2020年7月18日土曜日

体内バランスを崩す消毒生活

In Deep メルマガ 第100号
2020年07月17日発行

以下、引用します❣️

みなさま、こんにちは。

万年寝太郎です(このご時世に気楽かよ)。


なんかこう、年齢のせいなのか、
午後になりますと、ものすごく眠くなる瞬間があるのですよね。

同じくらいの年の方で、
会社などでバリバリ働かれている方はすごいなあと思います。

私が高層ビルの上階のオフィスとかで働いていたら、
午後になると、毎日ビルの窓から落下して死亡していると思いますので、
ビルから落ちずに働かれている方は大変なものだなと思います。


わー! あああああ! (落ちてるのかよ)


いやあ、ギリギリ大丈夫でしたが、
考えてみれば、うちは一階にありますので、
落ちても、玄関からドアの外への段差10センチとかくらいで、
まあ平気なんですね(玄関で寝てるのかよ)。

ただですね。

以前、知り合いの比較的高齢の方で、
しかも、複数の方で、
そのうちのひとりは私の奥さまの身内なのですけれど、

「そのような数センチの段差でつまづいて足を骨折した」

という経験を聞かされたことがあります。

いや、高齢者どころか、私の住んでいるマンションで、
奥さんとよく話す女性がいらっしゃいます。

ごく普通にパート的な仕事で働かれている方なのですが、
何ヶ月か前に、うちの奥さまが、

「〇〇さんの奥さんね、部屋でつまづいて、足の指を骨折しちゃったんだって」

と言っていまして、私は、

「あの人、まだそんな年じゃないだろ」

と言っていましたが、
まあ、そういう不運なこともあるだろうなと考えて、
その時は終わりました。

それから、少し後のある日、うちの奥さまが、

「〇〇さんの奥さんね、今度は、手の指を骨折しちゃったんだって」

と言うのです。


私 「あの人、なんかハードなことしてんの?」
奥 「普通に家で掃除をしてたんだって」
私 「ふーん」


そして・・・・・それから、1ヶ月くらいですか、
ある日の午後、奥さまが私に話しかけました。


奥 「さっき、〇〇さんの奥さんと会ったのよ」
私 「うん」
奥 「また骨折したらくして」
私 「・・・・・」

いくら何でも、まだ40代くらいの、病気でもない女性が、
そんなに持続的に骨折するものなのかと、ちょっと考えてしまいました。


奥 「あの人、すごくちゃんとした奥さんなのに」
私 「そうなの?」
奥 「ものすごくきれい好きだし」
私 「ふーん」
奥 「今(コロナのこと)も、消毒ものすごく熱心にやってるって」
私 「ふーん」


この時は、まだ今から数カ月前で、
私自身、「過剰な消毒の体への影響」というようなことは、
あまり考えていない時でしたので、


私 「まあ、いろいろツイてないときはあるよね」


というような話で終わっていました。


しかし、最近になり、
たとえば、10日ほど前の以下のブログ記事では、


「ステイホーム後、子どもたちが骨折しやすくなった」


というニュースについて、少しふれています。


◎病気の子どもが多すぎる。そして
さらに肺疾患が増え、アレルギーが
増え、骨折する子どもたちが増えて
いくのを看過しろと?
https://ux.nu/k4f69


そのブログ記事には以下のように記しています。


> 骨の生成を促しているのは何かご存じですか?

> それは腸内細菌なのです。


この、

「骨の生成を促しているのは腸内細菌」

だと知ったのは、最近のことで、
そして、これはブログでもメルマガでもよく書いていることなのですが、

「その腸内細菌を破壊するものは何?」

という話となると、
まあ、それはもういろいろとあります。

たとえば、ブログ記事で取りあげたものだけでも、
以下のようなものがありました。

カッコ内のリンクがブログへのリンクです。


(腸内細菌を破壊するものの一部)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・抗生物質 (https://ux.nu/MP5Js

・抗ガン剤 (https://ux.nu/SqWVp

・食品添加物の二酸化チタン (https://ux.nu/I0Tox

・人工甘味料 (https://ux.nu/uGRPH

・除草剤成分グリホサート (https://ux.nu/zllLA

・加工肉の添加物の亜硝酸ナトリウム (https://ux.nu/cBAoM

・殺菌作用のある家庭用洗浄製品 (https://ux.nu/UaJFi

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)


