2011年4月29日金曜日

良かったな思うこと しかし・・・

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福島の生まれた割には、宮城県沖地震も、今回の地震も、ほかのいろいろの震災にも、直接当事者とか被害者にならずに済んだこと。

宮城県沖の時は岡山県にいましたし、今回は柏崎です。

2月28日に原発のことを少し書きましたが、それから11日目で恐ろしい現実のものとなったことに驚いています。

原発による、『計画的避難区域』の中に、友人一家がいます。

老親はここを離れたくないと申します。子もそれを尊重せざるを得ません。
しかし、放射能は人々の気持ちと裏腹に、刻々忍び寄りつつあります。
聞くに忍びず、見るに堪えません。
それぞれ覚悟を決めた身の振り方に見えます。 
僕としては、こんなところで覚悟を決めてほしくはないのですが、いかんともしようがありません。

古人の知恵は、飢えた時に姥捨て山を築きました。楢山節考の世界です。
おそらくそれが最善だったのでしょう。

姥捨ては悪行ではないと思います。
やむにやまれぬ行為だったのかもしれません。
しかし、今はそのような時代ではありません。

何より大事なのは、若い命であり、未来を守ることです。
それが生きとし生けるもののすべての責務だと思います。

どうか、親たちは子供たちの足手まといにならないよう心掛けてほしいと思います。
お互いに大事と思いあうならば、若い人たちの希望と将来を生かすほうに決断してください。
その危険な場所から離れないと、姥捨て山状態になってしまいます。

今日は、ある友人の生き様を目の当たりにしながら、考えさせられてしまいました。

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別の友人へのメールの抜粋
2011年4月28日


一昨日からようやく原子力安全委員会が累積放射線量のマップを公表し始めました。
レベル7というチェルノブイリと同等の評価となった今回の事故ですが、日本人は暢気なものだと思います。政府も地元もマスコミも、チェルノブイリの時の教訓があるにもかかわらず、本来すべき100分の1の行動も取っていないと思います。

結果は20年くらいしないと出てこないかもしれませんが、国家はそれをいいことに『直ちには健康に…』などとすましています。
原発で働くのがほとんど初めての私でも、逆によくわかります。

ただちに影響がないという範囲を、このたび原発労働者に対しては無制限にしてしまいました。実際は500ミリでただちに嘔吐等の症状を発し、そのまま死に至ります。症状が出たときは、すでに手遅れです。

放射線被ばくの初期の段階は、確率的がん発生率の増加です。
このたび棺総理は『原発作業員の許容年間受射量50ミリシーペルト』
を無制限にしました。

それに合わせて、一般人の許容被ばく制限量も無茶苦茶に引き上げようといています。
地方行政も、虎の威を借る狐のごとく、福島さんの牛乳やホウレンソウを子供たちに積極的に食べさせようとしている例があると聞きます。

無茶苦茶です。これでは福島県人の「殺処分」です
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私は、『ハルマゲドンが近づいているから、一人ひとりの信念に基づいて速やかに行動してほしい』と思っています。

私の母の実家は、このたび計画的避難地域に指定されました。でも『強制された外』に出ればいいとのみ考えています。僕は『できるだけ遠くに』と思っています。少なくともわが故郷川俣町や福島市は生活に適した土地ではないと思っています。

そういう意味では、東京も危ないです。 ただ、『東京の終わりは日本の終わり』と考える人々も多いでしょうから、そこから避難するかどうかは、今のところ個人に自由意志の問題なのかなと思います。

私の個人的見解では、福島第一、第二は再開不能でしょう。
その状態が少なくとも10年は続きます。
電気はガスや混合発電に頼る比率が高まるでしょう。
静岡の浜岡や新潟の柏崎の原発は、ことし次々に停止に追い込まれるでしょう。計画節電の実質が試されます。

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余計なことばかり言いました。
まもなく連休ですね。

私は5月初めの数日は戸隠の山奥で湯治生活に入ります。
ここでの友人に誘われてね。

そのあと、前報にも書きましたように、糸井川あたりで翡翠ハンターになってのんびり過ごそうかと思っています。
なにしろ9日もある連休です。
昨年は正月もゴールデンウィークもお盆休みもなかったので、のんびり過ごさせてもらおうかと思っています。

2011年4月24日日曜日

上越市

大国主命、奴奈川姫ご夫妻及びその建御名方命を祭った居多神社に行ってきた。


神社前に、五智歴史の里会館という市の施設があって、そこの指定管理者として常駐している稲井氏にいろんな話を聞かせてもらった。

彼は翡翠オタクでもあった。 僕も鉱物は好物なので、ついつい長話をしてしまった。

帰ってから、この関連を調べているうちに、いつしか話が脱線して、なぜか「橿原市雲梯町河股神社」にぶつかってしまった。 

今井町のある橿原市。なんだ、ここに川俣の故郷があったのか。!!!

今度、必ず行くぞ。

2011年4月23日土曜日

柏崎で神社参り

柏崎大神宮
来てみて驚いた。何となくおかしなお社だと思ったが、柏崎の神社は先の中越沖地震でものすごい被害を受け、建屋ごとつぶされたところも多いと聞く。

半田神社
玉田神官がいる。旧姓阿部で東北の系統らしい。
話し好きで、お茶を振舞ってくれた。


鵜川神社
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御嶽山神社
御嶽山信仰はここでも盛んと見え、市中一の様子だ。
神主が、売店の神子たちにガンガン怒鳴っていた。

柏崎神社
古い狛犬は傾いたまま。あたらしいものがむなしく見える。

二田物部神社
このあたりの神社はどこも雪囲いがしてあって、少し変な気持。
田中角栄さんのの家に近い。
しかし、何件かハシゴをした末、少し安心の気持になったのはなぜ?

Time To Say Goodby

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Katherine Jenkins
http://www.youtube.com/watch?v=BR7EaHbPe54&feature=related
Sarah Brightmam With Andrea Bocelli
http://www.youtube.com/watch?v=Lp7rZEKClk4&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=vl6h7UWo1_Q&feature=related


Music Of The Night

http://www.youtube.com/watch?v=5AaA2QR8tD8&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=S88rkpPu8_g&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=n5dhyiqhR7Y&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=cTDdbuhqELM&feature=related



PHANTOM OF THE OPERA
http://www.youtube.com/watch?v=oZDcSrODALQ&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=ygKUSvtqZyk
http://www.youtube.com/watch?v=2PISC7Ni9rI&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=dSDyQCKE-58&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=L_s4RLbfMdI&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=TTrszh77KT0&feature=related


Nella Fantasia
http://www.youtube.com/watch?v=sDVtH69Ez-o&feature=fvwrel
http://www.youtube.com/watch?v=veN1uoUZ_0g&feature=related


Cavatina
http://www.youtube.com/watch?v=ymftWFgFvw4
http://www.youtube.com/watch?v=Vv0E94GP6kE&playnext=1&list=PLF030CD433E662C1E
http://www.youtube.com/watch?v=M_8d0DJpbBI&playnext=1&list=PLF030CD433E662C1E

