7月15日、宝塚市中山台の家のお掃除のついでに寄ってきました。今は団地になっている高台の入り口付近にあるお寺さんです。
宝塚市の中山寺は、真言宗中山寺派の大本山で、山号は紫雲山。
本尊は十一面観音で、西国33か所のうち24番。
写真に見えるように、「お礼用さらし」、すなわち安産の霊験あらたかなお寺さんなのだ。
門前は市をなし、すぐ門前が阪急宝塚線中山駅。よくまあこんなところに駅を作ったものだという感じ。
この写真は駅舎のすぐ前から撮ったものだ。 正面に見えるのが次の写真に写っている石柱である。
花の季節が終わったらどうやって保管育成しているのだろうか。
とにかく見事なものだ。
僕らはわざとらしくこれを無視して階段を利用させてもらったのは、いささかの矜持心。
安産祈願の霊場として皇室、武家、庶民より広く信仰を集めたという。秀吉が祈願して秀頼を得、幕末には中山一位局が祈願して明治天皇を出産したと言われている。
寺伝では聖徳太子が建立した…となっているらしい。
僕としては、崇峻天皇との絡みで、聖徳太子には少し屈折した想いを持っているので、これ以上は触れまい。
僕の相棒は、日射が強いし坂道だし、ここからの眺めで我慢することにした。
本尊は十一面観世音菩薩、左右の脇侍も十一面観世音菩薩。全部合わせて33面。観音様は33変化。そこから起こった33か所巡拝。ここは33という数字と切っても切れないお寺さんということになる。
普段は秘仏となっているが、毎月18日には開扉されるそうである。
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