宮城谷昌光の「太公望」が出た時、一気に読みとおして大変感動した覚えがある。
また、NHK-FMのラジオドラマ「封神演義」も、たまたま聞いていて面白かった。
これらがきっかけで、CDドラマや、中国のTVドラマのDVDなどをコレクションしているうちに、尖閣諸島(中国名魚釣島)についても興味がわいてきた。
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日本でも、古来中国の歴史、思想などに深く興味を持って、さまざまな研究がなされてきた。
いわく、史記、論語、老荘思想、儒教や道教、、、、、昔から日本人に多くの共感で迎えられた思想、それは「易姓革命」である。
---天は己に成り代わって王朝に地上を治めさせるが、徳を失った現在の王朝に天が見切りをつけたとき、革命(天命を革める)が起きるとされた。(ウィキペディアより)
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テレビドラマを見ると、現代においても中国の始まりの一つとして太公望らによる周の成立を見据えているようである。天命という言葉が主軸になっているのが封神演義なのだ。中国の基盤がここにあると、現代中国人たちも考えているらしい。いまでも何度もドラマ化されているのだ。
徳による統治が中国の理想といってよい。
欧米諸国などにはない思想である。
太公望が釣り糸を垂れたといわれる魚釣台は陝西省にあるのだが、この故事にちなんだのかどうかわからないが、中国名魚釣島は、中国人にとっては絶対に譲れないアイデンティティーに触れるものかもしれない。太公望の出身が東海上にあったという説も有力だからだ。
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宮城谷文学における「太公望」は白眉であるが、中国は殷の紂王を生み太公望を生んだ国である。周の太公望の治世を理想として国の指針とするならば、一般庶民にとっても望ましい国造りになることと思われる。
翻って、我が国のことも考えてみたくなる。
2016年9月21日水曜日
現代のコロッセオ
劇場型社会といわれる。
7月にローマのコロッセオ円形競技場を見てきたが、ローマ時代の昔から、人はスポーツに熱狂してきた。
コロッセオで行われていた見世物は、単なるスポーツのみならず、人間と動物、人間同士の殺し合いであった。人々は熱狂し、文字通り狂っていった。
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戦時中、フランクルいうユダヤ人は、ラジオの発明を聞いて「これで人々は何も考えなくなってしまうだろう」と言った。
戦後、大宅壮一は、テレビの誕生を見て「一億総白痴化するだろう」と言った。
実際、そこに映し出されるのは様々なスポーツと、さまざまな殺し合いである。大抵はシナリオが準備されている。人が興奮するような筋書きになっている。
僕も昔、電話サービスで様々な情報発信をしてきたことがあるが、一字一句、推敲された原稿があった。
現代の放送、事件などで、綿密に計画されたもの以外は極めて少ないと思われる。
「事故」ですら準備されている場合があることを、心に刻んでおくべきだ。
現代のコロッセオは、あんな小さいものではない。地球規模に広がっているのである。
7月にローマのコロッセオ円形競技場を見てきたが、ローマ時代の昔から、人はスポーツに熱狂してきた。
コロッセオで行われていた見世物は、単なるスポーツのみならず、人間と動物、人間同士の殺し合いであった。人々は熱狂し、文字通り狂っていった。
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戦時中、フランクルいうユダヤ人は、ラジオの発明を聞いて「これで人々は何も考えなくなってしまうだろう」と言った。
戦後、大宅壮一は、テレビの誕生を見て「一億総白痴化するだろう」と言った。
実際、そこに映し出されるのは様々なスポーツと、さまざまな殺し合いである。大抵はシナリオが準備されている。人が興奮するような筋書きになっている。
僕も昔、電話サービスで様々な情報発信をしてきたことがあるが、一字一句、推敲された原稿があった。
現代の放送、事件などで、綿密に計画されたもの以外は極めて少ないと思われる。
「事故」ですら準備されている場合があることを、心に刻んでおくべきだ。
現代のコロッセオは、あんな小さいものではない。地球規模に広がっているのである。
この勢いは止まらない
こんなに発電所が必要なのか。
発電所は資源エネルギーを燃焼させて電気を作る。
ただし、どんなに効率が良くても、半分のエネルギーは地球環境に捨てるしかない。
原子力発電に至っては、実に7割のエネルギーが環境に放出されるのだ。
発電所ではなく、「発熱所」だ。
海水温の上昇、大気現象の異常は、エスカレートする電気の大量消費に原因がある。
電気として生産された2倍以上のエネルギーが環境に捨てられ、消費された電気そのものも、やがて熱ゴミとして環境に放出される。
人間が電気による豊かさを追求する限り、この勢いは止まらない。
発電所は資源エネルギーを燃焼させて電気を作る。
ただし、どんなに効率が良くても、半分のエネルギーは地球環境に捨てるしかない。
原子力発電に至っては、実に7割のエネルギーが環境に放出されるのだ。
発電所ではなく、「発熱所」だ。
海水温の上昇、大気現象の異常は、エスカレートする電気の大量消費に原因がある。
電気として生産された2倍以上のエネルギーが環境に捨てられ、消費された電気そのものも、やがて熱ゴミとして環境に放出される。
人間が電気による豊かさを追求する限り、この勢いは止まらない。
若い時に私は人工地震の実習をした
地下核実験の計測は地震波で行う。
北朝鮮が隠れて核実験をやっても、核爆発によって地震が起こるから、その波動を調べれば、どこでどれだけの規模の爆発があったか推測できる。
単純に大木槌で地面をたたくと、数十メートル先でもその振動を計測できる。
ダイナマイト1本なら数キロ先でもキャッチできる。
複数の観測点があれば、発生場所の特定までできるようになる。