まだ他にもいくらでもありますけれど、この中の、

> 殺菌作用のある家庭用洗浄製品 

というのは、これは、
ハイターやトイレ用洗剤やカビ用製品などを含む、
強い化学成分の入っているほとんどすべてがこれに該当すると思われますが、
結局は、次亜塩素酸とか詳細な成分名はともかとくして、
これとアルコール系を含めて、

「その多くが、新型コロナウイルス対策として使用されているものと同じ系」

ではあるわけで、そのような

「人間の腸内細菌と常在菌を攻撃し続ける消毒カタストロフ」

が日本あるいは世界中を席巻しています。

まあ、いろいろな面に対して、こういうことは身体に悪いということは、
これまで書かせていただいていましたけれど、
さきほどのブログ記事

「病気の子どもが多すぎる…」
 https://ux.nu/k4f69

での骨折が増えている件や、同じマンションに住んでいらっしゃる

「清潔好きな骨折ばかりしている奥さま」

というようなことが、
ふと「つながったことに思えてきた」のです。

そして、調べているうちに、


「骨密度の形成に重要な役割を果たしているのが腸内細菌環境」


だと知ることになったのでした。




わー! あああああ! (またどっかから落ちてるのかよ)


あーすみません。
机の横の数センチの段差から……(低い落ち方かよ)。



話を戻しますと、

「骨って重要だし、それが損なわれるのはちょっと・・・」

と思うに至りまして、そして、仮にですけれど、
今回書こうとしていることは、
医学論文からも引用するつもりですけれど、

「その結末としての社会の様相」

については単なる私の推測のようなものなんですけれど、
最初に書いておきますと、
今後しばらく経過した後の世の中では、


「年齢と関係なく骨折が増えていき」

「年齢と関係なく虫歯も増えていき」


そして、


「骨粗しょう症が急増し、それにより寝たきりの高齢者が一気に増える」


のではないかという懸念なのです。



……… zzzzzz ………(さりげなく寝てるのかよ!)

ああ、申し訳ない。

まるでナルコレプシーのように春眠暁をおぼ… … zzz ……(いい加減にしろ)。



いや実際は、「なんか深刻な話なのかなあ」と思う部分もあるのです。


「腸内細菌が骨の生成に強く関与している」


ということが明確に判明したのは最近のことです。

たとえば、日本での研究としては、
武庫川女子大学薬学部の2019年6月の、

「腸内細菌叢に由来する酪酸が宿主の骨形成を促進する」
 https://ux.nu/98JvZ

という論文では、これは内容そのものは大変に難しいですが、
以下の部分で、

「腸内細菌環境を改善するプロバイオティクスが骨粗鬆症を改善する」

ことが判明してきたことが示されています。



(武庫川女子大学薬学部の論文より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

プロバイオティクスが骨粗鬆症の改善に寄与する可能性が示されている。
しかし,その詳細な作用メカニズムはこれまで不明であった。

しかし最近,プロバイオティクスとして実際に用いられている 
Lactobacillus rhamnosus GG(LGG)株がマウス腸管内で酪酸産生を誘導し,
Treg 細胞の分化を介して骨形成に作用するメカニズムが報告されたので,
このことをトピックスとして紹介したい。

https://ux.nu/98JvZ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)



さらに論文の後半には以下のようにありました。



(武庫川女子大学薬学部の論文より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

腸内細菌叢に由来する酪酸が宿主の免疫抑制に作用する Treg 細胞を誘導し,
この誘導が骨形成促進に作用するという新たな役割が明らかになった。

一方,炎症を惹起する作用をもつ Th17 細胞が同様に、
腸内細菌叢やその代謝物に依存して誘導されるという研究報告が多くなされている。

さらに,この Th17 細胞は破骨細胞の誘導を介して
骨破壊に作用することが報告されている。

実際のヒト腸管において腸内細菌叢が宿主免疫系や骨形成に作用する機序は,
非常に多くの複合的な要因が関与していることが想定される。

これらを詳細に解明するには,さらなる研究が求められるものと考えられる。

https://ux.nu/98JvZ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)