Fleurs Du Mal
http://www.youtube.com/watch?v=l5pIC2MIelQ&feature=list_related&playnext=1&list=MLGxdCwVVULXef0Olml4hn-7bQt7fhLRz8

http://www.youtube.com/watch?v=HXDbxVmr0ao&feature=fvwrel

2011年4月19日火曜日

植草一秀の『知られざる真実』から

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http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-95ed.html 
今日は植草一秀のブログから転載する。


原子力事故を踏まえて、まず、経産省から電力会社への天下りを全廃すべきだ。また、多数の原子力関連独立行政法人・公益法人を一掃すべきだ。こうした政府支出の無駄が巨大な山脈として手付かずで残されている。ここに手を入れずに国民負担増大など言語道断である。
 
 また、景気が急激に悪化する局面での増税は経済の自殺行為である。
 
 菅政権の経済政策が完全に財務省に仕切られているから、このような案しか表出しないのだ。

原子力事故を踏まえて、まず、経産省から電力会社への天下りを全廃すべきだ。また、多数の原子力関連独立行政法人・公益法人を一掃すべきだ。こうした政府支出の無駄が巨大な山脈として手付かずで残されている。ここに手を入れずに国民負担増大など言語道断である。
 
 また、景気が急激に悪化する局面での増税は経済の自殺行為である。
 
 菅政権の経済政策が完全に財務省に仕切られているから、このような案しか表出しないのだ。
 

東京電力は東北から出てゆけ------電力は地産地消で

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今までどうして東北福島、青森や新潟の地に東京電力の発電所が立地しているということに疑念を持たなかったのだろう。

他人の犠牲の上に成り立つ電力会社だったということが、いまさらながら思われます。
やっぱり電力は、地産地消でしょう。 

地元に利益どころか害悪しかもたらさない原発。
金の亡者と化した越後屋や大黒屋の代官様と一緒に笑う姿が目に浮かぶ。

それはともかく、浜岡原発2号機の廃炉決定は5年前であるが、いま、これより古い原発の全廃炉を実行すべき時ではないのか。30年である。
実際、当初の耐用年数は16年だったのだから、これでも2倍に水増しされているのだが・・・・・。
これで、日本の原発は半分になる。
逆にいえば、これほどのいかさまが通されてきた。通した自民党と官僚は全員切腹してもらいたい。

原発で働く人々はすべて知っている。
原子力が決して安全ではなく、高級官僚と自民党政治家のみを利してきたことを。
それだけではない。自分たちが犠牲になっていることを。でもその声は誰にも伝わらない。

東京電力に出て行ってもらうだけではだめだ。
全国の電力会社は、原発を休止会社にらするための特殊会社になれ。 電力供給は原発をやらない別の会社に移管すべきであろう。

寒直人は、東電の人心一新とともに退陣すべきだ。原発事故発生以来、政府は完全に東電に牛耳られてきた。政治主導ではなく、東電主導の政治が長々と進められてきた。歴史が判定を下すのは、1民間企業に牛耳られた最悪の政権寒直人ということだろう。

これは民主党の問題ではない。自民党であってもまったく同じだったと思われる。
むしろ、自民公明のほうがアクドク性が高いといえる。
要は、代官様と越後屋の関係が続いてきたことの弊害ということだ。
現代の(渡部)黄門さまも、献金まみれだから全く当てにはならない。

とにかく、電力は地産地消でいきましょうよ。

2011年4月17日日曜日

中部大学の武田邦彦先生のブログ

中部大学の武田邦彦先生のブログ
http://takedanet.com/

昨日の引用と合わせて、ブリーフィングしてみた。
詳しくは、直接上記のブログを見ること。
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原発事故と学問の自由
http://takedanet.com/2011/04/post_eeab.html


憲法が定める「学問の自由」が公的に犯され、「憲法違反した学者(日本気象学会長)が逮捕されない」という事実が発生した

3月末、日本気象学会の学会長が、学会員に対して「研究結果を自由に発表してはいけない」と呼びかけた.
福島原発からの放射性物質がどの方向に飛ぶかを学問的に研究し、その成果を発表すると「人心を惑わす」ので、気象学会は「政府が一元的に発表するデータ以外の発表は好ましくない」とした。

一方、政府は巨費をかけて作った「重大事故時の放射性物質の飛散予測システム」である、SPEEDIを持っているが、結果は一度、発表しただけで、まったく公表されない。

気象庁は、政府に命令されて渋々、IAEAに報告していた福島原発からの気流の動きについて、そのホームページに掲載したが、そこに注釈がついている。
こともあろうに、気象庁は次のように言う.
1) このデータはIAEAに出すものであって、日本国民に知らせるものではない、
2) このデータは「予測にもとづいて計算したものであり、実際の観測地が入っていないから(予報だから)、本来は発表するべきものではない、
3) 放射性物質の拡散はSPEEDI の役割であり、そっちに聞いてくれ。
「気流の動き」という意味では気象庁は、花粉予想とか噴煙予想をする。また「未来の予想」では、天気予報、台風進路予報、それに100年後の温暖化予報もする。
それなのに、予報だからという理由で「放射性物質飛散予報」をしない。

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なぜ「東通原発」は非常電源が入ったか?
http://takedanet.com/2011/04/post_255b.html

「原発は地震で壊れる」
4月7日深夜、東北地方は再び最大震度6を記録する余震に見舞われた。
この余震で青森の東通原発と六ヶ所村の再処理施設の電源が切れ、ディーゼル発電の非常用電源を使った。震度は5と推定される。
ディーゼル発電機が動くということは「耐震設計を越えた地震に見舞われた」ということだ。
また、停止中の女川原発も震度6で通常電源がとまり、予備電源に切り替わった。ここも「耐震設計を越えた地震」ということになる。

原理は簡単だ.
1) 耐震設計自体が低い(柏崎、福島は震度5、今回の地震の結果から見ると、女川は震度5、東通は震度4で設計したと考えられる)
2) 原子炉だけを守るようになっていて「原子力発電所」や「付近住民」を守ろうとはしていない。

・・・・・・実績・・・・・・
柏崎刈葉  震度6で「放射線漏れ」と「変電所火災」
福島    震度6で電源喪失、水素爆発
女川    震度5で通常電源喪失
東通    震度5で通常、予備電源ともに喪失
・・・・・・それでも全国の原発は大丈夫??・・・・・・
100%の確率で損傷、倒壊している。だから、電力会社が自主的に他の原発を止めて欲しい.

