2011年8月16日火曜日

政界はというと

2年前の日米民主党同時革命によって1月にアメリカで、9月には日本で民主党政権ができた。
鳩山政権は党内外の反小沢勢力によって追い出され、実質「民主党」ではなくなり、あいまい菅が総理となった。彼は党内の反小沢の急先鋒役を演じた。
そこに東日本大震災、福島原発危機である。

そして今、野田氏が自公と連立して政権を立ち上げようとしている。

この一連の流れを見ていく限り、佐藤・田中といわず中曽根といわず、小泉といわず、悪徳の限りを尽くした自民党政治と決別したかに見えた民主党政権であったが、獅子身中の虫、前原、野田以下もともと「心は自民党」派によって、「今までの騒ぎはなんだったの?」的にあの忌まわしい(はず?)の自民党政治に帰らんとしている。

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所詮「政党」なるものの力を誤って信仰していただけといわざるを得ない。
国家という組織を実際に動かしているのは官僚組織であることが、この一連のプロセスで明らかになってきたと思われます。


官僚組織の中枢は、宮内省と外務省、それに財務省です。
特に前2者はかなり世襲的家系によって運営されています。

半ば「公営企業」と目される会社、「中世のお荷物」と言われた寺社その他の中間組織。これらもほとんどが世襲によって運営されています。戦前どころか、江戸時代、平安時代の体制が隠然と存在しているのが実際です。

世界最大の株式会社である日赤の総裁がだれで、社長がだれで、日本の天皇を最も多く輩出させた家系を持つ方が社長だなんて、どうしてわかり得ましょうか。3年前に「1000年の至宝」展を国立博物館でやったあの方です。

そこのところの本質は全く変わらない。
自民党がとろうが、
民主党がとろうが、
民主党の中の「隠れ自民党派」がとろうが、
一切変わるものではないと思います。

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民主党政権では、誰が党首、総裁になろうとも、自民党的なもの=官僚機構に忠実なものにすり替わるしか、官僚とマスコミには受け入れてもらえないようです。

もはや野田がどうとか前原がどうとか言っている段階ではないです。
「日本の真の支配者」が何をどう考えているか。
それだけが問題であり、
一般市民たる我々には知る由もがなということです。

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残念ながら、我々市民は自らの革命を通して得たものは何もないので、明治維新になろうが、戦後のお仕着せ憲法のもとになろうが、自ら汗して得たものは何もありません。

上記の騒動もいわば雲の上の方々のお話でしょう。

私の故郷は、菅総理に言わせれば、「敬愛する奇兵隊が攻めた敵国である」福島県です。





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