難しいのですけれど、おそらくは、以下のようなことだと思われます。



・腸内細菌が産生する「酪酸」が Treg 細胞というものを誘導し

・その Treg 細胞というものが骨の形成の促進に作用する



と。

その一方で、


・炎症を誘発する Th17 細胞というものも腸内細菌から誘導され

・この Th17 細胞は「骨を破壊する」という作用をする



ということになっているようなのです。

つまり、腸内細菌叢には、


「《骨を生成する細菌》と《骨を破壊する細菌》が同時に存在する」


ということのようで、
大事なことは、「バランス」だということのようです。


腸内だけではないですが、
人間の常在微生物には、たくさんの、


「ある役割をするもの」


がいて、たとえば、先ほどの骨の生成においても、


・ある腸内細菌は骨の生成を促進し

・ある腸内細菌は骨を破壊する


と聞けば、
誰でも、


「生成するほうが良くて、破壊するほうが悪い」


というように思われるかもしれないですが、
私は人間の体内に存在するものについてはそのようには思っていません。


たとえば、腸内細菌についても、


「悪玉菌」

とか

「善玉菌」

とかいうような名称で呼ばれることがあり、
これではまるで、


「どちらかが悪い存在で、どちらかだけが良い存在のように響く」


のですけれど、それは違うと思います。

すべては「バランス」です。

健全に生まれた赤ちゃんの腸内にあるような細菌環境には、
悪玉菌と呼ばれているものも善玉菌と呼ばれているようなものも、
どちらも存在します。

でも、正しいバランスであるならば、「身体にも精神にも悪さはしない」です。

それらのバランスが崩壊してきた時に、
悪い状態が発生し始めるのだと私は考えています。

先ほどの骨の腸内細菌についても、


「もし骨の破壊の役割の細菌が体内に一切なかったらどうなるか」


というのも、わりと恐ろしい話のようにも聞こえます。

生成と破壊がバランスよく存在しているから、
子どもは健全に成長できる。


あるいは、人間には、「細胞の自死」ともいえる「アポトーシス」という
細胞死があります。


以下は、株式会社 医学生物学研究所の「細胞の死 - 死に意味はあるのか?」
というコラムページからの抜粋です。



(「細胞の死」より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

細胞の死は、2種類あります。
プログラムされていない死「ネクローシス」と、
プログラムされた死「アポトーシス」です。

ネクローシスでは、突然の損傷などによって、
細胞が膨張破裂して細胞の内容物を放出し、
その一部は周りの組織に害を与える炎症反応を引き起こします。

これに対して、アポトーシスでは、死のプログラムにしたがって、
細胞が凝縮し、細胞骨格が壊れ、核膜が分断され、DNA は断片化し、
最終的にはアポトーシス小体と呼ばれる小さな凝集体になり、
マクロファージに貪食され、消化された成分は再利用されます。

アポトーシスは、
「多細胞生物で個体を健康的な状態に保つために細胞が自ら死を選択すること」
だと捉えることもできます。

https://ux.nu/y6Z1f

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)


人間の細胞は「自分の母体(主の体)の健康を保つために自ら死ぬ」のです。

今では、「抗ガン剤で髪が抜ける理由」も、
このアポトーシスで説明されるようになっています。

猛毒である抗ガン剤から「自分の主の体を守るため」に、

「髪の細胞が自死していく」

のです。

以下の記事では、米シカゴ大学医学部の研究者たちが、
抗ガン剤での脱毛がアポトーシス(主を守るための細胞の自死)
だということを突き止めた報道をご紹介しています。


◎なぜ抗ガン剤で頭髪が抜けるのか…
実はそのメカニズムは「わかっていな
い」のです。しかし化学療法の中で
「毛根細胞が自死=アポトーシス」し
ていることがわかり、これは「防御」
なのかもしれないと…
https://ux.nu/VMc7N


話が少しそれましたけれど、
体内の細胞や細菌は、「すべて共生している」と考えるのが妥当で、
問題が起きるのは、「悪玉菌がいるから」
ではなく、「環境のバランスが崩れた」からだと思われます。


以前やや感銘を受けた発見としまして、
以下のブログ記事でご紹介しました米ノースイースタン大学の研究があります。


◎「子どもに抗生物質を使っては
いけない」:デンマークで行われ
た世界最大規模の調査により、幼
少時の抗生物質の使用は若年時の
精神疾患と強く関係することが明
確に
https://ux.nu/GgQJ2