福島原発にもトリックがある。
福島原発が「地震で倒れない」と言った政府、福島県の発言がウソではないことを印象つけるために「津波の損傷」と言ってきた。
しかし、作業員は「地震直後に上からザーッと水が降ってきた」という証言や、1号炉の圧力容器の亀裂などを見ると、震度6の最初のアタックでかなり損傷していたと考えられる.
また、たとえ津波であっても、日本には38メートルの津波を経験しているのだから、10数メートルの津波が「想定外」というなら「地震や津波で壊れる怖れがある」ということだろう。
・・・・・・・・・

問題なのは「原子炉だけを守る」という思想だから、柏崎で変電所(場内)が燃えても「関係ありません」と言い、今度も「停電だから仕方ありません」と言うだろう.
でも、ディーゼル発電機が故障したら、東通原発は、冷却系を失い、福島原発と同じようになるのだ。

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原発 小さな疑問  屋内10分の1
http://takedanet.com/2011/04/post_26ce.html

確かに、密閉した家屋にいると(国のデータでは)屋外の10分の1から4分の1の範囲になることが知られています。
しかし、現実に普通の生活をしているときの屋外と屋内の放射線量を測定してみますとほとんど変わりません。特に今回、中部大学の卒業生が2度にわたって、いわき市の屋外と屋内の放射線量を測定してくれましたけれど2度とも(屋外=屋内)でした。
おそらくその原因は、窓を開けるとか、玄関から出入りをするなどがあるので、普通の家庭ではかなり「換気」が行き届いてしまうからと思います.なにしろ放射性物質は目に見えないほどの小さな粒ですから。

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原子力基本法
第1条(目的)
「この法律は、原子力の研究、開発及び利用を推進することによつて、将来におけるエネルギー資源を確保し、学術の進歩と産業の振興とを図り、もつて人類社会の福祉と国民生活の水準向上とに寄与することを目的とする」

「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律施行令」、「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律施行規則」、「放射線を放出する同位元素の数量等を定める件」

規則第19条があり、線量限度として「1年間に1ミリシーベルト」とあります。これが「公衆が安全な線量」とされています.

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「労働安全衛生法」「労働安全衛生法施行令」「電力放射線障害防止規則」
(平成23年4月5日 午前9時 執筆)
http://takedanet.com/2011/04/post_f1fe.html

「管理区域」
1時間あたりの放射線量で言えば、0.6マイクロシーベルトになります。
法律で管理区域が0.6マイクロシーベルと以上となっているときに、その30倍もの放射線量が、普通のところ=福島市全体、におよんだのです。
私は、福島市長が直ちに福島市を管理区域にして市民を守ると思っていましたが、事態はは全く逆になり、またびっくりしました。

また、表面汚染ですが、ここで言っている別表第3には、「アルファ線を出すもの:1平方センチメートルあたり4ベクレル.アルファ線を出さないもの40ベクレル」とされています。
3月31日、IAEAが飯舘村の土壌表面で1平方メートルあたり200万ベクレルを観測しましたが、1平方メートルは1万平方センチメートルですから、別表第3の単位では200ベクレルになり、これも管理区域の指定が必要です.

管理区域の設定が終わると、
1) 仕事の男性   年間20ミリ(1時間2.3マイクロ)
2) 仕事の女性   3ヶ月5ミリ(1時間2.3マイクロ)
3) 妊婦(内部)  妊娠中1ミリ(1時間0.2マイクロ)
です。労働者を対象としているので、一般公衆を明記していないが、一般公衆には妊婦もいるので、おおよそ1年1ミリシーベルトに合わせてあります.
・・・・・・・・・
福島原発の最初のころ、1ミリシーベルトを「単なる目標値」と発言した専門家は深く反省してください。

本来、国民を守るためにあるお役人や専門家は、もしかすると「放射線の害を少なく見せたい」という欲求から、網の目をくぐるような言い方をしてくる可能性があります

また、国民を守る最後の砦である、原子力安全委員会も、地方自治体も、20ミリになって「仕事は楽になる。国民は被曝が増える」という二つのことのうち、「仕事が楽になるなら歓迎だ」という態度にでると予想されますので、注意を要します.
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原発   福島は足し算、大阪はそのまま
http://takedanet.com/2011/04/post_d6e6.html
(平成23年4月5日 午前9時 執筆)

簡単に言うと、
1) 原則として、汚染は「足し算」
2) 福島など汚染地域は「足し算」
3) 大阪のように汚染していない地域は足し算をしなくて良い、
ということです。

「原則として足し算」とは、
1) 福島原発からでる「危険な放射性物質」はヨウ素だけではない.ということです。最低でも、ヨウ素(半減期8日)、セシウム(同30年)、ストロンチウム(同30年)はありますし、そのほか、皆さんが心配しているプルトニウム(長い半減期)があります。それを足さなければなりません.
2) 自分の体に入るルートは、1.空気から、2.吸い込んだり着いたり、3.水、4.野菜、魚など の4つのルートがあります。

福島の人:全部だから4倍にする、
大阪の人:今のところ2から4がないので、そのまま

テレビでは簡単に言うと「ウソ」を言っています.だから混乱します.たとえば、昨日、東電が海に汚染水を放出したときに、「たいした事はない.魚を食べ続けてもヨウ素は0.6ミリシーベルトにしかならないので、一般人の限度1ミリシーベルトより小さい」と言いました。

真っ赤なウソです。そんな言葉を使いたくないのですが、私はビックリ、がっかりしました。
次の足し算がないのです。(福島県の人)
空間からのヨウ素の被曝    ?ミリシーベルト
空間からのセシウム被曝    ?
空間からのストロンチウム   ?
体の中のヨウ素の被曝     ?
体の中のセシウム被曝     ?
体の中のストロンチウム    ?
水からのヨウ素        ?
水からのセシウム       ?
水からのストロンチウム    ?
野菜魚からのヨウ素     0.6ミリシーベルト
野菜魚からのセシウム     ?
野菜魚からのストロンチウム  ?
(合計)      {0.6+(?×11)}ミリシーベルト
ということです。

つまり、東電の専門家はもちろん、この最低でも(プルトニウムなどを考えなくても)12ヶを足さなくてはいけないのに、意図的に0.6だけを言っているのです
「この期に及んで何をやっているのか!」
としかり飛ばしたい気持ちです

でも、このブログでは、上の全部を計算するのは普通の場合はできないので、福島、茨城にお住みの場合は、空間の放射線量に4をかける。東京、千葉、宮城、会津若松などの場合は、2をかける。それ以外のところは、当面、そのままという計算式を出しています
.
それなら計算ができると思いますが、テレビには注意。
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原発 小さな疑問 その1 自然放射線
http://takedanet.com/2011/04/post_fdf2.html

「自然放射線」

自然放射線についての多くの人の疑問は、
1) 自然放射線は1年間に2.4ミリシーベルトと官房長官が言ったのに、なぜ1年間に1ミリシーベルトが問題になるのか、
2) 東京等の測定値を見ると比較的低いのに、自然放射線だけで1時間あたりで0.3ミリシーベルトもあるので、福島原発からあまり放射線が来ていないのではないか?
という疑問である。
・・・・・・・・・
政府(官房長官)は4つ、普通の人なら錯覚するような表現をした。だから真面目な人は計算が合わないし、わかりにくい。
1) 2.4ミリシーベルトというのは、世界の平均で、日本は1.4ミリシーベルトである。 日本の他の放射線量と比較する時には、1.4ミリシーベルトを使わなければならない、
2) おまけに、1.4ミリシーベルトの3分の2は「内部被曝」である、
3) それなのに、普通に発表されている数値は「外部被曝」(推定)である。
4) 関東は関東ローム層があって外部放射線が低く、関西は花崗岩が多いので、若干高めである。

