2021年6月29日火曜日

花塚山の思い出

 花塚山は幼少の頃からの思い出の山です。

小学校中学年の頃に初めて登りました。昭和30年代の前半です。

当時、川俣小学校は子供達で溢れており、僕たちの学年は入学当初クラス64名x6クラスありました。2年生の時には大講堂と体育館をベニヤ板で仕切って教室にしていました。教室の中には通路もありません。ですから1人2人欠けてもわからないと思い、、、よく山学校に出かけたものでした。

主な行き先は学校横にあった春日神社の裏山でした。斜面には椿が生い茂っていて格好の樹上生活の場になるのです。遊んでいるうちに授業が終わり、見慣れた顔達が集まります。

そんな近所の仲間達と遠征に行ったのが花塚山です。家から全行程歩きますので、一日がかりの大遠征です。木も花も、虫も鳥のことも何も考えずにひたすら頂上を目指しました。

途中で振り返ると住み慣れた盆地の町が小さく見えます。僕は5人兄弟の三男なので、眼下を眺めては「学校卒業したら俺はもうこの町には戻って来ない!」と思っていました。この習慣は高校時代まで続きました。高二から学校は欠席しましたが、花塚山を欠席したことはありません。もちろん軽装で行ける季節だけです。

中学時代は毎月のように登りました。殆どが単独行でした。山に登っては町との別れを惜しんだのです。当時はお手子姫のことも月山のこともろくに考えたこともなく、花塚山の言われが「飛鳥京を偲んで鹿を🦌放したから放鹿山」というのは知りませんでした。ただ「川俣」の由来が奈良盆地の地名?から来ているらしいことは聞いていました。

僕の先祖は隣町に居たらしいのですが、今の奈良には今井町があり、川俣神社や川俣さんがいることをあとで知り、興味深く感じたものです。



花塚山を福島県川俣町のホームページからご紹介します。

川俣町の山~花塚山・登山行程

印刷用ページを表示する掲載日:2020年9月18日更新
花塚山登山マップの画像

花塚の里から山頂へ

花塚の里駐車場には、乗用車30台程は駐車できるので、ここに車を置き、準備体操などをして登りはじめることとする。「ちびっこ天国」の遊具が並ぶ所を左手に見て登ること400メートル。放鹿神社が現れる。この神社の左手からは「峠の森」に続く遊歩道がある。ここに登山者カードの記載所があるが、登山道は神社の右手から始まる。駐車場から神社までは15分の道のりである。登山道が始まると250メートル程の道のりであるがいきなり急な登り道が続く。この辺が「御山堺」と言われる所である。昔は、ここから先に女性は登ることを許されなかったと言われている。少し緩やかになったかと思うとまた、階段が続くなど急な道が続くので急がずに登りたい。神社から350メートル、約15分で「烏帽子岩(えぼしいわ)」に着く。途中に大黒様などを眺め、しばらくは岩が多く注意しながら登ってほしい。120メートル(5分)で「行者もどし岩」に着く。岩に鎖が付いているので鎖につかまりながら登ってみるのもおもしろい。岩の上に出るとようやく見晴らしが開けてくる。自信のない方は迂回路があるので迷わず迂回していただきたい。ここからまた急な道が続く。100メートル先は、「行合道」と言われる所で、「中央御室岩」と呼ばれる岩にすぐ行けるほか、小綱木の後沢からの道と合流する。5分ほど登った所に大きな岩場が出現する。座禅岩である。岩伝いに登ってもよいが、ここにも迂回路があるので無理しないで迂回路を通ることを勧める。200メートル程は階段や緩やかな道の繰り返しであり、途中のベンチなどで休憩しながら登ってほしい。ベンチで休むと急な登りはほぼ終わりになる。
130メートルほど緩やかに登ると、山頂へ行く道と「護摩壇岩(ごまだんいわ)」への分岐点に着く。ここできつかった登りは、ほぼ終わりである。
山頂へは400メートル15分ほどの道のりであるが、山頂からの展望はあまり良くないので体力に自信がなければ、左折して「護摩壇岩」へ行く事を薦める。20メートルの距離である。ここには鎖の付いた大きな岩がそびえているほか、あずま屋があるので、川俣の町並みや吾妻、安達太良連峰の雄大な景色を眺めながら疲れを癒していただきたい。「花塚の里」から「護摩壇岩」までは、約1,000メートル、50分の行程である。ここは、花塚台と言われていて、通常「花塚山」といえばここを指している。

護摩壇岩(ごまだんいわ)

護摩壇岩の写真

峠の森から山頂へ

峠の森の林間広場の東側に、遊歩道入口がある。ここが登り口となる。いったん登って200メートル程進み、下り階段を降りると舗装された林道を横断する。いよいよこれから登りが本格的となる。400メートル登った所に看板があるが、山頂まで2,290メートルとなっている。さらに500メートル登ると、「花塚の里」への近道になる分岐点がある。「峠の森」から登りはじめて40分の道のりである。ここから連続500段の階段が始まる。20分ほど階段を登ると道は緩やかになり、更に450メートル程進むと、「竪岩(たていわ)」という奇岩への分岐につく。「竪岩(たていわ)」は、この分岐から西へ240メートル下った所に位置するので、元気なら覗いてみたい。しばらくは、緩やかな登山道を、左手の防火提に沿いながら進む。150メートルほどの所には、あずま屋があるので一休みしよう。遠く南の方にもう一つのあずま屋が見える。あれが「護摩壇岩(ごまだんいわ)」にあるあずま屋である。ここまで峠の森から登りはじめて80分の道のりである。距離にして1,700メートル。一度緩やかに登ると、100メートルほどの下り坂があり、下りきった所が飯舘村からの登山道と合流する地点である。また、ここから西側へ降りると峠の森もしくは花塚の里に降りる道にもなっている。山頂は、ここから更に南進するが、約10分の登りで「護摩壇岩」に到着する。峠の森から2,400メートル約100分の道のりである。

奇岩「竪岩」

奇岩「竪岩」の写真

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