どんなものだったかといいますと、

「 GABA (ギャバ)」

というものはご存じかと思います。

これと関係する研究です。

ギャバは、私たちの体内にある神経伝達物質で、
自律神経のバランスを整えてくれるものです。

「脳にリラックスと安心感を与える」

という点で重要なアミノ酸物質のひとつです。

心療内科などで処方される多くの抗不安剤や睡眠剤のほとんどは、
ベンゾジアゼピン系というものですが、
これはこのギャバの産生を促すものであり、それで神経の安定が得られます。

もちろん、このギャバが、
自分の力でたくさん産生できる人ほど、
精神的に安定して、幸福感も高いといえるのです。

ギャバがたくさん生成され、それが入るような倉庫が体内にあれば、
精神的にも安定できるということが言えます。
ギャバの倉・・・すなわち、ギャバクラが人間には必要なんですね(おいおい)。

最近は夜の街が攻撃されていまして、
キャバクラのほうは大変なようですが、
ギャバの倉はどんなときでも人間には必要なのです。


ともかく、そういうように GABA というのは大事なものであるのですが、

「その GABA を産生しているのは何か」

というと、「腸内細菌」なんです。
「バクテロイデス (Bacteroides)」という名前の腸内細菌が、
私たちの GABA を作り、供給している「ギャバクラ」となっているのです。


しかし。


さきほどの「骨」に「破壊する細胞」があったように、


「 GABA を破壊する(食べてしまう)腸内細菌」


もあるのです。

つまり、大事な GABA を食べてしまい、
人間から GABA を奪うという「悪玉の細菌」があることがわかっています。

これは、 KLE1738 という名前の悪いやつです(苦笑)。


さて。


先ほどの米ノースイースタン大学の研究の何が感動的だったかといいますと、
GABA を作り出している腸内細菌「バクテロイデス」は、


「 GABA を食べてしまう腸内細菌 KLE1738を養っている」


という構図がわかったのです。

GABA は人間に重要な物質ですが、
この腸内細菌 KLE1738は、GABA を食べなければ生きられない。

つまり、GABA を作る細菌バクテロイデスは、
自分の作る GABA でその「悪いやつ」を生かせているのです。

悪い男が、女性を薬物中毒にしたりする陳腐なドラマを見ることがありますが、
GABA を作る「善玉の細菌」は、
悪玉細菌を「ギャバ漬け」にしているのです。

ということは、「そうさせる理由がある」はずで、
現在はそれ以上の共生関係はわからないですけれど、

「ただ与えるだけ」

という構図は見出しにくいですので、
GABAを食べてしまう細菌の存在意義もまたあるはずで、

「何らかの共生関係」

があるのだと思います。

「いやよいやよも好きのうち」という言葉かありますが
(最近そういう表現は怒られるぞ)
腸内細菌バクテロイデスと腸内細菌 KLE1738にも、

「 GABA をめぐる何かの共生がある」

ようなのです。


こうやって、腸内のあらゆる細菌たちが、
協力し、時には欺し(欺すのかよ)、時には敵意を剥き出しにし(そんなかよ)、
そうやって宿主である人間の心身の健康を保持してくれているようです。


こういう場合、これまでの西洋医学的な考えでは、

「じゃあ、GABA を食べてしまう細菌は悪玉だから抗生物質で殺せばいい」

というような考え方があったと思いますが、
それが破綻に向かっていることは言うまでもないと思います。

最近の以下の記事で、
毛沢東が1959年から始めた「大躍進政策」というものの農業政策の失敗で、
3000万人以上の餓死者を出したことを記したことがあります。・


◎世界全体が迎えるかもしれない
「大躍進政策」的な黙示録的飢餓
までの道筋
https://ux.nu/w7z2s


この説明に以下のようにあります。

(大躍進政策 - Wikipedia より)
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農作物を食い荒らすスズメの大量捕獲作戦が展開されたが、
しかしスズメの駆除は、
かえってハエ、カ、イナゴ、ウンカなどの害虫の大量発生を招き、
農業生産は大打撃を被った。

スズメは、農作物を食べると同時に害虫となる昆虫類も食べ、
特に繁殖期には雛の餌として大量の昆虫を消費している。

指導層の無知が故に、
食物連鎖の生態バランスを完全に無視した結果だったのである。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)