このブログでは「発表値×4」で自分が被曝する量を計算しておくのが良いのではないかと考えている(私の4には、水の放射線が少なくなれば、その代わりに魚が入ってきたりするので、当面は4が良いと判断している).
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なお、完璧にマスクをして、水もペットボトル、食材も完璧に注意したという人は(×4)が要りません。またマスクはしなかったけれど、水と食事は注意したという人は(×2)です。
・・・・・・・・・
また、幼稚園や学校の先生は児童生徒の被曝量を計算して、登校させて良いかを決めてください。なお、屋外で運動をさせるとさらに(×2)をしてください。
学校の先生で、「100人の児童生徒さんで1人ぐらいガンがでても良い(京都大学、長崎大学の教授の基準)」とご判断される先生は、政府の方針に従って1年100ミリシーベルトを限界としてください。
学校の先生で、「少し厳しいけれど、なにしろ放射線だから法律に従って1年1ミリシーベルトにしてあげたい」と思う方は、1ミリシーベルトを越える可能性があれば登校は自粛してください。
どちらをご選択したかを保護者の方に通知した方が良いでしょう.そうすると保護者は子供を学校に行かせるかどうかが決まります. 児童生徒の健康と運命は先生だけで決めることはできません.
また、給食にだす食材は「地産地消」などと「危機がないときの方針」を捨てて、児童生徒の被曝をできるだけ避けるように産地を選んでください。たとえば野菜が「規制値に達していない」と言っても、このような時には児童生徒はいろいろなものから被曝しますので、できるだけ避けてあげたいものです。

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政府は、原発の近傍の海で規制値の3355倍でも「健康に影響がない」と言っています. その海で児童生徒を海水浴はさせないと思います
.
ご自分でご判断しないでください。あくまでも「基準以上は危険。基準以上で児童生徒の登校をさせない」と決意してください。

「危険を承知で知らない顔をする」ことこそ「風評」であり、事実を直視することは「風評」ではありません。事実を見るには勇気が要りますが、将来の子供のために先生方が勇気をもって事実を見て、具体的な行動をとっていただく事を切望します

(平成23年4月2日 午後9時 執筆)武田邦彦
http://takedanet.com/2011/04/post_2f0b.html
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生活と原子力02   1ミリ、100ミリ、「直ちに」の差は?
http://takedanet.com/2011/04/1100_863e.html

最近ではメディアも含めてオール与党のようになったので、今回の件でも政府の発表等を鋭く追及する力が弱かったようにも思います。
特にわたくしは、発電所周辺の海で基準値の3355倍の放射性ヨウ素が見つかった時に、保安院は「直ちに健康に影響はない」と記者会見で言っていました。政府は明らかに不適切なことでも言うこともあります。
それに対して、もし、わたくしがそこにたら、
1) それならば何万倍になれば危険になるのですか?
2) 健康に影響がないということは原発の近くの海で子供を海水浴させてもいいのですか?
という質問をしたと思います。これを考えても政府発表に対しての記者の方の追及の力が弱いように思います。わたくしはそれこそがメディアや学者の役割と考えています。

http://takedanet.com/2011/03/42_20e0.html
どこで何があったか知りませんが、メディアも「健康に影響がありません」という人だけを出すのではなく、「規制値の3000倍ですから危険です」という人も登場させて欲しかったと思います. メディアは何のためにあるのでしょうか?

・・・・・・・・・類似の話・・・・・・
福島原発が事故を起こした後、テレビでは東大教授が「このぐらいの放射線なら安全だ」と繰り返していました。
当時の福島市と東京では放射線の強さは、約200倍でした。
ところが、事故直後、東大の中では文書が回り、「換気を止めること、ドラフト(化学実験などで使う空気が漏れない装置で、これを使うと外気が研究室に入る)」を停止するよう命令があったことを昨日、確認しました。
テレビでは「レントゲンが600マイクロシーベルトだから、福島市の20マイクロシーベルト(毎時)は30分の1だから心配ない」と発言した、当の東大教授が、その200分の1のところで生活をしている自分の大学では「換気扇を止めろ」と指示したのです.

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原発 緊急情報(44) 4月1日から3日の汚染(海を中心に)
http://takedanet.com/2011/04/post_643a.html
4月1日12時から6時間毎、福島原発からの汚染物質の流れをドイツの情報から掲載

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IAEAから聞きたくなかった
http://takedanet.com/2011/03/post_19ec-1.html

IAEA(国際原子力機関、本部はスイスのジュネーブ)が土壌汚染について測定したところ、福島県で「IAEAが勧告している避難しなければならない地点」が見つかったことを日本政府に通告したというニュースが流れた。

聞きたくないニュースだった。

日本には政府がある。IAEAが土壌汚染を測る前に日本政府か自治体、もしくは原子力機構や、東電が測って、日本国民に知らせ、あるいは待避させて欲しかった.
日本人の命と健康を守るのは、第一に日本人だ。

・・・・・・・・・
3月31日、テレビ局が独自に入手したとされる3月24日から3月28日に撮影されたという福島原発の内部映像が公開された。地震で破壊されたと見られる配管がプッツリ切れていた。

31日は多すぎるけれど、それでもテレビ局が公開してくれたのは良かったが、福島原発の状態を知りたいというのは国民の願いだ。それなのに、東電や保安院など映像を撮影したり、見たりすることができる人たちは、この映像を隠していたのだろう.

これほどの非常時になっても、まだ福島原発は「東電のもの」であり、内部映像は「秘密」であるという感覚は奇妙だ。

一刻も早く、国は東電と1年契約で、福島原発とそこの従業員、技術者の国への移管を契約し、企業秘密とは関係なく、情報を公開するのが適当である.

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また2度と「想定外」とか「地震に津波があるとはしらなかった」 等と言って欲しくない。今の日本は、「電力会社やお役所の失敗を、庶民の被曝という形で贖う」という奇妙な国なのだ。
名古屋は検討を開始する.浜岡、敦賀の発電所が破壊しても名古屋市民を守るため、水道の取水口、市民の避難、全てを準備する計画をスタートする。できれば緊急時の計画ができるまで原発は止めて欲しいものだ

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「プルトニウムはヨウ素の200倍。ヨウ素は200ベクレル
ちなみに、ヨウ素、セシウムなどは、
「ベクレルを100分の1にして2をかける」
とマイクロシーベルトになる。ヨウ素では、300ベクレルというのをシーベルトに直す場合には、100でわるから3になり、それを2倍するから6マイクロシーベルトになる。

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汚染・6日に日本全土に拡がる怖れ
http://takedanet.com/2011/04/47_afa2.html
(平成23年4月4日 午前8時 執筆)

2011年4月16日土曜日

福島問題について武田邦彦先生の最近のブログから

今日はかなり長くなる。
最後のところに僕の気持を書いたが、わかってもらえるだろうか。
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福島問題について武田邦彦先生の最近のブログから

現在の状況に関して、その評論は圧倒的な支持を受けている。
まず最近のブログを見ていこう。
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武田邦彦先生
(平成23年4月16日 午後10時 執筆)
http://takedanet.com/2011/04/post_651c.html

原発から福島市までの帯状の地域、原発から茨城北端までの帯状の地域は待避する方が良い(子供は絶対に待避.郡山などでは、水、マスク、洋服を拭く、運動は止めるなど最大限の注意)、東京、仙台などは注意して生活し(水、雨に濡れる、食材)、青森、岩手、秋田、新潟、長野、山梨、静岡とその外側は普通通りの生活で大丈夫。

福島原発は連休明けに一段落して、その後、秋まで「原発の作業」が続く。しかし、庶民にはあまり影響はなくなる.秋になると本格的な「終焉作業」が始まる.

