2016年1月29日金曜日

「無条件降伏体制」着々と日本をむしばむ


甘利大臣辞任の裏で
今日の新聞は1,2,3,4,7,32,33面と大臣の辞任と金銭授受の問題で踊っている。(朝日)
これだけでも、週刊誌でいう所の2億円恐喝問題はスルーしている。

ところが、31面には「高浜原発再稼働」の記事が、申し訳なさげに載っていた。
陛下のフィリピンご訪問、TPP問題の行方など、気になることも多い。
横田基地にはF22戦闘機が日本側に何の断りもなく配備されたし、、、、

日本は安倍政権に至って、再び米軍の占領下に戻ってしまったらしい。
正常な論理や法律などは実態として機能せず、白紙委任状のごときTPP法案が与党一致でごり押しされるし、立憲国家どころか法治国家ですらないようである。

おそらく、戦後の「無条件降伏」体制は連合国支配が続く限り「永遠」なのであろう。
戦後日本はひと時の夢を見ていたのだ。

かの中国は、アヘン戦争のアングロ禍から抜け出すのに苦難の100年を経なければならなかった。
日本が日本として脱欧入亜を果たす日は来るのだろうか。


2016年1月18日月曜日

どこかおかしいね、日本

阪神大震災から21年。
バス転落時「速度超過」
イラン制裁解除
北朝鮮向け石油 中国に禁輸要求

認められない同性婚 なぜ切ない?
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天声人語では「現政権の中国への急接近に、民意がブレーキを踏んだ。民主主義が機能するとは、こういうことだろう」
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今朝の朝日新聞1,2面の記事だ。

国会では大変な重要法案がひしめき合い、与野党かみ合わない議論に空転し、体制翼賛化に向かってまっしぐらというときに、そのことには一言も触れず、上記のような具合だ。

「同性婚」では「法律は内閣が作るもの」と開き直り、天声人語氏は「民主主義は戦いを好むもの、民主化戦争万歳」とでも言いたげだ。

テレビなども、バス転落事故の被災者ばかり執拗に追っている。みんな若い大学生だから「絵になる」のだろう。失礼な話だ。

おっと、忘れちゃいけないのが、「廃棄カツ2万7000枚・・・店頭販売や弁当に」た゜。
不安全不安心な食品の流通は、何も中国が専売特許ではない。
日本こそ「元祖」ではないのか?

どこか狂ってますよね、日本。

2016年1月16日土曜日

「IS犯行声明」の怪

今度はジャカルタでテロ。
11月のパリでの「テロ」同様、すぐさまISなる者の「犯行声明」がネット上で告げられたという。

当局は事件発生翌日までに「犯人」の素顔、「実行共犯者」の特定をしている。
自爆または射殺された「犯人」については、本当に「犯人」なのか。

パリでのときは、恐るべき迅速さで「犯人」を特定し、次の行動---シリア空爆に展開していった。

ISがらみではいつものことだが、「直ちに報復してください」とばかりの「犯行声明」が発表される。こんな「声明」で喜ぶのは、爆弾投下をしたくてしょうがない連中だけだろう。それともISの人々には「自爆趣味」みたいなものがあるというのだろうか。

アルカイダ、ビンラディン、みんなあり得ないような「自爆趣味」に満ちている。
誰もがわかっているはずだ。本当の「犯人」なら「犯行声明」など出す筈がないということを。

では、「真犯人」は誰なのか。
お茶の間劇場でじっくり考えてみるのも悪くない。

2016年1月15日金曜日

日韓に「核」がある限り

僕は北朝鮮問題に、少しナーバスになっているのかもしれない。

今朝の朝日6面に、「動かぬ中国 じれる韓国 北朝鮮制裁巡り主席会談」と出ている。

北朝鮮の核問題であるが、日韓は米国の核の傘の中に入り、米軍が常駐し、当然空海軍は「核」を持ち込み保有している。米国は、はるばる太平洋を渡っての大遠征を戦後70年継続中である。米国は真珠湾以来海外出兵中ということであり、そのボーダーラインに北朝鮮がある。日韓は米国の前線基地である。

だから、日韓両国で米軍は治外法権を確保しているし、両国政府はまだ「占領下」にあるようなものだ。

したがって、北朝鮮、中国は日本など眼中にない。張り合う相手は米国なのだ。
米国は世界最大最強の軍事国家である。その上、国連の承認なしにいつでも軍事行動ができる「テロリスト国家」である。極東に、東欧に、中東に、アフリカに、世界中で戦争ごっこをしている。

