2012年8月26日日曜日

夕方、急ぎ足で、寄った六甲山です


神戸六甲山の山頂周辺には高級別荘群が立ち並んでいる。
ぽつぽつ白くゴミのように見える。

眼下には神戸の街並み、瀬戸内海、遠くに白く光っているのが大阪都であるらしい。

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摩耶山天上寺の境内です。
「日本第一女人守護」ということで、中には摩耶夫人が祭られております。
摩耶夫人とは、ご存じのとおりお釈迦様の母君。
夢で白い象に犯されて、脇の下からお釈迦様を生んだ・・・・という。

これは拝殿。
昔はいろんな天皇が願掛けに来たらしいです。 
天ちゃんたちも、同じ人類の一人。やっぱりいろんな悩みを抱えていたんだね。
花山天皇勅願寺。
正親町天王勅願寺…。
この階段の数位の「煩悩」があったんじゃないかな。
孝徳天皇勅願寺。
この人って、大化の改新の前の時代だよ。つまり蘇我入鹿の時代。
天皇って、昔から悩み多き存在だったのかもしれないね。

大化の改新でようやく蘇我氏から天皇家が実権を取戻したかに見えたけれど、すでに実態は当時の天ちゃん一族はみんな蘇我氏一族でもあるし・・・・

大化の改新で天智や天武が実権を掌握したかに見える中で、本当の実利を占めたのは春日神社の中臣家。その時から現在まで、途中途切れはあったにしても、形式上近衛家を代表とするような「藤原家」がこの国を実効支配している。

孝徳天皇のちょっと前に蘇我馬子に殺された崇峻天皇だって、天皇に実権があると思い込んで、「朝鮮出兵!!!」と称して九州あたりに兵を集めているうちに、悲劇!!!、本当の実力者に殺されてしまった。

孝徳さんあたりは、本当の「親」、本当の「実力者」が誰であるか当然知っていたからね。
「仮面をかぶった人生・・・」・・・なんて思っていたかも。中大兄ちゃんは従弟だし。中大兄ちゃんも相当フラストレーションがたまっていたんでしょう。

でも、今度こそ崇峻天皇の仇!!!!!とばかり蘇我家を打ち滅ぼしてしまいました。
偉い!! 今度こそ蘇我氏をやっつけたぞ!!!

道路からの入り口。摩耶山天上寺とある。

今日はいっぱい勉強したね。世の中理屈じゃないね。

これは六甲山の天覧台から見た神戸、大阪、瀬戸内海。

六甲山~有馬温泉周辺は花崗岩地帯。
風化が強いと、マサ、真砂と呼ばれる砂になってしまい、写真のような荒涼とした風景が随所にみられる。
これが、世界港神戸の景観づくりに役に立っているわけだ。

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