In Deep メルマガ 第117号
2020年11月20日発行
みなさま、こんにちは。
岡です。
混沌の入口に立っている状況ですけれど、
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
なお、この1週間は妙に慌ただしく、
下さったメールへのご返信がほとんどできていません。申し訳ないです。
少しずつさせていただいています。
先日、In Deep ブログの記事が、まぐまぐさんのマネーボイスに掲載されまして、
少し前に書きました、
「気温が下がると(通常の)コロナウイルスの感染は拡大する」
という米ゴールドマンサックスの顧客向けレポートの内容のもので、
マネーボイスの以下に掲載されています。
◎コロナ感染数「寒いと激増」GS調査で判明、数だけ見て再自粛なら経済崩壊
https://bit.ly/2ULfgU9
ゴールドマンサックスは金融機関ですから、
そのような機関が投資家などにこのようなレポートを送るというのは、
「これから混乱するかもしれないですよ」
ということを伝えているという意味なのかもしれません。
しかし、この記事で書きました内容は、
あくまで、「気温が低くなれば」ということの話でして、
昨日や今日(11月19-20日)などは寒いどころか、
関東などは暖かくて、ベランダで立っていると暑くさえ感じるほどでした。
それでも、日本ではコロナの1日あたりの感染者数が過去最高となったりと、
もはや先行きは絶望的にわからない状況となっています。
ゴールドマンサックスのグラフでは、
気温の推移により数倍あるいはそれ以上の増加を示しているものもあり、
仮に、これからの冬の気温が非常に低いものとなれば、
修羅場となってしまう可能性があるのかもしれないですね。
何の修羅場だか、もうわからないのですが、
「数」に支配されているうちは、混乱はさらに突き進みそうです。
毎年、北海道の実家には1年に1度か2度、家族で帰省していましたが、
今年の夏は、あの状況でしたし、帰省しませんでした。
実家の親などは、
「お正月に帰ってくればいいさ」
というように言っていたのですけれど、寒冷地である北海道などは、
今度のお正月は夏どころではない状況となっている可能性もありそうです。
というか、以下のブログ記事にも書きましたけれど、将来的には、
「ワクチン接種証明がないと航空機に乗ることもできなくなる」
という社会になる可能性もないではないかもしれませんので、
もう帰省できることもなくなるのかもしれません。
◎国連が生体認証セキュリティを備えたデジタルIDウォレットを発表…
2020年11月19日
https://bit.ly/2IQJnHl
これが「作られた混乱」であることは今となっては明白なんですけれど、
それは、正当な科学者や医師たちが、
どれだけ現在のマスク義務、距離、ロックダウンに「意味がない」と主張しても、
まったく当局が聞き入れるつもりがないあたりでもわかります。
現在は、あくまで
「初期段階の統制実験」
だということがはっきりしている上に、
すでに、それを隠そうという意志もないようです。
大義名分さえ吹き飛びつつある。
「我々が家を出るなと言っているのだから、理由など考えずに出なければいい」
と。
たとえば、南半球のオーストラリアは、今は夏に入るところでして、
つまり、気温が上がってきているために、
新型コロナウイルスの感染例はとても少なくなっています。
それなのに。
英 BBC の報道によりますと、
南オーストラリア州では、11月19日から「またもロックダウン」です。
https://bbc.in/333y2dY
ロックダウンに際して、どれだけの感染確認数があったかといいますと、
「36人の感染事例が確認された」
というものでした。
たった 36人の感染確認によって、州全体がロックダウンとなり、
BBC によれば、制限は以下のようになっています。
(11月19日からの南オーストラリア州の制限)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・州のすべての人が屋内にとどまる必要がある
・すべての屋外での運動は禁止
・犬の散歩も禁止
・すべての公共の場所でマスク着用が義務
・学校、体育館、大学はすべて閉鎖
・ショップ、レストラン、カフェ、パブはすべて閉鎖。持ち帰り用のオプションも禁止
・居住地域の外への移動は禁止
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
オーストラリアにしても、ニュージーランドなどにしても、
特に自由な雰囲気を持つ国として感じられていましたし、
住まれてらっしゃる方々自身がそのように考えてきたと思います。
それだけに、このような「突然の社会の変転」には、
戸惑っている方々も多いように思います。
社会がいつか「悪魔的な方向に進んでいく」というような可能性については、
多くの人々がそのように考えていたと思われますが、
「徐々にそうなる」
というようなイメージがあったのですが、
もう本当に「一気に」進んでいくということになっています。
ちょっとメモを見てみましたら、
ちょうど1年前は、私にしても毎週のように東京まで行き飲んでいたようで、
キャイキャイと日々過ごしていたようなんですけれど、
2月からは一度も東京に飲みに行っていません。
その頃からすでに、
「些細な(感染数の)数にとらわれていては、事態が終わることはないぞ」
と思っていましたけれど、
「数にとらわれているのは《わざと》」
だということに最近になって気付いたのでした。
日本の当局がどういうつもりなのかはわからないですけれど、
先ほどのオーストラリアの例のように、
検査の偽陽性の数にも届かないような小さな数字でも、
「いくつであろうと、数字が存在すれば、ロックダウンできる」
わけですから、欧米の当局にとってみれば、
「数字こそ守護神」
ということになっていきそうで、
今後も私たちの生活は「数」に支配されることになりそうです。
日本では「悪意」がそれほど露骨ではないですので、
欧米のような「悪魔的」な感覚はあまりないかもしれないですが、
しかし、それでも、これは全世界的に進行していることとも思えます。
ただ、ルドルフ・シュタイナーは、アーリマン、つまり悪魔的存在の姿、
あるいは「その行い」を実際に見たり経験することにより、