もともとの自然は、
大変なバランスの元に、人間が社会を築きやすいような「状態」を与えてくれた。

自然界もそうでしょうし、病気というのもそうだと思われます。

そして、人間の体内自身もバランスの上に立っているのだと思います。

ところが、20世紀に入って以来、
自然に対しても、人間の身体に対しても、
そのバランスを崩す物質が指数関数的に増えてきてしまった。

それは、20目世紀後半からは加速度的になり、
環境は化学物質や水体系に流れ込んだ医薬品などで一掃され、
そして、人間の体にも、同じような「細胞と微生物の大量死物質」
が次々と使われるようになっていって、
今や全体のバランス崩壊の瀬戸際に来ていると思います。



とはいっても、
今回のこのメルマガは、別に社会正義を問いたいわけではないです。


単に、「サバイバルをオススメしている」ということです。


最初のほうに書きましたけれど、
現状の医学的研究では、

「腸内細菌バランスの崩壊は、骨の破壊につながる」

ということが言えそうで、
現状の「過度な殺菌社会」では、
そのようなことが進行しやすくなっている。


つまり、


「人々の骨がどんどん脆くなっていく」


可能性があるように思うのです。

7月最初の頃の福井新聞の記事は以下のようなものでした。



(7月3日の福井新聞より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

《子どもの骨折、学校再開後に相次ぐ
外出自粛や長期休校で体力低下》


6月に学校が再開して以降、
福井県坂井市の春江病院では骨折と診断される子どもが相次いでいる。

春江病院では、6月中旬から2週間で10人ほどの子どもが疲労骨折と診断された。

膝の上下や足部などに外傷のないままひびが入っているため、
本人や保護者が骨折とは思っていないケースが多い。

https://ux.nu/Wi3tz

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)