そのうえ、北朝鮮のことは「悪の枢軸」呼ばわりをして、いつでも空爆できるようになっている。

日韓は米国とともに海外派兵を行って、世界各地での戦争に参加している。
北朝鮮は海外派兵などしていないし、力もない。隣国に対する「脅威」など存在しない。

しかし、日韓に「核」が配備されている限り、極東の脅威=戦争不安は消えない。

北朝鮮は、我々にとって単に棒切れを振り回しているにすぎないが、彼らから我が国を見れば、日本狐が米国虎狼の威を借りて吠えているように見えるだろう。
米国虎狼はよだれを垂らして舌なめずりをしているのだ。





2016年1月13日水曜日

核実験で巨大地震発生が可能

朝日デジタルの記事。

[東京 6日 ロイター] - 菅義偉官房長官は6日午前の会見で、この日午前10時半ごろに北朝鮮で観測されたマグニチュード5.1の地震について、核実験の可能性があるとの認識を示した。

北朝鮮の核実験程度でこれほどの地震が起こるということを自民党政府が認めているということである。

今回の実験は、米英仏の実験に比べて極ごく小規模なもの。
核先進国が核爆発を応用すれば、この10倍、100倍、1000倍の地震をたやすく起こせるということである。
10000倍なら2011.3.11の地震に匹敵することになる。
当時の気象台発表程度なら、もっと小さい地震だったかもしれない。
いずれにせよ、現代核技術で東日本大震災程度の地震を人工的に起こすことが可能であるということになる。

現代という時代はそういう時代なのである。

2016年1月12日火曜日

自分の頭で考えよう

中国株が崩壊して、中華経済が凋落の傾向を見せているという。

その割には、中国をはじめ東南アジアの「富裕層」が秋葉原で「爆買い」しているとか。

また、中国の経済低迷で原油需要が減って価格低下に歯止めがかからないらしい。
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デマではないにせよ、一種の偏向報道といえるだろう。
その証拠に、日本では一足先に582円の大暴落を起こしているが、あまり報道されない。

中国株の最大投資国は米英である。決して中国人民ではない。
上海株の暴落が世界に波及しているというが、世界の一日は日本、中国から明ける。
真っ先に低落したからと言って、その地域が原因とはならない。

かつて、アジア経済危機、東欧の経済危機、南米・・・・と多くの「危機」があったが、それらの原因はその国にはなく、ジョージ・ソロスをはじめとする英米投資家が仕掛けたものであることがわかっている。
今回は違うと言い切れるか。

アジアの富裕層はどんな人々であろうか。彼らは決して日本の高級ホテルに泊まるわけではない。東京や大阪の安ホテルやなどに泊まって、短期滞在をして「爆買い」をしていく。しかも「団体さん」だ。

彼らは決して「富裕層」などではなく、円安によって値ごろ感が出てきた日本製品を、再び円高にならないうちに買いまくりに来ているのだ。
彼らは地域社会の買い物代表団であり、中小商工業者なのだ。
本物の富裕層は、平均的日本人が考えるよりもはるかにリッチであり、このような行動はとらない。

原油国際価格は、ブッシュ親子が主導した価格つり上げの利益確定の一面があるとは前にも論じたが、今回の原油下げは決して中国の需要が足踏みしているからではない。生産過剰からなのだ。
資源大国ロシアの収益を減らすために原油を増産して価格低下を画策したのだが、増産体制に歯止めがかからなくなったための下落である。かつては石油輸出鎖国をしていたアメリカは今や石油輸出国であるし、OPECは内部統制が取れずに、むしろシェア争いのために増産中だし、英米が作り出したイスラム国も今や石油プラントをわが物として金もうけに走っている。
その結果が原油安なのだ。

政府=マスコミの言うことは利益誘導報道が多いから、少し頭をひねって考え、理解する必要がある。
行動はまた別だけどね。

2016年1月11日月曜日

誉めること貶すこと

今日の天声人語。
イタリア物のエッセイストがどうしてイタリア語が上手になったのか。
フランスでけなされ、イタリアでは褒められた。だから早く覚えた。
言葉は誉められると覚える、とか。
人の導き方の例えである。
こういう論者のことを馬鹿の一つ覚えという。

このエッセイストは戦後ヨーロッパにわたって勉強したらしい。
国民的にはフランでは戦勝国と敗戦国の関係。イタリアは同じ同盟国で敗戦国仲間。
当然、フランスでは憎まれ、イタリアでは親しまれる。
他の人的要素もあったかもしれない。
誉めたとか、貶されたとか以前に、好悪の感情がお互いにある。

