2011年3月23日水曜日

原発事故から12日

自分なりの考察をしてみた。

① 震源地のエネルギーは、当初測定値から確たる根拠もなくぐんぐん引き上げられて、とうとう未曾有のマグニチュード9.0ということになった。
② この原発における振動のエネルギーは、柏崎の場合の半分以下の500ガルであった。
③ 中越沖地震後の東京電力の説明では、震度7にも10メートルの津波にも十分耐えることができるということだったらしい。
しかし、
④ 循環ポンプの運転停止
⑤ 非常用バッテリーの短い運転時間
⑥ 非常用発電機の不具合や燃料不足
⑦ 周辺地域のインフラ破壊で、電気、水道、通信、交通が遮断されてしまった。
⑧ すべては止まったが、放射性核燃料は発熱を止めることは、当然なかった。

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これらのことが事実、現象として起こったのだが、発電所建設のブループリントはこのうちどこまでが織り込み済みだったのだろうか。
被爆国日本は、何十万人もの人命を原爆によって失っています。
日米開戦当時は、原爆の存在、それが実際に投下されることなど考えていなかった、まさしくそう手以外のことだったかもしれません。

しかし、原発は違います。
第1号東海村の時から、無数の人々からその危険性、恐ろしさ、コントロール不能に陥ること等々が、まるで阿鼻叫喚、喚き叫ばれてきたのです。

この日が来るのは、IOCの悲惨な事故を待つまでもなく、おそらくすべての日本人に分かっていたのではないかと思います。

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とにかく、原子力はかくもむごく、非情で、恐ろしい反面、何と脆弱で、コントロールが難しいものなのでしょうか。

多少のミサイル攻撃ではびくともしないといいますが、周辺のインフラを破壊して孤立させてしまえば、たちまち原爆に変わってしまうことがはっきりしました。

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ついでに言っちゃいますが、原発をクリーンエネルギーだとか、炭酸ガスを出さないとか、低コストだとかのお話は、このような事故が起こらなくても、嘘で固めたものだったことはあまり知られていないようです。

循環型社会とか、地球に優しい社会とか言っている大本はすべて嘘で固められています。
そのことについては校を改めることにします。

2011年3月20日日曜日

明治の王政復古は平安時代への回帰 ?

奈良・平安時代は、封建時代初期でしたから、すべての土地、国民はみんな天皇の所有物でした。
もちろん『物』の中には生身の人間も含まれますが、彼らはすべて『物』と同様であってヒトとしては待遇されませんでした。

王政復古成って、江戸幕府が滅びたら、まるで武家時代がなかったかのように、すべて天皇家とその外戚たち、維新の元勲と呼ばれる人たちの手に集約されました。
旧藩主たち高級士族たちだけは貴族として残りました。
ほかは何も変わりませんでした。
明治維新は、単なるクーデターであって、革命ではなかったからです。
上層部の一部交代があっただけであり、それ以上のものではなかったのです。

ですから、市民革命を中心とする近代史には何ら関係なく、むしろ
今でも封建時代は続いている、といってもいいのではないかと思っています。

平安時代から鎌倉時代にかけては、中世貴族から武家社会へというわずかな変化がありましたが、それ以下の人々の生活に変化がなかったのと同様、明治維新においてもそれ以上の変化はありませんでした。

今、権力上層部では維新百数十年にして、平安時代の藤原時代が再現されつつあります。
国の相当分の土地、有価証券、株式会社、日赤や日銀などの特殊法人、宮内省、外務省そのほか枢要な部分は天皇の一族、外戚、元勲たちおよびその一族の手にほとんど握られたままになっています。

その持てる資産は、国家予算の少なく見積もっても10倍以上はあるだろうといわれています。
これは少なく見積もっての話で、おそらくひと桁以上違うのではないかと思います。
かれらは、すべての物事を、国家が、政治家が、官僚が決めるより先に決定し、実行に移しています。

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近代国家は、市民革命というプロセスを経て、曲がりなりにも市民の平等と自由を実現しました。その過程で国税とは別の税金を徴収していた教会などの権威も、ある程度否定されました。