「それを悪と自覚することで人類は精神性に目覚めることができる可能性がある」
と語っていたようです。
これは、以前、以下の記事でご紹介した
シュタイナー研究者のテリー・ボードマンさんの記事に書かれていました。
◎シュタイナーが「悪魔的存在が
人間の姿に化身して地球に生まれ
るのは2001年」と述べていたこと
を知り、そのアーリマンが表舞台
に立つ2033年までの「地球が悪魔
に支配されるまでの」道のり…
2020年9月23日
https://bit.ly/3nDyJTi
そこには、「アーリマンの化身(人間になること)」について、
以下の3つのことをシュタイナーは強調していたとあります。
(悪魔的存在の現実に接したときに)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・アーリマンの唯物論的衝動に対する抵抗を通じて精神性に目覚めれば、
長期にわたって善をもたらすことができます。
・アーリマンの(悪としての)存在が人々に認識されない場合、
彼の影響は有害になります。
・重要なことは、人類は、現れたアーリマンの姿に対し、
それに対してぼんやりとしていてはならないということです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
この中の、
> アーリマンの(悪としての)存在が人々に認識されない場合、彼の影響は有害になります。
という部分に関しては、たとえば、
「今現在、コロナ対策として行われていることを悪として認識する」
ことが重要だというようなことでもあるのではないかと思います。
少なくとも欧米では、
「感染症対策のためにやむを得ずやっている」という見識はすでにありません。
おこなわれていることは単に「悪」です。
悪そのものが私たちの目の前で繰り広げられている。
そして、おこなっていることが「悪」である場合、
最も苦痛を受ける人たちは「最も善良な人たち」である可能性があります。
善良という概念は難しいですが、
少なくとも、人への悪意や奸計ばかりで生きているような人ではなく、
素直に正しく生きている人たちこそ苦しむ社会。
そういう意味では、私のような悪い人間はそれほど苦しんでいませんけれど、
とはいっても、今の世の中の風景を見るのはツライですが。
これは要するに、
「マスクをしたり消毒したりワクチンを打つのが世のためなのだから」
と「本気で考える」ような素直で実直な人たちが、
精神面でもでしょうが、実際の健康面で最も被害を受けるはずです。
何度も書いていますけれど、
マスクも消毒もステイホームや外出の自粛(孤独化ということ)も、
すべて実際的に健康に悪いものであり、
影響が出るのは短期的なものではないですが、
時間が経つにつれて、精神的にも肉体的にも大きな影響が出てきます。
特に子どもと高齢者が最も影響を受けていそうで、
アメリカの CDC (疾病予防管理センター)は、
11月13日にリリースした自身のウェブサイトで
「ロックダウンにより18歳未満の子どもたちのメンタルヘルスが著しく悪化した」
と認めていました。
https://bit.ly/2IQAFZK
2020年1月1日から10月17日の間に、
アメリカでメンタルヘルスの医療施設を訪問した18歳以下の子どもの数は、
年代により 24%から 31%増加しており、
最悪の期間(4月12-18日)には、2019年より66%増加していました。
ロックダウンに関しては、あの WHO でさえも、公式に、
「各国はロックダウンを停止するべきだ」
と正式に発表したことが10月に報じられています。
https://bit.ly/3nFdzUL
それなのに、ヨーロッパの多くの国が二度目のロックダウンに踏み込んだのは、
「その後」でした。
もう誰にも止められないようなのです。
ロックダウンのたびに、命が毀損されていく。
それでも底意地の悪い悪意に満ちた人たちならば、
「ふっふっふっ」
と笑いながら過ごすこともできますでしょうが、
誠実な人たち、あるいは無邪気な子どもたち、陽気な高齢者たちなどほど、
時間の経過が長引く中、厳しいメンタルの状態となっていると思います。
しかし逆に、先ほどのシュタイナーの言葉から考えると、
今起きている「悪」は、
「そういう誠実な人たち、邪気のない人たちが目覚めるきっかけ」
にもなっていくのかもしれません。
少し前に、バチカンのカルロ・マリア・ビガノ大司教が、
トランプ大統領に送った公開書簡をご紹介させていただいたことがあります。
◎「光の子と闇の子の闘い」はすでに渦中に…
2020年11月16日
https://bit.ly/2ULmzLz
ビガノ大司教はそこに以下のように書いています。
(ビガノ大司教の公開書簡より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
敵の存在たちは「愛する」という概念を知りません。
長い期間、暴君たちからひどい扱いを受けていることに、
多くの人々は気づき始めています。
魂があることに気づき始めています。
アイデンティティーの抹消が自由と引き換えに起きることを理解しており、
それを拒否しています。
実直な人々は、社会の繋がりの大切さ、家族というものの大切さ、
信じ合える仲間との絆の大切さに気づき始めているのです。
グレート・リセットは、失敗に終わる運命にあります。
なぜなら、自分の「人間としての権利」を強く訴える人たちがいるからです。
愛する人々を守り、子どもや孫に未来を与えようとする人たちがいるからです。
勇敢で強い意志力を持つ光の子たちの前で、
非人道的なグローバリストたちは惨めに敗北することとなるでしょう。
敵にはサタンが背後にいますが、彼らは嫌悪しか知らないのです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
ここに、
> 彼らは嫌悪しか知らないのです。
という言葉がありますが、新型コロナウイルスに対しての対策を見ていると、
その基本には「嫌悪のイメージ」があることがわかります。
ロックダウン、人の孤立化、マスクの義務。
いずれにしましても、仮に、ここにありますように、実直な人々が、
> 気づき始めています。
ということに、ほんの少しでもなっているのだとすれば、
先ほどの、シュタイナーが強調していたとされる、
・アーリマンの唯物論的衝動に対する抵抗を通じて精神性に目覚めれば、
