2017年8月15日火曜日

東アフリカのジブチに中国軍が国外展開というが

朝日新聞は1面にそれが大変な問題であるかのように書いている。

現在、ソマリア沖の海賊対策として米軍4000人、フランス軍2000人、イタリア軍1000人、日本17人、中国軍数千人が基地を作っていると書かれているが、基地面積から言って中国軍は2000人程度であろう。記事の中で、中国の国外展開に各国画警戒していると書いている。

最も多い米仏軍については誰も警戒していないようである。

現在海外派兵の最も多い国は当然だが米国。世界の軍事予算の半分を支出している暴力団国家である。2012年の国外駐留は約20万人。これでも、当時係争中のイラク、アフガン、クウェートを除いての数だ。126か国だから、米軍のいない国はないといえる。

ドイツ53,526人、日本36,708人、韓国28,500人、アジアの洋上13,618人、イタリア10,817人で、
これ以外に、作戦展開としてイラク・アフガニスタン等に30万人を展開している。

アメリカの本体は実は合衆国でなく国連だという識者もいるが、現在海外派兵を行っている国は、日本の他に、アイルランド、イタリア、オーストリア、スペイン、スウェーデン、チェコ、ドイツ、ハンガリー、アメリカ、オランダ、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、・・・・
黙っていつでも派遣しちゃう国として、イギリス、オーストラリア、カナダ、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、ルクセンブルク・・・とある。
なぜかロシアは入っていない。

日本だって負けてはいない。現在の派遣先としては南スーダン4名PKO、ソマリア沖海賊対策2009年から400名、このほか中国吉林省に遺棄化学兵器処理班として2000年から、東ティモールカンボジアには2012年から能力構築支援と称して行っている。

これからわかることは、海外軍事派兵を行っている国は日中ロを除きすべて欧米白人国家であるということだ。(ロシアは派兵仲間に入れてもらっていないが、最近はシリアなどで名を挙げている)

東洋的価値観はこうだ。
武力で勝とうとするのは下の下。
知恵で勝とうとする経済主義は中。
徳で治めるのが上策という。

話を中国軍に戻すと、かの国はアヘン戦争以来欧米各国にいいようにズタズタにされてきたんだ。今度こそ欧米に二度とやられないよう頑張ってね、うまくやってね、と言いたい。

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