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原発から北西に向かう一帯が強制退去地域になってから半年になる。
わが町川俣は、一部がその地域に入ったものの、町の中心部はその指定からはずれている。
線量も比較的低い。
この町は、今、思わぬ景気に沸いている。
近隣からの避難者で町はごった返し、人口爆発、スーパーや食堂は客であふれている。
汚染問題とは別の意味での「ホットスポット」になっているのだ。
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僕は川俣からの脱出を考えたが、友人の一人は大きなビジネスチャンスと受けとった。
川俣町に残って、除染ビジネスをやるという。
山地が大半を占めるこの町で、除染の効果はゼロに等しいだろう。
しかし、ブームになっている。浅はかな機運だけが先行している。
効果は期待できなくても、そういう「行為」に人々は金を出すらしい。
だからビジネスになる。
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どうせ20年は発病しないのだから、今のうちに稼げるだけ稼いでおこう、、、ということだ。
これは一つの見識といえる。
長崎からきて福島医大の副学長になり、放射能は怖くないと言ったセンセのおっしゃるとおりである。
ピンチはチャンス-----そう考える人間は多い。
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人のやらないことをやれ。とは水前寺清子の歌の文句だが、なるほどねぇ。。。
ゴーストタウンと化した浪江、大熊、飯館。
そのコントラストは鮮やかすぎる。
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