長期にわたって善をもたらすことができる。
・アーリマンの(悪としての)存在が人々に認識されない場合、
彼の影響は有害になる。
という部分を体現しているとも言えなくもないかもしれません。
また、現実的な問題として、
たとえば、看護師の始祖であるナイチンゲール師によって書かれた
1806年の『看護覚え書』を読みますと、
現在行われている「病気への対応」は、すべてナイチンゲール師の意志の
「反対にある」
こともわかります。
(ナイチンゲール『看護覚え書』より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
自然によってすすめられる病気という回復過程は、
「新鮮な空気、陽光、暖かさ、静けさ、 清潔さ、
食事を与える際の規則正しさや世話」が欠けることによって「妨害され」、
その結果「痛みや苦痛、あるいは過程そのものの中断」 がおこる。
看護としてなすべきことは、
自然によってすすめられる回復過程を邪魔している要素を取り除くことである。
自然による回復過程の「邪魔をしないこと」、
それは回復を促す自然のはたらきに従うということを意味する。
自然のはたらきに従うということは、自然法則、われわれの身体と、
神がそれをおかれたこの世界との関係について神が定めた法則に従うことを意味する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
あらゆる病気には、
> 新鮮な空気、陽光、暖かさ、静けさ、 清潔さ
が必要だとしていたわけで、ロックダウンはこのすべてを奪い取り、
マスクは、新鮮な空気を奪い取り、
何もかも「病気の対策に悪い」ほうに舵をとっている。
現在の対策が「悪意に満ちている」と書いたのは、このためでもあります。
人間の身体と精神が傷つく方向を敢えてとっている。
高齢者以外はほとんど重症化しなかった病気に。
(今後のことは分からないですので「重症化しなかった」と過去形にしています)
さらに強い問題として、現在、医療を司る医師の多くが、
このような対策に賛同あるいは、適度に従属しているのが問題でもあります。
16世紀にパラケルススという怪医というのか、顕著な人物がいました。
Wikipedia の説明では以下のような人です。
(パラケルスス - Wikipedia)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パラケルスス(1493年11月10日 - 1541年9月24日)は、
スイス・アインジーデルン出身の医師、化学者、錬金術師、神秘思想家。
悪魔使いであったという伝承もあるが、根拠はない。
当時の主流であったスコラ哲学的解釈に対して自然の直接の探求を主張し、
大宇宙と小宇宙(人間)の照応を基盤とする統一的世界観を、
崩壊した中世農民世界の断片から形成することを目指した。
そのためあらゆる領域で従来の考えと戦わねばならず、
彼の著作のほとんどは論争書となった。
パラケルススの研究は文献研究より実践によるものであった。
https://bit.ly/3kLg7is
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
この異端の医者であったパラケルススが当時述べたとされる言葉を、
ルドルフ・シュタイナーは、1908年の講演で語っています。
以下のようなものでした。
(16世紀の医師パラケルススの言葉)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
南欧の医者たち、モンペリエ、サレルノ、パリの医者たちは栄光にあこがれ、
人を軽蔑したいと思っている。
それなのに、医者たち自身はなにもものを知らないし、
なにもできやしない。これはおかしいんじゃないか。
医者のおしゃべりな口も、豪奢な服装も、患者をごまかす技術にすぎない。
浣腸したり、下剤をかけたり。
それでも死んでしまったら、あらゆる手段を尽くしたんだから仕方ない。
医者たちは偉大な解剖学に通じているという。
それなのに、酒石が歯に引っ掛かっているのを見落とす始末。
医者は、なにを解剖し、なにを見ているのか。
医者は、糞尿と付き合うけれど、
目が二つしかないので、目のまえの体がよく見えない。
ドイツの医者は一生懸命、カッコウみたいに覗く。
そうやって、いろんなものを見るけれど、昔のほうがかえってよく見えていた。
糞尿と腐肉に囲まれて窒息しそうだ。
医者が患者を連れていくのは、葬儀場だ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
これは 500年近く前の言葉ですが、
今にも通じる部分もないでもないのかなあという感じはします。
さらに、この言葉を紹介した1908年の講演会での、
ルドルフ・シュタイナー自身の言葉にも、
「最近の医学の問題点」
が語られている部分があります。
最近といっても、今から 100年以上前の「最近」です。
少し抜粋します。
(1908年のシュタイナーの講演より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日では、宗教よりも医学の領域に、権威への信仰が見られます。
医学的な権威者の有する権限は大きく、将来さらに大きくなっていくでしょう。
このような現状は、一般人に責任がないとはいえません。
病気で苦しんでいないと、このようなことについて真剣に考えないからです。
医学的な権威者がさまざまなことがら、
たとえば子どもの教育や学校生活について語るのを、人々は平静に聞いています。
その背後にどのようなことがらが存在するのかを、気にかけていないのです。
病院がどのような法律によって作られるかというようなことを、
人々は傍観しています。
人々は、そのようなことに真剣なまなざしを向けようとしません。
通常の唯物論的な医学では治らない人々も、なぜそうなのかを深く考えず、
ただ治るかどうかを気にしています。
今日のような唯物論の時代には、
病気についての教義が唯物論的な思考方法の大きな影響を受けています。
ある方法を特別なものだとすれば、道を誤ります。
人間は複雑な存在であり、人間に関するものはすべて、
その複雑さと関係するということを、なによりも明らかにしなくてはなりません。
もし、人間がたんに肉体からなる存在であると見るなら、
治療をすることは不可能になります。