原発は10年ぐらい経ったら解体が始まる。チェルノブイリは26年経ってもそのままだが、福島原発は解体が早いと考えられる.

あまり「常識」や「大丈夫だよ.これぐらい」と考えずに、一生に一度しか起こらないので、後、数週間だけ頑張ってください。特に未来のある子供に注意。

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武田邦彦先生
http://takedanet.com/2011/04/1_d08f.html
(平成23年4月16日 午前9時 執筆)

日本には、原発の「安全」を守るために「原子力安全委員会」という組織があります。
その安全委員会が数年前(平成18年の9月ですが)に、いかめしい書類「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」というのを出しています。
簡単に言うと「原発は地震でどうなるのか、どうしたら良いのか」を解説しているのです.
そこに、驚くべきことが書かれています.

1) 大きい地震が起こったら「想定外」として良い。
2) 想定外の地震が起こると「大量の放射性物質」が放散される。
3) 公衆に対して放射線被ばくが起こる。
4) 地震で極めてまれに津波が発生する.

私の目の前にある書類には、「原子炉は守るけれど、原発全体は守らないし、付近住民など視野に入っていない」という内容だったのです。

原発が「震度4」で全部の電源を失うということは到底、日本人の常識に反するのですが、「原子炉だけは守るけれど、後は知らない」という内容だったのです.

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武田邦彦先生
http://takedanet.com/2011/04/post_173f.html
(平成23年4月15日 午後2時 いそいで執筆)

福島県人の「差別」が進んでいます。福島県人が避難してくるのをいやがったり、酷い例では福島県人の診療を拒否する病院すらあります。
言うまでもありませんが、福島県の人は他の都道府県の日本人とまったく同じで、クリーンです.
でも、これほどバカらしいことが「科学技術立国」の日本で起こるのは、それを仕掛けている人がいるからです.

1) 日本政府が「福島県人から放射線がでている」と言ったから
2) 日本政府が放射線と放射性物質の区別をごまかしたから
日本政府も福島県も「原発からの距離」を言っているので、他県の人は「距離が近い福島県の人は危ない」と思ってしまうのです. 「距離」ではなく「風向き」ですから、それも福島県自体がハッキリしないと誤解は解けないと思います.
3) 福島県知事や川崎市長が原因を作る
福島県知事は「福島産の野菜は安全だ」と言いましたが、「福島産の野菜」となると放射性物質が含まれているものがあることは間違いなく、正しくは「福島産の野菜で放射性物質を含んでいないものもあるので、区別して欲しい」というのは科学的です.
福島産の野菜がすべてOKということではないので、「放射性物質が含まれていない野菜だけを出荷します」と知事が言えば、科学的に合理的なので、他県の人は納得します。
また、川崎市長が「福島の瓦礫を川崎に受け入れる」と表明しました。「福島の瓦礫」でも「放射性物質がついているもの」と「いないもの」がありますので、これも不信感を増大させました。

哀しいことに「福島の一部は汚染されている」のは確かです.
それを福島県の人が認めることも、これから子供達も含めて差別が起こらないもっとも肝心なことと思います.
もし「政府や福島県の人が非科学的なことを言う」と、どうしても非科学的な差別が生まれるでしょう.

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武田邦彦先生
http://takedanet.com/2011/04/post_0a1f.html
(平成23年4月15日 午前11時 執筆)

信用できる人、できない人

原発について「日本政府」はまったく信用できません.
福島の教育委員会は「政府が安全と言っているから、児童生徒を被曝させても良い」などと言っていますが、困ったものです。


第一・・・・・・・・・
3月20日には判っていたのに、4月10日頃になって「福島原発の事故はレベル7」と発表したこと、
第二・・・・・・・・・
原発の傍の海から規制値の3355倍の放射性ヨウ素が検出されたのに「健康に影響が無い」と言ったこと、
の2つです。

福島原発のことについて、政府、原子力安全委員会、保安院の言ったことはすべて信用できません.もっとも良いのはテレビなどでの彼らの会見を聞かないことです。

仮に政府が国民のことを考えていれば、3月20日に「レベル7」を宣言したでしょう.そうしたら、多くの人がより早く遠くに移動して被曝を避けられたかも知れません。
しかし、現実的には日本政府は20日も隠していました。その理由として官房長官は「(日本人が被曝することより、)パニックが怖かった」という趣旨の事を会見で言っていました。
もし、自分の子供が原発の近くにいて、自分の手元に「大量の放射線がでた」という報告が来たら、奥さんに電話するでしょう。つまり、日本政府は日本人を守ろうとはしていないのです。

原発の近くの海から基準値の3355倍の放射性ヨウ素が検出されたとき、保安院は記者会見で「健康に影響がない」と言いました。
このような「真っ赤なウソ」が白昼堂々とテレビで放映され、ニュースで流れるという現状を「信用しろ」と言っても無理です.

保安院の審議官は、日本国民を人間と思っていないのです。ただ、自らの保身のために「自分の言ったこと(3355倍は安全だ)を信じて、赤ちゃんを海水浴させて死んでも良いです」と言っているのです.
保安院が解散されないのが実に不思議ですし、あのときの会見は「表現の自由」に基づくものではなく、「国家権力を使った騙し」ですから、検察は直ちに逮捕しなければならないでしょう。
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以上は、ブログからの引用ですが、

(政府の小さなウソの一例・・政府の発表を信じていると、奇妙なことになって困っている人が多いから)
1) 自然放射線は年間1.4ミリシーベルトなのに、2.4ミリシーベルトと言った(多く見せるウソ)。
2) 東京―ニューヨーク間の航空機の被曝は普通は100マイクロシーベルトなのに、特殊例で200マイクロシーベルトと言った(多く見せるウソ)。
3) 100ミリシーベルトは職業人の被曝限界(5年間)なのに、一般人(赤ちゃんを含め)に「健康に影響がない」と言った(法律違反).

