花塚山は幼少の頃からの思い出の山です。
小学校中学年の頃に初めて登りました。昭和30年代の前半です。
当時、川俣小学校は子供達で溢れており、僕たちの学年は入学当初クラス64名x6クラスありました。2年生の時には大講堂と体育館をベニヤ板で仕切って教室にしていました。教室の中には通路もありません。ですから1人2人欠けてもわからないと思い、、、よく山学校に出かけたものでした。
主な行き先は学校横にあった春日神社の裏山でした。斜面には椿が生い茂っていて格好の樹上生活の場になるのです。遊んでいるうちに授業が終わり、見慣れた顔達が集まります。
そんな近所の仲間達と遠征に行ったのが花塚山です。家から全行程歩きますので、一日がかりの大遠征です。木も花も、虫も鳥のことも何も考えずにひたすら頂上を目指しました。
途中で振り返ると住み慣れた盆地の町が小さく見えます。僕は5人兄弟の三男なので、眼下を眺めては「学校卒業したら俺はもうこの町には戻って来ない!」と思っていました。この習慣は高校時代まで続きました。高二から学校は欠席しましたが、花塚山を欠席したことはありません。もちろん軽装で行ける季節だけです。
中学時代は毎月のように登りました。殆どが単独行でした。山に登っては町との別れを惜しんだのです。当時はお手子姫のことも月山のこともろくに考えたこともなく、花塚山の言われが「飛鳥京を偲んで鹿を🦌放したから放鹿山」というのは知りませんでした。ただ「川俣」の由来が奈良盆地の地名?から来ているらしいことは聞いていました。
僕の先祖は隣町に居たらしいのですが、今の奈良には今井町があり、川俣神社や川俣さんがいることをあとで知り、興味深く感じたものです。
花塚山を福島県川俣町のホームページからご紹介します。
川俣町の山~花塚山・登山行程
印刷用ページを表示する掲載日:2020年9月18日更新
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