健康と病気は、肉体だけに関することではなく、
人間の心と精神にも関係しているのです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
この1908年の講演の言葉のひとつひとつが今にも当てはまります。
というより、今のほうがよくあてはまります。
> 医学的な権威者の有する権限は大きく
> 病院がどのような法律によって作られるかというようなことを、人々は傍観しています。
> 人々は、そのようなことに真剣なまなざしを向けようとしません。
現在の新型コロナウイルス対策によってもたらされたこの社会の根幹にも、
これと同じ要素があります。
かなり多くの人たちが、
「考えずに言われたことに従属している」
「コロナの本質を理解しようとしていない」
という部分が見られなくもなく、
無理解の中で「権威としての医学」から提出される事項に従っている。
実際には、このあたりの「人々の考え方」が改善していかない限り、
現在の社会で進展している本質は変化しないと思われます。
それは「社会の完全な崩壊への進展」へとつながります。
何だか内容が混沌としてきましたが、
つまり、重要なことは、
「現在行われていることは《悪意》によるものである」
ということを認識しなければならないかもしれないということです。
これは単なるパンデミックではなく、
人類社会を「これまで経験したことのないようなシステムに変更していく」
という試みのひとつでもある可能性さえあります。
ですから、誠実な方々、実直な方々、邪気のない方々に「こそ」、
眼前で進行していることは「悪」だと認識してもらえればなあと思います。
逆にそう認識すれば、言いようのないつらさや精神的なダメージも、
以前よりは改善していくかもしれません。
強圧的な悪に曝されているのだから、
精神も生活も身体もつらいのは当然だと認識できるからです。
今回はちょっと余裕のない感じで進んでしまいましたけれど、
「これから2~3ヶ月で感染状況がとんでもないことになる可能性がある」
ということを思いますと、
私たちは、かなり早いペースで覚悟しなければならないと思います。
そして、願わくば、
私のように、「一生気づきを得られない」愚者ではない実直な方々が、
「目覚める」
ことに期待しています。
ひとりでもふたりでも多く、そういう
「悪と対峙した時に初めて覚醒する」
という人々が、日本でも世界でも増えていけばいいなと思います。
これから完全なみずがめ座の時代に入るまでは70年くらいだと言われます。
その間は、
「悪意の時代とみずがめ座の時代が同居する」
という状態が長く続きそうです。
その数十年後の私たちが生きていない世界のためにも、
そういう「覚醒した人々」のたくさんの出現を願っています。
今回は、締めとして、それこそシュタイナーの『運命にどう向きあうか』
という1912年の講演から抜粋したいと思います。
その後にまた例のまぐまぐさんの投票の告知があります。
ここからです。
(シュタイナーの1912年の講演より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《運命にどう向きあうか》
業に向かい合うと、
「私たちが出会う苦痛は、すべて私たちの不完全さが求めたものだ」
という確信にいたります。
すなわち、私たちが前世から持ち越してきた不完全さが、苦痛を求めたのです。
そのような不完全さが私たちのなかに存在するので、
私たちよりも賢明な者が私たちの内におり、苦痛への道を探し求めるのです。
「私たちよりもずっと賢明な者が私たちの内にいる」というのが人生の秘密です。
私たちが通常の生活で、「私」と言っているものには、賢明さが欠けています。
この「賢明さの欠けている者」は、
放っておくと、苦痛を求めたり、快楽を求めたりします。
「賢明な者」は、私たちの通常の意識が入っていけない、
意識の深みに安らいでいます。
この賢明な者は、軽々しい快楽から私たちの目をそらせます。
そして、私たちが知らぬ間に、苦痛への道を進む不思議な力を、
私たちの内に燃え上がらせます。
「私たちが知らぬ間に」とは、どういうことでしょう。
賢明な者は、賢明さの欠ける者よりも力が大きいのです。
賢明な者が不完全な私たちのなかにおり、常に私たちを苦痛へと導いていきます。
私たちは内的および外的な苦痛によって、自分の不完全さを取り除き、
自分を完全にしていけるからです。
人生の特別な瞬間なら、
「外部の騒がしさ、および騒いでいる私を度外視しよう。
私の苦痛に目を向け、内なる賢者が不思議な力によって
私を苦痛に導いたのを感じよう。
私が不完全さを克服していないので、苦痛が課せられたのだ」
と、私たちは思うことができます。
そうすると、「苦痛に満ちているように見えるところでも、
世界は叡智に満ちている」と、感じるようになるでしょう。
このようなことを、繰り返し訓練すると、
私たちの心魂のなかに種子のようなものが撒かれるのが分かります。
そして、私たちの内にある陰鬱な感情、虚弱な気分が、
明朗な気分、力の感情に変化します。
人生の特別の瞬間から、調和的な心魂と力強い人間が現れてきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
これから苦痛に満ちた時代がやって来るかもしれないとしても、
ここにありますように、
「苦痛に満ちているように見えるところでも、世界は叡智に満ちている」
と思うことができる人間になることができるかもしれないのです。
それにはまず、上のシュタイナーの言葉にありますように、
「外部の騒がしさ、および騒いでいる私を度外視しよう」
という考えが重要であり、外部が騒がしい時ほど、
「自分の内部に目を向ける」
ことが必要であるのかもしれません。
少し慌ただしかったですが、
今回はここまでとさせていただきます。
- -
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12月、1月は予測としては、気温が低下しやすいと思われます。
心身ご健全にお過ごし下されば幸いです。
では、失礼いたします。
In Deep
岡 靖洋
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In Deep メルマガ 第117号
2020年11月20日発行
みなさま、こんにちは。
