2010年1月26日火曜日

川苔山へ



家を出たのは9時過ぎでした。11時半、ようやく登山口川乗橋に到着です。
   ここでは、のり(苔,乗)の文字はどっちもありです。

 急な岸壁に通したら狭い小道を歩きます。日陰にはうっすらと雪化粧しているところもあります。
百尋の滝で写真を撮ったのが、歩き始めてちょうど一時間くらい。ちょっと遅いのかなー?
確かに出発時間はもっと早くできたはずです。

でも、地図の時間表示もあまりあてにならないからねぇー。


12時。人声がする。先客は30歳代と思しき男性一人でした。これを追い越してさらに登る。
結局、この日の入山者はこの二人だけのようでした。貸切です。
北向きの斜面は薄化粧している。谷筋には石積みの小さなダムが2つ3つ。

やがて尾根に出ると、急に涼風が吹き付けてきました。頂上着は1時半になっていました。

空いっぱいの青空。
中空に浮かぶ半月。
以外と見晴らしはよく、雲取、鷹巣、六つ石など同じような高さの山並み。
御前山、大岳山、御岳山やその南の山もよく見えます。東には関東平野の町並みです。
  もっとも、夏になれば都会の風景は見えないかも…。(上の写真は少し手がかぶってしまった。)
静かな、静かな山頂です。

帰路、一部の林にネットで囲まれたところがあるのでよく見ると、「鹿対策作業1210m」とありました。高さ10mになっても、林の木はまだ保護の対象です。



途中氷曝を見つけました。小さな、不完全なものですが、少し感激しました。

僕は15年ほど前にここに来たことがあります。民宿山田にお世話になって、生まれて初めて川苔をごちそうになりました。
民宿のお風呂は、近くの温泉から温泉水を運んで沸かしてくれました。同い年くらいのおかみが一人で切り盛りしているということで、ひどく感激した覚えがあります。
しかし、山のほうの記憶はと言うと、最後に記念撮影をした川乗橋の風景しか覚えていませんでした。

その出発地点川乗橋に戻ったのは16時ちょうどでした。

ちなみに、私は日帰り登山ではほとんどモノを持ちません。
この日も、持ち物は筆記用具とiフォン、ピッケルのみです。
飲食物や雨具などはありません。今日みたいな日には必要ないからです。

福島にいた折、安達太良山にしょっちゅう登ったのですが、「何も持たずに昼から登山」の悪い癖が抜けないようです。

1 件のコメント:

  1. 持ち物の少なさにびっくり。
    わたしなんかたぶん高尾山にケーブルカーで行くとしても、雨具・へっ電・水は持ってく気がする。
    ラッキー氏のフットワークの軽さは師匠と呼びたい部分です。川乗は途中岩場があるので2回くらい行きました。私があるけばコースタイムの倍はかかるかな。少し鍛えないとなあ。

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