この3点に関しては、東京電力のパンフレット『こちら放射線研究所』には、政府発表の数字が書かれていました。(2010.8刊行)
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武田邦彦先生
http://takedanet.com/2011/04/post_074a.html
(平成23年4月14日 午前8時 執筆)

福島の人はまた別の考えがあるでしょうが、わたくしは、今の福島の人の考え方・・・放射線の被曝は健康に影響がない。そして我慢しよう・・・というよりも、むしろ積極的に放射性物質を除いてしまった方がいいと思います。福島の人、子供の被曝量は少ない方が良いからです。
また、今回の原発事故は、日本の国内ばかりでなく世界の国から日本の大地が汚れているという印象を植えつけました。
その点では、まず福島が日本の先頭に立って放射性物質を除いてクリーンになることです。学校の校庭も、校舎もどんどん「除洗」していけば、子供の被曝量も減り、田畑も再び使えるようになります。
菅首相は「福島の土地は数10年使えない」と言ったそうですが、そのように後ろ向きになることなく、前向きに放射性物質を直ちに取る作業を開始することを勧めます。
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武田邦彦先生
http://takedanet.com/2011/04/53_3dac.html
(平成23年4月13日 午前8時 執筆)

福島原発の事故レベルが7になり、多くの人がビックリされていますが、3月中旬に起こった最初の2回の水素爆発で、1時間1万テラベクレルの放射性物質がでていましたので、実は3月中旬の時期でレベルは7だったのです。
でも、その頃にはまだ政府は「健康に影響はない」などと言っていたので、レベル7にしませんでした。民主主義の世の中なのに、政府は情報操作をしたのです。
まったく、国民不在の事故対応で、その結果、浪江町をはじめとした近隣町村の人を中心として初期被曝をされたので、実に残念です.
また、国際的にも大きな不信感を買いました。
それに加えて、福島原発がこれまでのチェルノブイリと違うのは、「海に直接、放射性物質が放出された」ということす。これは日本の漁業への影響ばかりではなく、「海」は「世界につながっている」という点で、さらに難しいことになっています。

難しい事が起こりつつあります。
原子炉では、ウランから、ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、バリウム、プルトニウムなどができるのですが、最初には、飛びやすいヨウ素、セシウムがでます。
次に、ストロンチウム、プルトニウムなどやや飛びにくいものがでるのですが、今回は原発から直接、海に流れたので、海には「ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、それにプルトニウム」が流れたと考えられます.
ところが、最初の段階で放射性物質の測定間違いがあり、それを怒られたので、(むくれて?(理由不明ですが))今では、ヨウ素とセシウムしか報告されていません.
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これが「放射性物質の汚染」の実態です。
・・・・・・・・・・・
ということで、海には、「ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウム」がでます。
チェルノブイリのように、まずは空中とか土に落ちて、それが徐々に海に移動するというのではなく、福島原発では直接、海にでます。
今、魚からヨウ素とセシウムが検出されて、基準を超えていますが、もしかするとストロンチウムやプルトニウムも基準を超えているかも知れません。
さらに、福島の海岸は沖の黒潮と海岸の間に「南下する沿岸流」があり、少なくとも銚子までいきます。そこで働いてきた漁業の方には大変、申し訳ないのですが、事実は次のように進むでしょう.

1) 海には、ヨウ素とセシウムの他に、ストロンチウム、プルトニウムも含んだ汚染水が流れた。
2) ストロンチウム、プルトニウムはまだ測定されていない。
3) 測定しているヨウ素、セシウムは基準値を上回っていた。
4) ごく一部の海や魚しか測定されていない。
5) だから、福島沖から茨城沖、千葉沖でとれる魚を食べることはできない。
6) 特に、海底に沈むセシウム、ストロンチウム、プルトニウムは魚ばかりではなく、貝、海藻にも取り込まれる.
7) 海外で日本製の魚を拒否しているのは、測定していないからで、理屈にあっている。
8) 放射性物質で被曝しないためには、「測っていないものは食べない」ということが大切だ。
9) 千葉から南の湘南まで海が汚染されるのは1ヶ月ぐらいかかると思うが、測っていないので、判らない。
10) 福島から湘南までの海での釣り、サーフィンを含めて「測定されるまで」は気をつけた方が良いだろう。
11) 現在は小魚、そのうち中型、さらに4ヶ月後から大型の魚に放射性物質が取り込まれる(大型の魚の放射能が増えるのは6ヶ月後).
12) ヨウ素が初期、セシウムも早くて肉に蓄積するが、ストロンチウムやプルトニウムは骨にたまるので、小魚のように「骨ごと食べる」ものはやめておいた方がよい。
13) 北海道、四国沖、九州、日本海の魚はまだ大丈夫.

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ここまで読んだら、ウィキペディアで武田邦彦のプロフィールを見てみよう。

武田 邦彦 (たけだ くにひこ、1943年6月3日 - ) は東京都出身の工学者。専門は資源材料工学で、機能材料構造を研究テーマとしているが、一般的知名度を上げたのは、地球環境問題について定説と異なる独自の主張を展開したことによる。
武田は主張のコンセプトについて「科学者」「教育者」として「環境を科学から見る」[1]としているが、その主張は多くの批判を受けている。

地球温暖化問題
海面上昇に北極は関係しない
南極の氷は温暖化で増える
環境省は誤訳している
日本の環境省の環境白書は、20年にわたってIPCCの発表データを反対の方向に「誤訳」し、日本国民をミスリードしてきた[5][7]。
朝日新聞の記事が温暖化騒ぎの発端である
持続性社会を作るためは二酸化炭素を増やすべき
温暖化も日本にとって良いことばかりで悪いことなどほとんどなく気にしなくてよい[9]。現在は平安時代や縄文時代よりかなり寒い。生物が地上に繁栄する為に二酸化炭素を増やすべきだ[10]。
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wikiの筆者は批判的な記事を書いているが、、IPCCの報告を鵜呑みにしている点があやしい。
つまり、武田先生はIPCCに対する疑惑を表明しているのに対して、wikiの筆者はIPCCや環境省の主張をベースにしての反論なので機論になっていない。

僕は『地球温暖化陰謀説』論者です。 
石油、自然ガス有限説にも否定的です。
もちろん、リサイクルは石油や手間やお金をより多く使うものと思っています。
しかし、政府やマスコミが一体となって進めているらしい世論の造成があるらしく、これには多くの科学者や専門家たちも動員されているので、なかなか難しいです。
ちょうど、ガリレオの時代のガリレオみたいなものかと思っています。
四面すべて楚歌を歌っているのです。

僕は死ぬときに呟くのだろうか。『それでも真実は外にある』と。

2011年4月13日水曜日

電力が25%不足するからだと

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嘘の数字がどんどん出てくる。
我が国の電力は30%を原発に頼っている。
今回停止したのは東北地方の原発だけである。
東電でも、柏崎は動いている。
25%は大ウソだ。

むしろ、原発はすべてやめるから電力が30%不足しますよ、となぜ言えないのか。
理屈は通る。

この国難で、守るべきは国民であり、三菱三井、日立東芝などの企業利益ではない。
確かに企業は巨額献金や税金で政治家、官僚を太らせてきた。
しかし、周辺の国民がそれを支えてきたことが改めて明らかになったのではないか。

寒総理よ、一刻も早く退陣を 福一は石官化を急げ

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寒直人は事故発生後2度の福島入り、東電のりこみなどのパフォーマンスをした割には、無為無策と言っていい。後手後手の避難区域を決めたくらいのことしかやっていない。

