2020年6月24日水曜日

狭き門より入れ

 「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。」
マタイによる福音書 7章7節〜14節
10代の頃、アンドレ・ジイドの「狭き門」を読んで大いに感動したものだ。
今、世の中は全て右習えの画一的ロボット化に向かっている。自分ではちっとも尊敬すらしていない政治家やお笑いタレントの言いなりになって、訳なく怖れ、従い、違う行動を取るものたちを白眼視し、差別する。そして、自らの頭で考え、判断し、行動しようとしない。
人生を悔いなく生きるためには、その人生は自らの創造物でなければ、生きている意味は先祖と孫この中継役でしかなくなるのだ。
だから、自らの道は自ら切り開く。
大勢の進む道をただ当て所なく付いて行っては、他人の人生を歩くことでしかない。
天の助けは、孤独な開拓者にこそ訪れるのだ。

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