岡です。
混沌の入口に立っている状況ですけれど、
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
なお、この1週間は妙に慌ただしく、
下さったメールへのご返信がほとんどできていません。申し訳ないです。
少しずつさせていただいています。
先日、In Deep ブログの記事が、まぐまぐさんのマネーボイスに掲載されまして、
少し前に書きました、
「気温が下がると(通常の)コロナウイルスの感染は拡大する」
という米ゴールドマンサックスの顧客向けレポートの内容のもので、
マネーボイスの以下に掲載されています。
◎コロナ感染数「寒いと激増」GS調査で判明、数だけ見て再自粛なら経済崩壊
https://bit.ly/2ULfgU9
ゴールドマンサックスは金融機関ですから、
そのような機関が投資家などにこのようなレポートを送るというのは、
「これから混乱するかもしれないですよ」
ということを伝えているという意味なのかもしれません。
しかし、この記事で書きました内容は、
あくまで、「気温が低くなれば」ということの話でして、
昨日や今日(11月19-20日)などは寒いどころか、
関東などは暖かくて、ベランダで立っていると暑くさえ感じるほどでした。
それでも、日本ではコロナの1日あたりの感染者数が過去最高となったりと、
もはや先行きは絶望的にわからない状況となっています。
ゴールドマンサックスのグラフでは、
気温の推移により数倍あるいはそれ以上の増加を示しているものもあり、
仮に、これからの冬の気温が非常に低いものとなれば、
修羅場となってしまう可能性があるのかもしれないですね。
何の修羅場だか、もうわからないのですが、
「数」に支配されているうちは、混乱はさらに突き進みそうです。
毎年、北海道の実家には1年に1度か2度、家族で帰省していましたが、
今年の夏は、あの状況でしたし、帰省しませんでした。
実家の親などは、
「お正月に帰ってくればいいさ」
というように言っていたのですけれど、寒冷地である北海道などは、
今度のお正月は夏どころではない状況となっている可能性もありそうです。
というか、以下のブログ記事にも書きましたけれど、将来的には、
「ワクチン接種証明がないと航空機に乗ることもできなくなる」
という社会になる可能性もないではないかもしれませんので、
もう帰省できることもなくなるのかもしれません。
◎国連が生体認証セキュリティを備えたデジタルIDウォレットを発表…
2020年11月19日
https://bit.ly/2IQJnHl
これが「作られた混乱」であることは今となっては明白なんですけれど、
それは、正当な科学者や医師たちが、
どれだけ現在のマスク義務、距離、ロックダウンに「意味がない」と主張しても、
まったく当局が聞き入れるつもりがないあたりでもわかります。
現在は、あくまで
「初期段階の統制実験」
だということがはっきりしている上に、
すでに、それを隠そうという意志もないようです。
大義名分さえ吹き飛びつつある。
「我々が家を出るなと言っているのだから、理由など考えずに出なければいい」
と。
たとえば、南半球のオーストラリアは、今は夏に入るところでして、
つまり、気温が上がってきているために、
新型コロナウイルスの感染例はとても少なくなっています。
それなのに。
英 BBC の報道によりますと、
南オーストラリア州では、11月19日から「またもロックダウン」です。
https://bbc.in/333y2dY
ロックダウンに際して、どれだけの感染確認数があったかといいますと、
「36人の感染事例が確認された」
というものでした。
たった 36人の感染確認によって、州全体がロックダウンとなり、
BBC によれば、制限は以下のようになっています。
(11月19日からの南オーストラリア州の制限)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・州のすべての人が屋内にとどまる必要がある
・すべての屋外での運動は禁止
・犬の散歩も禁止
・すべての公共の場所でマスク着用が義務
・学校、体育館、大学はすべて閉鎖
・ショップ、レストラン、カフェ、パブはすべて閉鎖。持ち帰り用のオプションも禁止
・居住地域の外への移動は禁止
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ここまで)
オーストラリアにしても、ニュージーランドなどにしても、
特に自由な雰囲気を持つ国として感じられていましたし、
住まれてらっしゃる方々自身がそのように考えてきたと思います。
それだけに、このような「突然の社会の変転」には、
戸惑っている方々も多いように思います。
社会がいつか「悪魔的な方向に進んでいく」というような可能性については、
多くの人々がそのように考えていたと思われますが、
「徐々にそうなる」
というようなイメージがあったのですが、
もう本当に「一気に」進んでいくということになっています。
ちょっとメモを見てみましたら、
ちょうど1年前は、私にしても毎週のように東京まで行き飲んでいたようで、
キャイキャイと日々過ごしていたようなんですけれど、
2月からは一度も東京に飲みに行っていません。
その頃からすでに、
「些細な(感染数の)数にとらわれていては、事態が終わることはないぞ」
と思っていましたけれど、
「数にとらわれているのは《わざと》」
だということに最近になって気付いたのでした。
日本の当局がどういうつもりなのかはわからないですけれど、
先ほどのオーストラリアの例のように、
検査の偽陽性の数にも届かないような小さな数字でも、
「いくつであろうと、数字が存在すれば、ロックダウンできる」
わけですから、欧米の当局にとってみれば、
「数字こそ守護神」
ということになっていきそうで、
今後も私たちの生活は「数」に支配されることになりそうです。
日本では「悪意」がそれほど露骨ではないですので、
欧米のような「悪魔的」な感覚はあまりないかもしれないですが、
しかし、それでも、これは全世界的に進行していることとも思えます。
ただ、ルドルフ・シュタイナーは、アーリマン、つまり悪魔的存在の姿、
あるいは「その行い」を実際に見たり経験することにより、
「それを悪と自覚することで人類は精神性に目覚めることができる可能性がある」
と語っていたようです。