日本では、単なるクーデターはあっても市民革命は起こらなかったので、中間搾取階級は温存されました。というより、神社仏閣は皆天皇家と何らかの関係があったから、そのまま残っただけのことです。
ですから、何かにつけて高額のお布施、寄付などを徴収されるのです。

私は、かつて公的機関にいたこともありますが、○○募金とか××チャリティーとかで集められたお金が、公務員、そのОB、息のかかった組織などに分配されていくのをまざまざ目にする機会がありました。

かつて、東欧やアフリカなどに対する募金や義捐金のうち、大部分が役人たちの懐を太らす結果以上のことはないと言われたことがありました。

「善意」も税金のうちなのです。
さんざん税金を絞った後でも、平気で市民の『善意』を募りますし、みずからそれに手を出すことはあっても、自分の懐から絞り出すことは決してありません。

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未曾有の国難といわれる今回の大惨事にあっても、日本の超大財閥の10倍以上の資産を持つといわれる天皇家は、「深い悲しみ云々」との言葉はたれますが、そのほかびた一文も出すようすはありません。ひょっとしたら、『国難』としての認識すらないのかもしれません。すべては下々における問題に過ぎない…と。

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去年は、その昔の護良親王が現代に蘇って何事をか起こさんとしている、とか
日本の産土神が富士山から東北の万歳楽さんに移って、大異変を見守っているとか、
九州で火山噴火があったりとか、
いろんなことが起こっています。

天皇一家株式会社日本に、根本的な変革が求められている、そのような時期が近付いていると思わざるを得ません。
その変革が、新たな時代の市民革命---自由な市民の誕生を促すものであってくれればと願うばかりです。

2011年3月19日土曜日

思考は現実化する ?

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昨年末、年末年始をどうやって過ごすか迷っていた時、福島の久保さんから「県北に万歳楽山という山があって、近頃日本の中心がここに移ってきたらしい。これから日本全体を揺るがす大きなことが起こる。」という報告がありました。

わたしは、『ああそうですか。私も調べてみます。』と答えてネットで調べたり、国見町長が書かれた同名の本が出てたので取り寄せて読んだりしていました。

そのうち、東京の勤務が終わり、柏崎原発で働くことになり、「原発事故--チェルノブイリ爆発は直下型地震が原因だった」という本があったので読んでいました。でも、これはあくまでも数年前の中越地震を考えてみようとの思いでした。

雑誌ニュートンでも、2008年に『連続して発生する巨大地震』---M9-超巨大地震--というのが出てました。
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そして、この3月11日、ついにこれらのことが現実化してしまいました。
また、これを書いている今日は、あのフセイン打倒のためのイラク戦争が始まった日です。

前にもこのブログで書きましたが、地震大国である日本に原発を造るということは、日本自身の自爆装置を埋め込むことと同じだということを、改めて現実の問題として深く胸に刻み込むことになりました。

たとえ、今の問題が事なきを得て収束したにしても、その傷跡はあまりにも大きく、日本のみならず、世界中で反原発の嵐が吹き荒れることでしょう。

たとえ、生活や経済にマイナスの影響があっても、原発コストがいかに計算不能なほど莫大かを人々は知ってしまいました。

日本の原発は、戦後、死刑からまぬかれた数人の戦犯たちと、戦争に国民を動員してきた官僚たち、戦後も生き延びた財閥たち、旧貴族たち、新興勢力では中曽根康弘や正力松太郎達が自民党政権のもとに日本国中にセットした地雷です。

『地雷』は日中友好の父田中角栄の故郷から数キロの柏崎にもいち早く作られました。
福島はもちろん幕末時の敵国です。
第一号は水戸藩ののど元に、駿府に近い浜岡にも作られました。
当時は、広島、長崎の原発程度しか頭にありませんでしたから、日本全体を揺るがすような威力は想定していなかったのでしょう。

今日の報道では、福島県産の牛乳から放射能が検出され、出荷・販売が停止されるとのことでした。
日立市周辺のホウレンソウもです。

このことは何を意味するのか。
少なくとも福島県は阿武隈山地以東、茨城県北部に至るまで、農業ができなくなるということです。
おそらく、間もなく無人の地と化してしまうでしょう。
私も、二度と故郷に帰れるかどうかわかりません。
すでに、人が住み、モノを作る土地ではなくなったということです。
ダイオキシン騒ぎのときとはわけが違いすぎます。