好きこそものの上手なれというではないか。
ここでいう「好き」とはお互いに「好き」ということである。
憎い相手を褒めることは難しい。

好き合うこと、愛しみあうこと、この相互関係を忘れた天声人語、今日の出来は良くなかったようだ。





日本も核保有国だ

マスコミは北朝鮮の核実験で大盛り上がりだが、核保有国が6か国、あるいは9か国だと思っているから間違いになる。

実際は日本、韓国をはじめその領土内に核兵器を保有する国の数は半端ない数に上る。

日本、韓国、フィリピンをはじめ、NATO諸国に至るまで、米国空軍、海軍が持ち込んでいる核兵器の数は数千発。

非核三原則とは、核兵器をもたず、つくらず、もちこませずのことだが、米軍などは他国に核を持ち込んで常備している。日本も事実上「持ち込ませた上、持っている」ことになる。

それどころか、日本はかつて中性子爆弾実験(ICO事故と呼ばれる)もやっているし、フクシマのように原子炉爆破実験まで行っている(少なくとも「未必の故意」を装っている)。

だから、日本は堂々たる非「非核三原則」の核保有国なのだ。

ろくろく海外侵略などしたことのない北朝鮮が自衛のためと称する実験をやったくらいでガタガタしてはいけない

我が日本やアメリカは、100年、200年の赫々たる帝国主義的侵略戦争の老舗なんだぞ。

今年は、我がアベッチが大政翼賛体制を整えて、1億総軍人で北朝鮮に攻め入って、口に手え突っ込んで、ノドチンコおっ掴んで、奥歯ぁがたがた言わせてやるからな。
いつもの米日合同演習とか、米韓合同演習のような、単なる脅しとはわけが違うんだからな。
本気だかんな。

てなもんで、あー、恐い怖い。

2016年1月9日土曜日

なぜ宣伝報道をするのか

朝日新聞の見出しはこうだ。

韓国、宣伝放送を再開 北朝鮮揺さぶり
米国務長官、中国に対北朝鮮 圧力強化求める
社説 問われる中国の行動
    香港の怪事件 言論の自由の危機だ

東証、年初から5日続落
中国株値下げは一段落
東証、乱調 日本 ほぼ「一人負け」
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宣伝放送については、昨日の記事の焼き直しだ。
米英を中心とする勢力が、自らは影武者になって、中国攻撃に走っている。

いつも思うことだが、西部劇の悪や銀行連中みたいに、相手を極限まで追い詰め煽っておいて、相手がたまらず拳銃に手をかけた瞬間に圧倒的な武力で打ち倒す。これを英米流「正当防衛」という。

アメリカなどは、子供でも本物の銃を持っているキチガイ殺人国家です。
中東をISとやらでガタガタにし、イランイラクを煽って一触即発の状態にし、世界中に不安の種をまき散らしながら、経済不安を自ら引き起こしていながら、今回の株価続落を中国のせいにしてしまう根性こそ、世界不安の元である。

その結果、東証の乱調は、安倍政権の危うさの結果でもあるのだが、「中国のせい」で逃げようとしている。

原油価格が下がったのは、英米が作為的に引き上げた価格による儲けを確定させるための手段に過ぎないし、この数年の間に日本の資産が何百兆円という規模で海外移転し、日本経済が空洞化していることを、一般庶民は知らないままだ。

新聞記事は裏読みしないと真実が見えない。

2016年1月8日金曜日

北朝鮮水爆実験狂騒曲

北朝鮮の核実験で日本中が上へ下への大騒ぎ。
韓国が軍事宣伝放送を再開するとか、米国を中心に「中国はもっと圧力をかけるべきだ」とか。
日本各地では抗議集会が行われたとか。

どっかピントがずれてませんか。

日本からも弱小国家とみなされ、経済力も軍事力もたいしたことないと思われている国のことですよ。
騒ぎすぎです。
騒ぎすぎるのは、騒ぎすぎてみようという意図があるからでしょう。

3月になれば、恒例の米韓合同軍事演習があるしね。
毎年前半はこの乗りできてますから、年中行事であるともいえるわけで。
(今年もなんかあるのだろうね)

先日は、核廃絶国連決議案が米英仏中の反対で否決されたが、水爆保有国だよ、これ。
これらの諸国は何発核実験をやって、何発の弾頭を持っているの?

北朝鮮の核実験で一回デモをするなら、
既保有国に対しては365日毎日何回もデモをすべきではないの?

強き鬼畜米英を助け、弱きアジアをくじくのは、怯懦の道です。恥ずかしいことです。