これは、以前、以下の記事でご紹介した
シュタイナー研究者のテリー・ボードマンさんの記事に書かれていました。
◎シュタイナーが「悪魔的存在が
人間の姿に化身して地球に生まれ
るのは2001年」と述べていたこと
を知り、そのアーリマンが表舞台
に立つ2033年までの「地球が悪魔
に支配されるまでの」道のり…
2020年9月23日
https://bit.ly/3nDyJTi
そこには、「アーリマンの化身(人間になること)」について、
以下の3つのことをシュタイナーは強調していたとあります。
(悪魔的存在の現実に接したときに)
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・アーリマンの唯物論的衝動に対する抵抗を通じて精神性に目覚めれば、
長期にわたって善をもたらすことができます。
・アーリマンの(悪としての)存在が人々に認識されない場合、
彼の影響は有害になります。
・重要なことは、人類は、現れたアーリマンの姿に対し、
それに対してぼんやりとしていてはならないということです。
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(ここまで)
この中の、
> アーリマンの(悪としての)存在が人々に認識されない場合、彼の影響は有害になります。
という部分に関しては、たとえば、
「今現在、コロナ対策として行われていることを悪として認識する」
ことが重要だというようなことでもあるのではないかと思います。
少なくとも欧米では、
「感染症対策のためにやむを得ずやっている」という見識はすでにありません。
おこなわれていることは単に「悪」です。
悪そのものが私たちの目の前で繰り広げられている。
そして、おこなっていることが「悪」である場合、
最も苦痛を受ける人たちは「最も善良な人たち」である可能性があります。
善良という概念は難しいですが、
少なくとも、人への悪意や奸計ばかりで生きているような人ではなく、
素直に正しく生きている人たちこそ苦しむ社会。
そういう意味では、私のような悪い人間はそれほど苦しんでいませんけれど、
とはいっても、今の世の中の風景を見るのはツライですが。
これは要するに、
「マスクをしたり消毒したりワクチンを打つのが世のためなのだから」
と「本気で考える」ような素直で実直な人たちが、
精神面でもでしょうが、実際の健康面で最も被害を受けるはずです。
何度も書いていますけれど、
マスクも消毒もステイホームや外出の自粛(孤独化ということ)も、
すべて実際的に健康に悪いものであり、
影響が出るのは短期的なものではないですが、
時間が経つにつれて、精神的にも肉体的にも大きな影響が出てきます。
特に子どもと高齢者が最も影響を受けていそうで、
アメリカの CDC (疾病予防管理センター)は、
11月13日にリリースした自身のウェブサイトで
「ロックダウンにより18歳未満の子どもたちのメンタルヘルスが著しく悪化した」
と認めていました。
https://bit.ly/2IQAFZK
2020年1月1日から10月17日の間に、
アメリカでメンタルヘルスの医療施設を訪問した18歳以下の子どもの数は、
年代により 24%から 31%増加しており、
最悪の期間(4月12-18日)には、2019年より66%増加していました。
ロックダウンに関しては、あの WHO でさえも、公式に、
「各国はロックダウンを停止するべきだ」
と正式に発表したことが10月に報じられています。
https://bit.ly/3nFdzUL
それなのに、ヨーロッパの多くの国が二度目のロックダウンに踏み込んだのは、
「その後」でした。
もう誰にも止められないようなのです。
ロックダウンのたびに、命が毀損されていく。
それでも底意地の悪い悪意に満ちた人たちならば、
「ふっふっふっ」
と笑いながら過ごすこともできますでしょうが、
誠実な人たち、あるいは無邪気な子どもたち、陽気な高齢者たちなどほど、
時間の経過が長引く中、厳しいメンタルの状態となっていると思います。
しかし逆に、先ほどのシュタイナーの言葉から考えると、
今起きている「悪」は、
「そういう誠実な人たち、邪気のない人たちが目覚めるきっかけ」
にもなっていくのかもしれません。
少し前に、バチカンのカルロ・マリア・ビガノ大司教が、
トランプ大統領に送った公開書簡をご紹介させていただいたことがあります。
◎「光の子と闇の子の闘い」はすでに渦中に…
2020年11月16日
https://bit.ly/2ULmzLz
ビガノ大司教はそこに以下のように書いています。
(ビガノ大司教の公開書簡より)
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敵の存在たちは「愛する」という概念を知りません。
長い期間、暴君たちからひどい扱いを受けていることに、
多くの人々は気づき始めています。
魂があることに気づき始めています。
アイデンティティーの抹消が自由と引き換えに起きることを理解しており、
それを拒否しています。
実直な人々は、社会の繋がりの大切さ、家族というものの大切さ、
信じ合える仲間との絆の大切さに気づき始めているのです。
グレート・リセットは、失敗に終わる運命にあります。
なぜなら、自分の「人間としての権利」を強く訴える人たちがいるからです。
愛する人々を守り、子どもや孫に未来を与えようとする人たちがいるからです。
勇敢で強い意志力を持つ光の子たちの前で、
非人道的なグローバリストたちは惨めに敗北することとなるでしょう。
敵にはサタンが背後にいますが、彼らは嫌悪しか知らないのです。
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(ここまで)
ここに、
> 彼らは嫌悪しか知らないのです。
という言葉がありますが、新型コロナウイルスに対しての対策を見ていると、
その基本には「嫌悪のイメージ」があることがわかります。
ロックダウン、人の孤立化、マスクの義務。
いずれにしましても、仮に、ここにありますように、実直な人々が、
> 気づき始めています。
ということに、ほんの少しでもなっているのだとすれば、
先ほどの、シュタイナーが強調していたとされる、
・アーリマンの唯物論的衝動に対する抵抗を通じて精神性に目覚めれば、
長期にわたって善をもたらすことができる。
