険な場所から離れないと、姥捨て山状態になってしまいます。
今日は、ある友人の生き様を目の当たりにしながら、考えさせられてしまいました。
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別の友人へのメールの抜粋
2011年4月28日
一昨日からようやく原子力安全委員会が累積放射線量のマップを公表し始めました。
レベル7というチェルノブイリと同等の評価となった今回の事故ですが、日本人は暢気なものだと思います。政府も地元もマスコミも、チェルノブイリの時の教訓があるにもかかわらず、本来すべき100分の1の行動も取っていないと思います。
結果は20年くらいしないと出てこないかもしれませんが、国家はそれをいいことに『直ちには健康に…』などとすましています。
原発で働くのがほとんど初めての私でも、逆によくわかります。
ただちに影響がないという範囲を、このたび原発労働者に対しては無制限にしてしまいました。実際は500ミリでただちに嘔吐等の症状を発し、そのまま死に至ります。症状が出たときは、すでに手遅れです。
放射線被ばくの初期の段階は、確率的がん発生率の増加です。
このたび棺総理は『原発作業員の許容年間受射量50ミリシーペルト』
を無制限にしました。
それに合わせて、一般人の許容被ばく制限量も無茶苦茶に引き上げようといています。
地方行政も、虎の威を借る狐のごとく、福島さんの牛乳やホウレンソウを子供たちに積極的に食べさせようとしている例があると聞きます。
無茶苦茶です。これでは福島県人の「殺処分」です
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私は、『ハルマゲドンが近づいているから、一人ひとりの信念に基づいて速やかに行動してほしい』と思っています。
私の母の実家は、このたび計画的避難地域に指定されました。でも『強制された外』に出ればいいとのみ考えています。僕は『できるだけ遠くに』と思っています。少なくともわが故郷川俣町や福島市は生活に適した土地ではないと思っています。
そういう意味では、東京も危ないです。 ただ、『東京の終わりは日本の終わり』と考える人々も多いでしょうから、そこから避難するかどうかは、今のところ個人に自由意志の問題なのかなと思います。
私の個人的見解では、福島第一、第二は再開不能でしょう。
その状態が少なくとも10年は続きます。
電気はガスや混合発電に頼る比率が高まるでしょう。
静岡の浜岡や新潟の柏崎の原発は、ことし次々に停止に追い込まれるでしょう。計画節電の実質が試されます。
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余計なことばかり言いました。
まもなく連休ですね。
私は5月初めの数日は戸隠の山奥で湯治生活に入ります。
ここでの友人に誘われてね。
そのあと、前報にも書きましたように、糸井川あたりで翡翠ハンターになってのんびり過ごそうかと思っています。
なにしろ9日もある連休です。
昨年は正月もゴールデンウィークもお盆休みもなかったので、のんびり過ごさせてもらおうかと思っています。
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