まず、少なくとも福島原発は即時廃炉を決定し、国有化すべきだったろう。

民主党は、政権交代時、官邸主導を標榜してきたのに、今の事態は完全に官僚主導、民間任せになっていないか。

関連情報でも、我々が既に得ている事柄を何日も、ときには10日以上も遅れて出したりしている。
政府は全く機能していないと言っていい。

やっていることと言えば、すぐに財源がどうのという金の心配だけではないか。国家の緊急事態なのである。非常事態を宣言し、他の一般予算を取り崩して使うなどの措置が必要だろう。

2011年4月9日土曜日

天皇陛下をコントにした台湾は世界に謝ったが…

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我が国の天皇は新しい憲法のもと戦後「象徴天皇」となったが、戦前までの憲法でも、実質的にも最高権力者であり、最終判断を下す役割も戦前と何ら変わってはいない。

戦前は『神』として最高権力者であり、戦後は「象徴」として最高権力者であり続けている。
人間宣言などは関係ない。

かの2.26事件にしても、発端から終結まですべて昭和天皇が糸を引いていたことである。彼なしに日本という国は動かなかった。太平洋戦争も、無条件降伏もすべて天皇とその取り巻きが起こしたことであり、日本国民はその「一兵卒」にすぎなかった。すべては天皇家が起こしたことだったのだ。
国民庶民は何ら関係ないのに犠牲にされたのだ。

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今でも、宮内省や外務省など枢要な国の中枢は天皇家とその一族がすべて牛耳っている。

明治以降でも、政治行政の中枢は天皇家、公家貴族、維新の元勲一族で支配される構造で、戦後の憲法下でもそれは変わらない。

一時的に原敬や田中角栄等の庶民宰相も出現したが、みんなつぶされてしまった。
潰す時は命までもとる。

彼らはいともあっけらかんとそれをやる。9.11のときにアメリカの司法長官が狩猟に出た時「誤射」で三弾に撃たれる事件があったが、時の権力者は『故意』を「誤射」と言い逃れをした。それがまかり通った。
それ以来その司法長官は恐ろしくなって反抗しなくなった。
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外国でさえ、日本の天皇をばかにすると大目玉を食う。
日本天皇はそれほどに恐ろしい存在らしい。
日本の実体は、明治期と何ら変わっていないのだろう。

2011年4月8日金曜日

みんな分かっていたのに・・・・・・

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今回の震災前に稼働していた原発は55機である。
半分近くは定期点検などのためにと待ていたと思われるが、一等古いのは敦賀の1号機だ。運転開始は1970年3月だ。

いま問題になっている福島第一の1号基は1971年運転開始で、2010年9月にはプルサーマルが開始された。
建設当初10年程度で廃炉になる予定だったが、東電と政府の誤った考えから10年の寿命を20年、30年と伸ばし続け、途中重大災害があったにもかかわらず、40年近くも稼働させられて昨年9月にはあろうことかプルサーマルまで実施されるに及んだ。

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F1より後で運転開始となった浜岡原発は、1976年開始の1号機、1978年開始の2号機がともに2009年に廃炉決定となっているのに、動かし続けられていた。
浜岡2号機より古いものが何と15機もあるのだ。

しかも、BWRマーク1といわれる原子炉は欠陥原子炉としてよく知られていたものである。

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もう一つつけ加えなければならないことがある。
それは、危険は分散しなければならないということである。

原子力発電は一つ間違えただけでも大惨事になるのに、一か所にいくつもあれば、シナジー効果的に危険は無茶苦茶に増大するということだ。一つがコントロールできなくなれば、近所にあるすべてがコントロールできなくなるということだ。単に原子炉だけの問題でなく、使用済み燃料さえも悪魔の凶器と化すのである。

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僕は、20年以上経過した原子炉はすべて廃棄処分にすべきだと思う。
この基準でいけば、全部で59機ある原子炉のうち40機は該当することになる。

今回のことで分かったはずだが、日本の原発技術は未熟で、一朝事あればアメリカやフランスに頼らなければならないほど何もできないのだ。

一般火災なら、消防隊が延焼防止のために周辺施設を有無を言わせず壊すことができる。
原発ではなぜそれができないのか。
原発事故を想定した対策が全くとられていないからでしょう。
対策を立てられないまま放置されてきたのが原発なのだ。
今回の事故は起こるべくして起きた。ケセラセラの世界ですべてが進められてきたのである。
そんな無責任が戦後の日本でまかり通ってきたのだ。
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原発はもうやめようよ

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今朝(4/8)の朝日新聞1面に汚染地域の地図が掲載されていましたが、まったく同じ地図が3月下旬には多くの人々に知られていました。たとえば、ピラニアテレビのビデオ解説でも放送されています。私はこのことを知って、2週間前に川俣町の農家の友人に「川俣を一時捨てて他県で農業をやるべきだ」と伝え、彼はいち早く引っ越しています。
僕もしばらくは故郷に帰れないだろうと思っています。

どうして一般報道はこんなに遅いのでしょうか。ほかの新聞ではいまだに取り上げることもしていないのです。

昨日の地震では、女川や青森県東通村の原発がなんたらとなっております。

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何年か前、NHKスペシャルで「メガクエィク大地震」という特別番組がありました。本にもなっています。
この中で、東北大学の今村教授の研究結果が紹介されていました。それは

約千年前に、マグニチュード9クラスの巨大地震があり、その津波は海岸線より4キロメートル以上の地点まで破壊した。そして、これはおよそ千年おきに定期的に起こっている。

というものでした。まさに、今今の警鐘だったと思います。

また、別冊宝島の2007年「これから起こる原発事故」という本には、「日本の原発は阪神大震災(M7)クラスの地震に耐えられない」と大見出しで書かれています。

僕は、フクシマ問題が一応の安定を取り戻すまで少なくとも3年や5年はかかると思っています。
日本に一般火災の消防隊はいても、原発消防隊は存在しないのです。
宇宙戦艦ヤマトの地球防衛軍の役割を自衛隊に請け負ってもらい、日々あらゆる事態に対応する訓練を積んでおくべきだと本気で思います。

それから、柏崎は今3基稼働中ですが、うち7号機は8月から定期点検に入ります。
東京電力の原発による発電はまた少なくなります。
しかし、これからは各企業が自家用発電設備を整えて原発に頼らない会社づくりを進めていく必要があると思います。

こんなお話と、近頃の値ごろ感から、太陽光発電関連でごちゃごちゃ渋っていた銘柄を一つ仕込みました。どうなるか証券会社の情報もないのですが・・・・どうなることやら。「計画停電」関連で伸びてくれればいいのですが・・・・・。

いまは、原発推進をすすめた天皇家と田中角栄を除く歴代自民党政権に怒りを感じるのみです。田中角栄は失脚後に原発悪徳推進者である池田隼人、佐藤栄作、正力松太郎、中曽根康弘らの手で、僕が今いる柏崎に巨大原子力コンビナートを作られ、故郷ごと吹き飛ばされようとしています。