・アーリマンの(悪としての)存在が人々に認識されない場合、
彼の影響は有害になる。
という部分を体現しているとも言えなくもないかもしれません。
また、現実的な問題として、
たとえば、看護師の始祖であるナイチンゲール師によって書かれた
1806年の『看護覚え書』を読みますと、
現在行われている「病気への対応」は、すべてナイチンゲール師の意志の
「反対にある」
こともわかります。
(ナイチンゲール『看護覚え書』より)
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自然によってすすめられる病気という回復過程は、
「新鮮な空気、陽光、暖かさ、静けさ、 清潔さ、
食事を与える際の規則正しさや世話」が欠けることによって「妨害され」、
その結果「痛みや苦痛、あるいは過程そのものの中断」 がおこる。
看護としてなすべきことは、
自然によってすすめられる回復過程を邪魔している要素を取り除くことである。
自然による回復過程の「邪魔をしないこと」、
それは回復を促す自然のはたらきに従うということを意味する。
自然のはたらきに従うということは、自然法則、われわれの身体と、
神がそれをおかれたこの世界との関係について神が定めた法則に従うことを意味する。
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(ここまで)
あらゆる病気には、
> 新鮮な空気、陽光、暖かさ、静けさ、 清潔さ
が必要だとしていたわけで、ロックダウンはこのすべてを奪い取り、
マスクは、新鮮な空気を奪い取り、
何もかも「病気の対策に悪い」ほうに舵をとっている。
現在の対策が「悪意に満ちている」と書いたのは、このためでもあります。
人間の身体と精神が傷つく方向を敢えてとっている。
高齢者以外はほとんど重症化しなかった病気に。
(今後のことは分からないですので「重症化しなかった」と過去形にしています)
さらに強い問題として、現在、医療を司る医師の多くが、
このような対策に賛同あるいは、適度に従属しているのが問題でもあります。
16世紀にパラケルススという怪医というのか、顕著な人物がいました。
Wikipedia の説明では以下のような人です。
(パラケルスス - Wikipedia)
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パラケルスス(1493年11月10日 - 1541年9月24日)は、
スイス・アインジーデルン出身の医師、化学者、錬金術師、神秘思想家。
悪魔使いであったという伝承もあるが、根拠はない。
当時の主流であったスコラ哲学的解釈に対して自然の直接の探求を主張し、
大宇宙と小宇宙(人間)の照応を基盤とする統一的世界観を、
崩壊した中世農民世界の断片から形成することを目指した。
そのためあらゆる領域で従来の考えと戦わねばならず、
彼の著作のほとんどは論争書となった。
パラケルススの研究は文献研究より実践によるものであった。
https://bit.ly/3kLg7is
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(ここまで)
この異端の医者であったパラケルススが当時述べたとされる言葉を、
ルドルフ・シュタイナーは、1908年の講演で語っています。
以下のようなものでした。
(16世紀の医師パラケルススの言葉)
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南欧の医者たち、モンペリエ、サレルノ、パリの医者たちは栄光にあこがれ、
人を軽蔑したいと思っている。
それなのに、医者たち自身はなにもものを知らないし、
なにもできやしない。これはおかしいんじゃないか。
医者のおしゃべりな口も、豪奢な服装も、患者をごまかす技術にすぎない。
浣腸したり、下剤をかけたり。
それでも死んでしまったら、あらゆる手段を尽くしたんだから仕方ない。
医者たちは偉大な解剖学に通じているという。
それなのに、酒石が歯に引っ掛かっているのを見落とす始末。
医者は、なにを解剖し、なにを見ているのか。
医者は、糞尿と付き合うけれど、
目が二つしかないので、目のまえの体がよく見えない。
ドイツの医者は一生懸命、カッコウみたいに覗く。
そうやって、いろんなものを見るけれど、昔のほうがかえってよく見えていた。
糞尿と腐肉に囲まれて窒息しそうだ。
医者が患者を連れていくのは、葬儀場だ。
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(ここまで)
これは 500年近く前の言葉ですが、
今にも通じる部分もないでもないのかなあという感じはします。
さらに、この言葉を紹介した1908年の講演会での、
ルドルフ・シュタイナー自身の言葉にも、
「最近の医学の問題点」
が語られている部分があります。
最近といっても、今から 100年以上前の「最近」です。
少し抜粋します。
(1908年のシュタイナーの講演より)
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今日では、宗教よりも医学の領域に、権威への信仰が見られます。
医学的な権威者の有する権限は大きく、将来さらに大きくなっていくでしょう。
このような現状は、一般人に責任がないとはいえません。
病気で苦しんでいないと、このようなことについて真剣に考えないからです。
医学的な権威者がさまざまなことがら、
たとえば子どもの教育や学校生活について語るのを、人々は平静に聞いています。
その背後にどのようなことがらが存在するのかを、気にかけていないのです。
病院がどのような法律によって作られるかというようなことを、
人々は傍観しています。
人々は、そのようなことに真剣なまなざしを向けようとしません。
通常の唯物論的な医学では治らない人々も、なぜそうなのかを深く考えず、
ただ治るかどうかを気にしています。
今日のような唯物論の時代には、
病気についての教義が唯物論的な思考方法の大きな影響を受けています。
ある方法を特別なものだとすれば、道を誤ります。
人間は複雑な存在であり、人間に関するものはすべて、
その複雑さと関係するということを、なによりも明らかにしなくてはなりません。
もし、人間がたんに肉体からなる存在であると見るなら、