思考が現実化する----というよりも、これほど多くの人々が心配し、警鐘を鳴らしていたことが、行政の無策のために現実化してしまったということだと思います。
行政は『無策』だったのではないかもしれません。
むしろ、積極的に今回のような事件が起こるように、せっせせっせと種をまき続けてきたのだと思います。

2011年3月14日月曜日

未曾有の日本の危機と国際援助

このたびの大地震と原発事故。
天災と人災が、その極限において重なり合った世界に例をない痛ましい事件が起きてしまいました。
被災者の数すらつかめていない現状で、原発にあっては今後どうなるかさえ予断を許さない滋養今日が続いています。

多くの諸外国が『援助』の手を差し伸べてくれています。
だけど一つ疑問があります。

米軍に支援を要請したといえ、なぜ空母エンタープライズなのか、なぜ三沢基地なのか。

日本とアメリカの関係は、ペリー総督の砲艦外交に始まり、マッカーサーの支配を経て現在に至っておりますが、怖いことだと思います。

今日は、東京電力の『節電』のための休電が始まりましたが、指定区域名に旧市町村名が使われていたり、何かしっくりきません。政府と東電との間にも意思の疎通を欠くことしきりです。 なぜか。

私は、これらのことすべてがアメリカの指示に従ってやっていることだと思っています。日本当局が誤った市町村表示をそのまま伝達しているのは、ただ単に言われた通りに行動しているか、せめての抵抗として表記をいじらなかったのかどちらかと思います。

どちらにしても、日本は自治能力を失い、アメリカの言いなりにやっているとしか思えません。
菅政権は、政権移譲の土俵際から土俵中央に戻ってきたことは事実だと思います。

ここで見えるこれからのシナリオは、日本市場の大暴落、アメリカ資本による日本企業支配が確実に進んでいくものと思われます。各国の同情はほんとにありがたいものですが、つい一週間前にたかり体質の沖縄とと悪口を言われたばかりです。そうやすやすと裏心のある『援助』に頼っていいものか、非常に疑問を感じます。

日本はまだまだできます。大丈夫です。へこたれません。
私はそう言いたいです。

2011年3月12日土曜日

大地震と原発メルトダウン

昨日の夕方、私は柏崎原発4号機の地下三階にいました。
所内点検をしていたら、ゆらーりという不思議な揺らぎを覚えたと思ったら、所内放送があった退避命令が出て、提示で変えることになりました。
所内異常がないことと、作業員の方々の無事引き上げを確認して帰宅しました。

定時までの間、テレビで概要を知りましたが、故郷福島とは連絡の取りようがありません。交通の遮断、混乱を考えるとここ柏崎でテレビを見守るしかありませんでした。

夜中、南相馬市の兄から電話をもらい、お互いの無事を確認しましたが、その前も後も今にいたるまで福島の親戚知人と連絡ができない状態が続いています。
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昨日深夜になってから、無事に運転停止したはずの原発に異常が発生していることが報道されるようになりました。炉内水位低下という現象です。
自動停止だけで安全が確保されるわけではないことが徐々に明らかになってきました。
そのうち、メルトダウン、炉心溶融が始まったこと、10キロ、20キロ圏の住民退避が始まりました。
兄も20キロ圏です。

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実に、柏崎には2月1日赴任してきたわけですが、そのおり「チェルノブイリは地震が引き金だった。地震列島日本では原発は非常に危険な自爆装置になる」という趣旨の本を買って読んだばかりでしたので、目の前にその事実を見せられる思いが起きました。

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また、不思議な感覚ですが、
① これで菅政権は生き延びたかな
② 円高が止まるかもしれない
③ 日本の株価の暴落が起こるかもしれない
などと思いました。

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それにしても、仙台、石巻、女川、気仙沼、亘理など、さらに五井海岸のコンビナート郡等の土地は知人、思い出の多い土地でもあり、『まさか』の思いでいっぱいです。
ものすごく大勢の方が、すべてのものを失った一瞬でした。