危険は分散管理するのが鉄則です。日本ではその逆を行っています。フクシマの例のように、一つダメになれば全部ダメになります。とんでもないことです。危険は限りなく広がるのです。

昨日の地震で、女川、東通、六ヶ所で3系統のうち2系統の安全回路が切れてしまいました。
国レベルで大きな決断が必要な事態になっていると思います。

2011年4月7日木曜日

福一はすでに死んでいた

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今回の事故があった原発は、当初10年程度の耐用年数だったはずなのに、廃炉費用が明らかになるにつれてずるずると40年近くも運転され続けて来た。

少なくとも、浜岡1.2号機が廃炉決定した時点で、老朽機は消え去るべきだった。
東電の貧乏根性がこの大惨事につながったと言っていいだろう。
そして、それを助言した自民党の政治家たちも。

一般火力でさえ、大体30年で廃棄されているのである。
ましてやさらに高温高圧かつ危険物室をまき散らす可能性のある原発においておや。

サラ・ブライトマン

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オペラ座の怪人や織田祐二のアマルフィで大ヒットとなったが、僕はたまたま一人で劇団四季の舞台を見たり、映画も見た。
それ以来、サラ・ブライトマンの虜になってしまった。

こんな歌手は二人といない。
美人である。最近豚のように太ってきたが、女房殿ではないからとりあえずいいだろう。
とにかくその歌声は素晴らしい。

前記の二つしか知らないが、本物の「歌唱」を聞きたくなったら、迷わずユーチューブで聴視する。
そのたびに感動する。特にオペラ座の怪人は上出来だと思う。

原発事故を、当事者の東京電力がやるというのもいかがなものか。

火事があれば消防士が出てきて周りの家も含めて有無を言わさず水をかけたり壊したりする。
なんで原発事故は東電が関与し処理するのか。
犯罪者の裁判を犯罪者に任せるようなものではないのか。

私はこう思う。
我々は自衛隊というものを持っている。
これは『軍隊』ではない。

だから、自衛隊の機能を自然災害や、原子力災害に特化して働かせるべきだ。
この危険極まりない原発を進めるなら、危機の場合に出動できる特化した部隊が必要だと思う。

東京電力にはそもそも専門家としての人材はいないのだし、東電社員すべて単なる帳簿係なのだし、自衛消防隊もせいぜい地域消防隊以下のレベルなのだから、危機管理能力などという言葉を使うのもあほくさいくらいなのだから。

危険は分散しよう

日本の原発は異常だ。
誰もが『危険なもの』と分かっているのに、その危険を分散させずに逆に集中させている。

今回の福島第一には、老朽原発4個を含む6個もの原発がある。
1個ダメになれば全部ダメになるのは分かり切っているから、危険度を無茶苦茶高めている。
ドミノ式に相乗的に全部ダメになるのが原発コンビナートなのだ。

本来、石油は無尽蔵だし、二酸化炭素問題は嘘っぱちだし。
(地球工学をやってきた私としては許せないウソである)
耐用年数の来ていない火力をやめて、耐用年数をとっくに過ぎた原発を継続するなんて、
悪魔のチョイスでしかない。

第二次大戦ってなんだったの

私は1日10時間、5年の間腱鞘炎になるほど法律を勉強しました。
それで分かったことがたくさんあります。

戦前は、日本の支配者は天皇であり、すべての決定権は天皇にありました。
明治憲法では「万機公論に決すべし」と謳っていましたが、天皇の意思のままにです。
すべての決定権は、天皇とその取り巻き達が握っていました。

戦後、2.26以来の軍部独裁が強調されますが、すべて天皇および近衛家をはじめとする公家様、宮家が決めてきたのだと思います。戦争を始めたのは天皇家です。助言したのは国会ではなく、取り巻き連中です。

ですから、終戦の無条件降伏も、すべて天皇家の問題であって、国民には何ら関係ないはずです。国民はただ天皇家に言われるまま命を賭してきただけなのですから。ただの兵隊、ただの奴隷にしか過ぎないのです。

その後、天皇家は「アメリカ」に無条件降伏し、天皇の関係者はすべて『公務員』またはそれ以上の立場に山ほどいます。むしろ、高級官僚はすべて『天皇家の人々』といえる状況になっているんですよ。
だから役所は強いのです。
戦争が終わっても、天皇と役人はすべて生き延びました。

戦争で死んだ人々は浮かばれませんが、ただの犬死でした。
処刑されたのは平民たちです。

今でも、裁判では9分9厘役人が勝ちます。どうしようもなくなると、裁判所は『高度に政治的な判断云々』と言って行政の勝ちにするのが通例ですから。

ととにかく、第二次大戦は天皇家が始め、天皇家が勝手に降伏しただけの戦争であります。

今も、日本宮内省や外務省には天皇家の人々、親戚縁者が巣食っていて、日本国はなかなか国民のものにはならないようです。

今日の報道では、義捐金が1200億円集まったそうな。

私の公務員としてのつたない経験からすると、こういったお金はあらかた公務員様が懐に収めます。余った分が分配されますが、エコひいきがあります。役人とはそういったものです。冷たく言い放ちます。

昔、困っていた東欧の人々のために義捐金や援助物資を送ったことがありますが、めぼしいところは当時のソ連や東欧の役人たちに召しあげられて、全体の10分の1くらいしか届かなかったそうです。
わが現代の日本でも状況は変わらないと思います。

10年くらいは公務員をしていたのでわかります。
あらかたは公務員ОBの給料になって消えていきます。

福島原発大暴走

3/25現在のメモをとりあえず載せます


地震と津波発生から2週間が経過した。
テレビも通常番組に戻りつつある。
さまざまな事象があり、一時落ち着いてきたかにもみえる。
しかし、本当に終息に向かいつつあるのだろうか

1週間後の18日、正門付近で12ミリシーベルト。
2週間後の25日。タービン建屋で重大被爆。
確実に、加速度的に悪化している。

福1福2で10基の原発。1基がチェルノブイリになると10基全部行く。
少なくとも4基は危機的状況だ。
すでにコントロール不能であり、東電の現場ではすでに水素爆発が起こった直後、全員退避させようとした事実がある。最悪の事態に突入したことを示している。
あきらめきれない人々が、姑息な手段を使って引き延ばし作戦をしているが、おそらく逆効果。
政府要人たちは時間稼ぎと金づくりにまい進し、海外避難まで準備しているのではないか。
小松左京の日本沈没では何百万人の海外脱出を想定しているが、そのような事態は目の前にある。

原発ジャーナリスト広瀬隆の事故1週間後のビデオがコレ。
http://www.youtube.com/user/JunjiHattori
外国発の解析
http://www.youtube.com/watch?v=qoN6p9hdkqw

風と悲惨の影響については
http://rakusen.exblog.jp/14426714/ 
もしも原発の場所で5ミリSv/時を越えたら風下100km以内(左右60度の扇形)の人は至急屋内に退避し、100km以上でも近くの放射能値情報に随時注意する。とあります。