激しい運動の中で骨折するというのなら、
年代を問わずにあるのですよ。

しかし、この報道では、これらの子どもの骨折が「疲労骨折」であり、


> 外傷のないままひびが入っている


というのです。

子どもの骨折にこんなのはないですよ、普通。

これは典型的な高齢者の骨折であり、
つまり、


「若くして、骨粗しょう症のようになってしまっている」


というように感じたのです。

仮に運動不足に原因があったとしても、
たとえば、私のような極度に運動不足の子ども時代の子どもでさえも、
こんな骨折は普通しませんでした。


そこで考えている中で、


「過度な消毒の副作用なのかなあ」


と思うようになってきたのです。

あまりに消毒も過度な場合、
そして、「消毒剤が《気化》しやすいような環境(噴霧とか)」だと、
急速に腸内環境が悪化する可能性があるように思うのです。

これからは、高齢者は特にすごいことになりそうです。

先日、高齢者施設での「新型コロナウイルス対策」を報道で見ましたが、

「消毒につぐ消毒の生活」

となっていて、何もかも常に消毒している環境でした。

「こりゃ体がもたんわ」

と呟かざるを得ませんでしたが、
腸内細菌環境は「脳と直結している」ことが明らかになっていまして、
あまりにも腸内細菌のバランスが崩れると、


「認知のほうの問題も出てくる」


と思われます。

今の超過激な消毒環境は、
次のような状態を作り出すと思えて仕方ないのです。



・骨折の増加

・歯が脆くなる

・高齢者の骨粗しょう症の激増

・高齢者の認知症の激増

・全年齢のメンタル疾患の激増



腸内細菌環境の観点から、
かなり合理的に考えてみれば、
これは避けられないようにも思います。


つまり、私たちとその周囲だけでも、

「それを避けて生きてみましょう」

と。

これからの世の中は、
体力的にも精神的にもタフでなければ、
生きられないと思います。

先ほど書いたような弱さが顕著になっては、
生き抜くことは難しいと思うのです。


あと、これは余談ですが、
たとえば、高齢者の骨粗しょう症は

「女性のほうに圧倒的に多い」

ことが知られています。

一般的には、骨粗しょう症が女性に多い理由は、
骨形成に重要なエストロゲンという女性ホルモンが、
女性の「閉経後に減ってしまうから」と言われています。

しかし、以前から、


「この理由は変だなあ」


と思ってはいました。


というのも、エストロゲンというのは「女性ホルモン」ですので、

「男性はもともとその値が低い」

のです。

それはもう男性のエストロゲン値は、
若い時から老後まで女性よりはるかに低いのです。

https://ux.nu/JNmZ3

ですので、骨粗しょう症が高齢の女性に特に多い理由は、
女性ホルモンだけの問題だけではないだろうなと思っていました。

そして、最近のこの過度な消毒社会の中での骨折の増加と、
腸内細菌環境と骨密度の関係を知るうちに、以下のように思ったのです。


「一般的な家庭で、強い家庭用消毒剤を使い続けるのは男性と女性のどちら?」


ということです。

私の家などは、
私自身、トイレなどの掃除が嫌いではないですので、よくしますけれど、
わりと多くの家庭では、


「ハイターやトイレ洗剤などの強い化学洗剤を使うのは主に女性では?」


と思ったのです。

清潔好きな女性なら、
毎日毎日、キッチンやお風呂やトイレを殺菌消毒していると思います。

ハイターや次亜塩素酸のようなものを毎日使う。

そういう生活習慣が何年、何十年と続く。

その生活の中で、
少しずつ腸内細菌が破壊され続けているということがあるのではないかと。


よく「女性特有の病気」といわれるものが、
この世には数多くありますが、
今の私は、

「そのうちのいくつかは、家事での化学洗剤の長年の体内への蓄積が原因では」

と思っています。

家事の多くを女性がおこなうことが多い環境での弊害でもあるのかもしれません。

腸内細菌が破壊され続ける中で、
肺がやられ、骨密度が低下し、認知に問題が起きる。

もちろん、みなさんではないにしても、
そういう方も、中にはいらっしゃるのではないかと思ってしまいました。

今さら、この現代社会の衛生的な住環境習慣を変えることはできないわけで、
その中で、新型コロナでの過度な消毒生活が加わったと・・・。


人によって影響の度合いは異なるだろうとはいえ、
これからの影響は、コロナウイルス疾患そのものとは比較にならないほどの、
長期間の苦痛を伴う健康被害が増加しそうです。


いろいろと大変ですけれども、
でも、こういうことを

「知ること」

と、

「知らないまま生きる」

ことでは、この後、少しは違う展望を迎えられるかもしれません。


ヒトラーの「独裁者」という映画があって、
そのラストシーンの5分間ほどの演説は、
映画史に残る素晴らしいものだとされていますが、
その最初のほうに以下のような台詞があります。



(『独裁者』(1940年)より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

人類は互いに助け合うべきだ
人間とは本来はそういうものなのだ
人間は、他人の幸福を願って生きるものだ
他人の不幸を願ったり、互いに憎み合ったりしてはならない

この世界には全人類が暮らせる場所があり、大地は富に満ちている
人生の生き方は自由で美しく楽しいものであるべきだ
しかし、私たちは生き方を見失ってしまっている
貪欲が人類を毒し、憎悪をもたらし、悲劇と流血へと私たちを行進させた

機械は貧富の差を作り、知識を得たことにより人類は懐疑的になった
思想だけがあって感情がなく、人間性が失われた

賢さよりも、優しさや愛と思いやりが必要だ
思いやりがないと暴力だけが残り、すべてが失われてしまう。

私の声が聞こえる人たちに言いたい

「絶望してはいけない」

私たちに覆いかぶさっている貪欲はやがて過ぎ去り、恐怖もやがて消える
それらの貪欲や恐怖は、人類の進化を恐れる者たちの嫌悪なのだ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)


80年前の言葉ですが、今のほうがむしろ深く訴えてきます。

この『独裁者』のラストの台詞の全文は、
2015年の以下のブログ記事に掲載しています。



◎地球を作り替えるために「悪に
感謝する」こと。そして、チャッ
プリンの『独裁者』のスピーチで
の理想的な人間像を真剣に想像し
てみること
https://ux.nu/eg3Um


何かこう、陰謀論的なものを含めて、

「いろいろな害悪」

が私たちの社会を覆い尽くそうとしていますが、
向きあう現実は向きあうとして、
あとはなるべく肯定的に進んでいきたいですね。



・・・・・zzzzzz …(寝てるのかよ)



いずれにしましても、心身そのものを損なってしまうと、
これからの世の中を生きることも大変ですので、
最低限の健康の保持については、
皆様と共に今後も考えていきたいと思っております。

今回はこのあたりまでとさせていただきます。

あと、以前使っていたメルアドのメンテナンスが終わりましたので、
元の以下のものに戻します。

mail@indeep.jp

相変わらず、ご返信のレスポンスが悪くて、
申し訳ないと思っております。

では、失礼します。

In Deep
岡 靖洋
https://indeep.jp/

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