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これからの福島はどうなるのでしょうか。
福島は、日本はどうなるのでしようか。
今、夜の10時30分。
原発の避難指示で無人になった楢葉町大熊町にふたたび地震による津波回避の指示が出た。
無人の廃墟と化した町に、むなしく新たな避難指示が響いていた。

どうか、もう一度勇気を奮い起すことができますように。

シリアなどのアラブの国々の人々も、自分たちの戦いを忘れて、日本の地震のニュースに見入っていたそうです。
この不幸な出来事が、世界の相互協力、共同の精神を呼び起こす、せめてきっかけになってほしいと思います。

2011年3月6日日曜日

官のことは官に聞け

今は日本のお役所も大変である。
なにしろアメリカの統治下にあって、対外的には何もできず、もっぱら自分の私腹を肥やすことにまい進するしかないのですから。

日本の今の身分制度は次のようになっている。

1. 華族-----何千年何百年来の支配階層。 天皇家とその周辺氏族。藤原系はその代表。
2. 公務員---一部実力制(科挙みたいな)ものもあるが基本的に世襲制。 法律で豪商を操る。
3. 豪商-----一部大手企業の所有者とその一族。雇われ社長などは除く。
4. 一般市民----民主主義国家では聞こえは良いが、実質は『民奴』ともいうべき隷属的な人々。

姉歯事件の時に、ある社長が『ヒエラルキーが違う』と言ったのは、自分を豪商と位置づけ、姉歯氏を民奴とみなしたからに他ならない。
そのヒエラルキーとは、たとえば上記のようなものなのです。

ところで、官のことは誰に聞けばいいのだろうか。
官は官で自己主張もするし、意見対立もある。
しかし、官の決定的特徴として、自己主張ですら自費ではやらないという特性を持っています。
堂々と官費でやります。
政府刊行物といわれるものです。
地方は地方でその小型版があるかもしれません。

政府刊行物には、もちろん上意下達的なものも多いです。
お互いの情報交換的なものもたくさん含まれています。
「官は自分の飲み大すら出さない」とはよく言われますが、官費でできるものはすべて官費でやります。.

したがって、力のある役人がその主張を出版物にする必要が生じたときは、必ず公費を使います。
政府刊行物などを見れば、その部分が見える場合があります。

ただしご注意。
政府刊行物の主旨は、

依らしむべし、知らしむべからず

ですから、そのつもりで読まないと、罠にはまります。

たとえば欧州二本松藩には有名な戒石銘というのがあります。
『お前たちが徴収している税金は、民の脂だから、絞りすぎると民が死ぬ。
民が死んでは税もとれぬ。死なない程度に絞れ』
と書いてあります。

官のことは官に聞くしかないですが、以上のことを肝に銘じながら読むしかないです。

蛇足ですが、マスコミも支配しているのは官そのものですから、そのつもりで情報収集すべきです。
民奴たる我々には、発信手段が限られているので仕方がありません。

このように、国家の体制は国民の一割を占める人々によって独占されているわけですが、近頃の中東革命のようにこれを逆転する道はあるのでしょうか。

むしろ、第一第二のヒエラルキーの人々が(米英の忠実な僕(しもべ)として)やっているように、私たちも(モノづくりの担い手としての)忠実な僕(しもべ)を演じとおすしかないのかもしれません。

2015年に日本の財政破綻が発端となって、日本発の金融危機が起こるのか?---ダイヤモンドオンライン3/3から引用

日本の財政破綻を懸念する声が海外でめっきり増えてきた。財政破綻とは日本政府が国債(すなわち借金)を返済できなくなることである。何しろ日本の国債発行残高はGDPに比較して断トツの世界一なのだ。



 昨年5月に財政破綻したギリシャより大きいのだ。だが日本政府は「大丈夫だ」と言い続けてきた。理由は二つある。日本国債の保有者の96%は日本の投資家だからだ。日本の投資家は日本の金融機関、ゆうちょ銀行、年金基金等である。我々が銀行に預けた預金は、銀行が日本国債を購入することで間接的に国債を保有していることになる。

