2015年3月29日日曜日

「坂の上の雲」と傀儡日本の国際戦争再デビュー

BSプレミアム「坂の上の雲」

10月からの再放送が今日で一応終了した。
「永遠のゼロ」に続く、安倍晋三ご推奨の戦争讃歌、軍国日本讃歌であった。

そもそも日露戦争とは、日米通商条約、薩英戦争、下関戦争に始まった米英による日本支配の大きなモニュメントであった。

英米の金で明治維新を起こして当時の支配者徳川幕府を倒し、傀儡政権が誕生した。
だって、薩英戦争で薩摩は英国の属国になり、下関戦争で長州もイギリスの属国になったんだよ。
「戦勝国」が負けた国を支配し、ひも付きの下剋上をやったのが両藩であり、その延長にあるのが明治維新さ。

傀儡政権は日本に英米流を導入し、英米に代わって戦争する東洋の国を創設した。
新しく創設された陸軍、海軍は英米の指導の下、完全に英米にコントロールされることになった。
「明治天皇」はお飾りに過ぎなかったと思う。

日清日露戦争は英米の手先としての代理戦争であり、明治維新戦争の抵抗軍であった東北列藩からはすさまじい数の犠牲兵が送られ,殺されていった。

戦費は英米が負担した。
特に日露戦争の戦費がかのリーマンブラザーズであったことは名高い事実だ。
陸海軍の影の参謀は米英だった。このことは秘密にされた。

バカ高い利息が請求された。
この借金を払うために、戦争賠償金は国内にはほとんど残らなかった。

ポーツマス条約で全権小村は屈辱を味わい、家庭崩壊にまで追い込まれている。
あまりにも多くの犠牲、あまりにも少ない賠償金。
代理戦争なんてこんなものだ。

この後も、日本の役割はねじれにねじれて、第1次、第2次大戦を経て、今華々しく国際戦争再デビューを果たそうとしている。

0 件のコメント:

コメントを投稿