治療をすることは不可能になります。
健康と病気は、肉体だけに関することではなく、
人間の心と精神にも関係しているのです。
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(ここまで)
この1908年の講演の言葉のひとつひとつが今にも当てはまります。
というより、今のほうがよくあてはまります。
> 医学的な権威者の有する権限は大きく
> 病院がどのような法律によって作られるかというようなことを、人々は傍観しています。
> 人々は、そのようなことに真剣なまなざしを向けようとしません。
現在の新型コロナウイルス対策によってもたらされたこの社会の根幹にも、
これと同じ要素があります。
かなり多くの人たちが、
「考えずに言われたことに従属している」
「コロナの本質を理解しようとしていない」
という部分が見られなくもなく、
無理解の中で「権威としての医学」から提出される事項に従っている。
実際には、このあたりの「人々の考え方」が改善していかない限り、
現在の社会で進展している本質は変化しないと思われます。
それは「社会の完全な崩壊への進展」へとつながります。
何だか内容が混沌としてきましたが、
つまり、重要なことは、
「現在行われていることは《悪意》によるものである」
ということを認識しなければならないかもしれないということです。
これは単なるパンデミックではなく、
人類社会を「これまで経験したことのないようなシステムに変更していく」
という試みのひとつでもある可能性さえあります。
ですから、誠実な方々、実直な方々、邪気のない方々に「こそ」、
眼前で進行していることは「悪」だと認識してもらえればなあと思います。
逆にそう認識すれば、言いようのないつらさや精神的なダメージも、
以前よりは改善していくかもしれません。
強圧的な悪に曝されているのだから、
精神も生活も身体もつらいのは当然だと認識できるからです。
今回はちょっと余裕のない感じで進んでしまいましたけれど、
「これから2~3ヶ月で感染状況がとんでもないことになる可能性がある」
ということを思いますと、
私たちは、かなり早いペースで覚悟しなければならないと思います。
そして、願わくば、
私のように、「一生気づきを得られない」愚者ではない実直な方々が、
「目覚める」
ことに期待しています。
ひとりでもふたりでも多く、そういう
「悪と対峙した時に初めて覚醒する」
という人々が、日本でも世界でも増えていけばいいなと思います。
これから完全なみずがめ座の時代に入るまでは70年くらいだと言われます。
その間は、
「悪意の時代とみずがめ座の時代が同居する」
という状態が長く続きそうです。
その数十年後の私たちが生きていない世界のためにも、
そういう「覚醒した人々」のたくさんの出現を願っています。
今回は、締めとして、それこそシュタイナーの『運命にどう向きあうか』
という1912年の講演から抜粋したいと思います。
その後にまた例のまぐまぐさんの投票の告知があります。
ここからです。
(シュタイナーの1912年の講演より)
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《運命にどう向きあうか》
業に向かい合うと、
「私たちが出会う苦痛は、すべて私たちの不完全さが求めたものだ」
という確信にいたります。
すなわち、私たちが前世から持ち越してきた不完全さが、苦痛を求めたのです。
そのような不完全さが私たちのなかに存在するので、
私たちよりも賢明な者が私たちの内におり、苦痛への道を探し求めるのです。
「私たちよりもずっと賢明な者が私たちの内にいる」というのが人生の秘密です。
私たちが通常の生活で、「私」と言っているものには、賢明さが欠けています。
この「賢明さの欠けている者」は、
放っておくと、苦痛を求めたり、快楽を求めたりします。
「賢明な者」は、私たちの通常の意識が入っていけない、
意識の深みに安らいでいます。
この賢明な者は、軽々しい快楽から私たちの目をそらせます。
そして、私たちが知らぬ間に、苦痛への道を進む不思議な力を、
私たちの内に燃え上がらせます。
「私たちが知らぬ間に」とは、どういうことでしょう。
賢明な者は、賢明さの欠ける者よりも力が大きいのです。
賢明な者が不完全な私たちのなかにおり、常に私たちを苦痛へと導いていきます。
私たちは内的および外的な苦痛によって、自分の不完全さを取り除き、
自分を完全にしていけるからです。
人生の特別な瞬間なら、
「外部の騒がしさ、および騒いでいる私を度外視しよう。
私の苦痛に目を向け、内なる賢者が不思議な力によって
私を苦痛に導いたのを感じよう。
私が不完全さを克服していないので、苦痛が課せられたのだ」
と、私たちは思うことができます。
そうすると、「苦痛に満ちているように見えるところでも、
世界は叡智に満ちている」と、感じるようになるでしょう。
このようなことを、繰り返し訓練すると、
私たちの心魂のなかに種子のようなものが撒かれるのが分かります。
そして、私たちの内にある陰鬱な感情、虚弱な気分が、
明朗な気分、力の感情に変化します。
人生の特別の瞬間から、調和的な心魂と力強い人間が現れてきます。
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(ここまで)
これから苦痛に満ちた時代がやって来るかもしれないとしても、
ここにありますように、
「苦痛に満ちているように見えるところでも、世界は叡智に満ちている」
と思うことができる人間になることができるかもしれないのです。
それにはまず、上のシュタイナーの言葉にありますように、
「外部の騒がしさ、および騒いでいる私を度外視しよう」
という考えが重要であり、外部が騒がしい時ほど、
「自分の内部に目を向ける」
ことが必要であるのかもしれません。
少し慌ただしかったですが、
今回はここまでとさせていただきます。
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今は暖かい日が続いていますけれど、
12月、1月は予測としては、気温が低下しやすいと思われます。
心身ご健全にお過ごし下されば幸いです。
では、失礼いたします。
In Deep
岡 靖洋
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