 もう一つの理由は、日本の貯蓄は1400兆円もあり、国債発行残高943兆円はその範囲内に収まるからだ。

 それはその通りと思う。だがこの状況をいつまで続けられるのか。2011年度の予算を見てみよう。税収は41兆円しかないのに、歳出は97兆円に達する。不足分を補うために44兆円の国債を発行するという。

 (中略)

 では諸外国に安心してもらうようにするには、どうすればよいのだ。国債発行に頼らなくても済むように、厳しい財政規律を導入するしかない。それには税収を上げ、支出を抑えるしかない。
 まず税率を引き上げるのである。

(中略)

子ども手当などをばら撒いておれる状況には全くないのである。

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ダイヤモンドオンラインにはそう書いてある。
消費税を10%あげても10兆円の税金にしかならない。
国家財政破たんの原因を作ったのは戦後アメリカの支配体制と、公務員のお手盛り横領行為にある。
いまさら消費税を上げても、国民が困惑するばかりで効果は焼け石に水だ。

もう一度、ダイヤモンドオンライン3/3を引こう。
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 「いま日本政府がすべきことは、世界に向かって「日本は大丈夫です」、「日本政府は自国の問題を自分たち自身で解決できます」というメッセージを発することである。それには諸外国が取り組んでいるように、今すぐに「財政規律」を導入し、国債削減の時期と金額を明確な政策目標にするしかない。しかし、日本の政治家はこれができるのか。日本人が個々の既得権を捨てて、いま以上に耐え忍ぶことができるのか。

 日本人は太平洋戦争の終結を最後の最後まで引き伸ばし、原爆を浴びた。戦後の復興は米国主導で行われた。過去70年間に、日本人には自国の命運を左右する大問題を自らの手で解決した実績がない。「日本の倒産」を日本人自らの政治的意思で未然に防ぐことができるのか。それともまた重大な決断を「外圧」に委ねるのか。

日本に三権分立は存在しない

司法は内閣によって任命され、内閣は国会によって承認されます。
法律を作る国会議員は選挙によって選ばれるが、選挙管理委員会は官僚組織です。
その官僚は、さまざまな権限、法律等及び役員派遣などの直接統治でマスコミを牛耳っています。

民主主義国家は民意によってその代表者を選ぶのだが、これが実質官僚の支配下にあるということです。

官僚の仕事は税金を徴収することです。
集めた税金は、半分以上が彼らの収入になります。
○○予算とかいっても、大部分は彼らの懐に入る仕組みになっています。
私も公務員を務めたことがあるので、この仕組みはよく知っているつもりです。

日本官僚は太古の時代から続いています。
中臣鎌足以来有名になった一族は、今でもこの日本を支配しています。
何千年も続く官僚氏族なのです。
春日神宮や鹿島神宮などは彼らの氏神です。

2011年3月5日土曜日

今月に入って悪天続きます



1か月前に柏崎に来た時は、周り中雪だらけでした。
道路の横には背丈ほどの雪がありました。

その後一日一日と雪が消えてゆき、月末にはすっかり白いものが消えてしまったと思ったのですが…
雛祭りのころから再び寒波が来て、気温が下がり、ふたたび雪景色が広がりました。
3月の、これから春に向かうのだから、という思いはあるものの、連日の曇天にはいささか閉口しております。

今日はお天気もさることながら、お月さまがどうあっても出てこない新月の日。そこで、前回の満月、2月18日の写真を載せます。



この2日後、弥彦山に行ってきました。
神社参りをしていたら、山頂へ行くケーブルカーが動いていて、雪道用の長靴まで貸してくれるという話を聞き、天気も上々だったので、ついふらふらとその気になってしまいました。
冒頭の写真ですが、またまた大きな鳥居でした。

ロープウェイを降りると、すぐに日本海が飛び込んできます。対岸の佐渡島は島影が肉眼でやっと確認できる程度で、この日はかすんでいました。




ここの看板にもあるように、弥彦山山頂の標高が634メートルということで、武蔵の国の東京スカイツリーの高さと同じということで、ご当地では少しくはしゃいでいるようです。

