2018年3月1日木曜日

卒業式の飲酒の思い出

50年前になるが、三月一日は僕の高校卒業式の日であった。
この日、僕達七人は、実は卒業できなかった。

卒業式後に各教室に戻って、担任から証書を受け取るのだが、通信簿は貰ったが卒業証書はお預けであった。

僕は、高二の十月からずっとこの日まで学校を欠席していたためであった。
他の六名の理由は聞いていないが、この七名には10ページ程の問題集が与えられて、
宿題提出と引き換えに証書を渡すという事であった。

仲間の一人が、山奥のお寺の息子だったので、そこで宿題をやろうと衆議一決、バイクに分乗して出掛けたものである。

ところが、六人には宿題を片付ける気などさらさら無かった!
いきなり酒飲みを始めた野田。
野田君の寺には、コモ樽やら酒が所狭しと並んでいた野田。

彼らは本堂でどんちゃん騒ぎ。
僕は、問題を解く特殊能力があったため、一人庫裏で皆のために頑張った。
問題を仕上げてから、おもむろに本堂の仲間と合流したのです。
深夜、酔っ払い無免許のバイクの背に乗って帰ったのです。

親が口出しする事はありませんでした。
でもね、翌二日は仙台の大学に受験手続き、三月三日は入学試験でした。

のどかな高校卒業式の1日でしたね!

おまけ。
僕の家のすぐ裏が高校校長官舎になっており、僕が学校を休んでいても、様子は見ていてくれたようです。
高校の隣に住んでいた僕は、学校は休んでも、毎朝グランドを20周走り、世界文学と哲学書を読み漁り、合間に受験勉強も。それなりに充実した日々を過ごしていましたね。
ちなみに、睡眠時間は四時間半。四当五落、境い目でした。


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