こんな技術は50年も前からあった。
何しろ僕はこれを学生時代に実習しているのだから。
爆発が地下数キロで引き起こされれば、そして大量の火薬や核などを使えば、どんな「地震」でも製造可能となる。制御発破という技術だって50年の歴史があるのだ。
制御発破は40年前に就職先で実習済みである。
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ところで、日本の核廃棄物の行方はどうなっているのだろうか。
地層処分については、すでに20年前から研究が始まって、10年前から実験も行われるようになった。ただし、どこの市町村でも地元は大反対だ。
核のゴミは捨て場がないのだ。。。。。。。。
日本の55個の原発から発生した核ゴミはすでに10年以上前から飽和状態だ。
しかし、あれだけ捨てる場所がないと言っていた割には、溢れ出さないのはなぜだろうか。
核は政府発表のような地層処分では、何万年も「管理」しなければならない。
しかし、文字通りの「処分」すなわち爆発廃棄なら管理は不要だ。
「管理」するのは「情報」のみでよい。これは機密情報と呼ばれる。
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昔、ICOの超臨界「事故」があったとき、「これは中性子爆弾の実験だ」と直感したが、「まさか」の事柄が実は日常茶飯だということもある。
責任の所在があやふやならば、どんなことをやってもおとがめなしの世の中なんだから。
北朝鮮が隠れて核実験をやっても、核爆発によって地震が起こるから、その波動を調べれば、どこでどれだけの規模の爆発があったか推測できる。
単純に大木槌で地面をたたくと、数十メートル先でもその振動を計測できる。
ダイナマイト1本なら数キロ先でもキャッチできる。
複数の観測点があれば、発生場所の特定までできるようになる。
こんな技術は50年も前からあった。
何しろ僕はこれを学生時代に実習しているのだから。
爆発が地下数キロで引き起こされれば、そして大量の火薬や核などを使えば、どんな「地震」でも製造可能となる。制御発破という技術だって50年の歴史があるのだ。
制御発破は40年前に就職先で実習済みである。
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ところで、日本の核廃棄物の行方はどうなっているのだろうか。
地層処分については、すでに20年前から研究が始まって、10年前から実験も行われるようになった。ただし、どこの市町村でも地元は大反対だ。
核のゴミは捨て場がないのだ。。。。。。。。
日本の55個の原発から発生した核ゴミはすでに10年以上前から飽和状態だ。
しかし、あれだけ捨てる場所がないと言っていた割には、溢れ出さないのはなぜだろうか。
核は政府発表のような地層処分では、何万年も「管理」しなければならない。
しかし、文字通りの「処分」すなわち爆発廃棄なら管理は不要だ。
「管理」するのは「情報」のみでよい。これは機密情報と呼ばれる。
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昔、ICOの超臨界「事故」があったとき、「これは中性子爆弾の実験だ」と直感したが、「まさか」の事柄が実は日常茶飯だということもある。
責任の所在があやふやならば、どんなことをやってもおとがめなしの世の中なんだから。
2016年9月20日火曜日
2016年9月18日日曜日
溶け合う国と溶け合わない国
今から50年前の事だが、僕はキリスト教会に興味を持って、アメリカ発祥のセブンスデイアドベンチスト教会の通教を受けた事がある。
その内容は、初めから衝撃だった。
アメリカは巨人だが、まもなく崩壊する運命にある。それは、この巨人の足元を見れば良い。鉄と銅、粘土と砂が混じり合って、溶け合わないままだからだ、と。
50年前、学校ではアメリカの事を、人種のるつぼ、と習っていた。だが、るつぼの中は溶け合うまで至っていなかったのだ。色んな民族が混じり合っても溶け合わずにいる国なのだ。
世の識者たちも、アメリカが足元から崩れ出していると見る人が増えている。
たしかに、孫子の兵法にも、内部分裂している国は危うい、とあった。
欧米諸国もこれに当てはまる。アメリカだけではない。
これに対し、BRICS諸国は、民族が融合し、心が溶けあっているように見える。
日本人はどうか。
この国は民族の融合をあまり望まないように見える。
しかし、日本人には、すべての人々を八百万の神々として受け入れる考え方の伝統がある。この気持ちが本物であれば、日本人は生き残れる可能性があるのだが、、、。
その内容は、初めから衝撃だった。
アメリカは巨人だが、まもなく崩壊する運命にある。それは、この巨人の足元を見れば良い。鉄と銅、粘土と砂が混じり合って、溶け合わないままだからだ、と。
50年前、学校ではアメリカの事を、人種のるつぼ、と習っていた。だが、るつぼの中は溶け合うまで至っていなかったのだ。色んな民族が混じり合っても溶け合わずにいる国なのだ。
世の識者たちも、アメリカが足元から崩れ出していると見る人が増えている。
たしかに、孫子の兵法にも、内部分裂している国は危うい、とあった。
欧米諸国もこれに当てはまる。アメリカだけではない。
これに対し、BRICS諸国は、民族が融合し、心が溶けあっているように見える。
日本人はどうか。
この国は民族の融合をあまり望まないように見える。
しかし、日本人には、すべての人々を八百万の神々として受け入れる考え方の伝統がある。この気持ちが本物であれば、日本人は生き残れる可能性があるのだが、、、。
2016年9月8日木曜日
自分の都合しか言わない天皇
先日の玉音放送もそうですが、何十年も前の玉音放送でも、国民のことは他人事でしたよね。
そして、自分の公務が多すぎるとか、息子を摂政にとか我々もずいぶん立派な天皇殿をもったものですね。
そして、自分の公務が多すぎるとか、息子を摂政にとか我々もずいぶん立派な天皇殿をもったものですね。
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