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今日はなぜか大迫町の早池峰神楽を見るハメになってしまいました。
休日だからといって、ホテルの部屋に閉じこもりきりというのも芸がないと思い、あてなくハンドルを握りました。
北に向かって走っているうちに、なんとなく早池峰山の登山口の旅籠集落を見たいと思い、ナビで調べたら山の博物館があるというのでそこをターゲットにして行きました。
岩手県に入るや周りは真っ白な雪景色に変わりました。さすがに千正夫が「北国」といっただけあります。ナビは花巻インターから大迫町に導いていきます。
博物館は丘の上にあって、途中の道路はわずかに圧雪状態でした。
じつは、この後も同様で、写真も約30枚ほどとってきたのですが、パソコンにアップしようとしているうちに、誤ってデータを消去してしまい、全滅です。
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しかたなく、記憶のあるうちに記録することにします。
一つ驚いたのは、学生時代の山岳部の先輩だと思いますが、百々幸雄さんが発掘したという弥生人の幼児の埋葬跡を発見したという展示物でした。医学者が人骨調査…? 新しい≪発見≫でした。
同時に、「オレはいったい何をやっているんだ・・・・・」との思いが頭をよぎりました。
気を取り直してその他を見ていたら、「植村直己と仲間たち」というパンフレットが目に入りました。彼が亡くなる半年前に、私は彼を福島県青少年会館に招待して講演をしていただき、夜は少しですがビールを飲み交わした思い出があります。彼の非常に謙虚な当時の姿が目によみがえりました。
さらに見ていたら、大迫町では神楽が国の重要無形民俗文化財、ユネスコの無形文化遺産に登録されており、しかも今日が大償神楽の舞い納め日となっているではありませんか!!
開演時間など書いてありまませんでしたのでとにかく行ってみることにしました。
会場は神楽の館。見ると入口にいちばん近いところの駐車スペースが空いております。もちろん周りはうっすらと雪化粧の中です。北上山地でも大きな曲り屋の一つだった民家の母屋を移築して平成の「ふるさと創生資金」で建設した施設だそうです。
80坪ほどあるそうです。中にはすでに200人ほどの人々がいました。僕が入場するのを待っていたかのように開演されました。ラッキーです。演目は「鳥舞」から始まって9つの段があります。それぞれが予想したより激しい動きを伴って、太鼓や足音がドン、ドンと響きます。
僕は、7段あたりの万歳楽? 狂言「土踏まずの法印」を見て、3時近くなってしまったので今日は退散することにしました。帰ってから、前記のように写真をなくしてしまったのでインターネットから写真拝借です。
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ところで、、、、、
早池峰山の神様は、無理を通してこの山の神様になった方なので、人々の「無理な願い」をかなえてくださる神様なのだそうですよ。他人様のチャンスをちゃっかり横取りするような・・・・・。
僕もこの記事を書きながら、他人様に行くはずの幸運を自分もいただけるよう願ってみたいと思います。
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