地元では、ベテランだと片道1時間半程度ということで、毎日麓から登山される方も多いといいます。冬でも踏み跡があるし、長靴にカンジキをつけて登るそうです。頂上の祠はご覧のとおりの雪の中でした。



弥彦神社の宝物殿には、古くからの刃物の町燕三条を控えているとあって、2メートルを超える大太刀が何振りも奉納されていました。いいものは刃渡り1ミリ1万円しますから、これは1本2千万円を超える代物といえます。それにしてもこういうものを作る技術があるんですねぇ。たいしたものです。
ここのは、鹿島神宮のものに比べて、細身で流麗な感じがします。茨城県のものは、東武士のごつごつした感じがありました。

2011年3月2日水曜日

アリストテレス

アリストテレスという哲学者がいます。
かのアレキサンダー大王の参謀役だった人ですね。

アレキサンダー大王は、当時小国だったギリシャを『世界帝国』にしました。
参謀は言いました。
「世の中には『市民=支配者』と『奴隷』しかいない。『市民』は戦闘によって奴隷を得ることが何より大事だ。『奴隷』は『市民』のために働くことが身上である。とたがって、働くことは『奴隷』の仕事だ。『市民』にとって最も名誉ある行為は略奪だ。海賊行為だ。戦闘だ。これによって『市民』は巨万の富を手に入れることができるのだ」

これはアリストテレスの名著『国家論』に書かれている言葉です。

日本は昭和天皇の『無条件降伏』によって『奴隷』の地位に落とされたのです。
支配者は、アメリカの支配者であり、多くのアメリカ国民もまた『奴隷』の状態にあると思われます。経済戦争に敗れたものもまた『奴隷』なのですから。

そして、アメリカの支配者は、また、イギリスの支配者でもあります。世襲的貴族院議員と周辺の大金持ちたちです。彼らの力の源泉はもちろんお金ですが、彼らの持っているお金は私たちの想像の範囲を超えています。私たちが大金と思っている1億とか100億とかいう金額は彼らにとって単なるお小遣い程度です。

彼らは、日本の小泉や竹中などを使って、日本の大銀行や郵便局から兆単位の資産をかすめ取りました。思いやり予算などという小技も使います。とにかく、略奪こそ人生最高の事業であるとアリストテレス以来信じている人々なのです。
どんな名前がつこうと、ヨーロッパ『市民』にとっては海賊行為こそが尊いと考えているのです。これは歴史が証明するところです。

かつてのイギリスは、これを『植民地政策』で実行しましたが、アメリカの場合はもっと巧妙な支配方式を考え出しました。戦争が富を得る手段であれば、恒久的戦争状態こそ永遠に富を独占する方法なのです。

こうして、世界中に戦争の種がばらまかれ、戦争のたびに『市民』たちはさらに太り、『奴隷』たちは飼いならされていくのです。
アリストテレス哲学は今も健在のです。

去年のことですが、シュワルツネッガー・カリフォルニア州知事が来日した折、2兆円ほどの『貢物』を貰って行ったと副島隆彦は書いています。
こういったものの累計は1000兆円にも上ると書いてます。

『奴隷』は『市民』に対して頭が上がらないようです。頭をあげたら殺されます。無礼打ちです。

だから、自民党(アメリカのスパイ)の手先である菅直人や前原などは民主党としては政権公約に反動的な、というより 『自民党以上に自民党的』 な強権政治を実行しようとしているのだと思います。

何が領土問題なの?

ロシアの『北方領土』訪問とかの態度に奸総理が起こったり、前原大臣が深いの意を表したり、忙しいことです。

そもそも日本は敗戦以来一度も北方四島に対して主権を確立したことはないですよね。当時の天皇が「無条件降伏」をして国としてのあらゆる権利を放棄し、主権を連合国側に移譲してからは領土問題など存在する余地はなかったはずです。「すべて、戦勝国様のお気に召すまま」というのが終戦受け入れの条件だったし、そのヤルタ体制が終焉したなんて話は誰も聞いてませんから。つまり、、日本はいまだにあの敗戦体制のままなんですよ。自己主張なんて許されてないんですから。