2011年6月28日火曜日

ウランとアヘン・・・そして石油

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 アヘンに代表される「麻薬」には、常に官憲の影が付きまとう。
 南米のマリファナなどの麻薬の主なディーラーがCIAなどの国家機関であることはつとに知られている。それどころか、あの「阿片戦争」の主役のアヘンは、イギリスという国家そのものが売り主であった。

 麻薬が国家の隠然たる資金源であったことは、今も厳然として継承されている。
 例えば日本でも、警察と暴力団は表裏一体といってもいい部分を持っている。時代劇でいえば、「め」組の親分と吉宗殿様のごときか。 

 それ故に、「ご禁制品」をつくって、その「希少価値」で値段を吊り上げ、「密輸」によって巨万の富を得ようとする。かくて、ご禁制を制定するのも、密輸を陰で実行するのも、同じ穴のムジナ=代官様と越後屋の構図となる。
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 「ウラン」もまた同様ではないのか。
 核兵器の材料となる、非常に危険有害であるなどとあおって、自ら手を付けて独占し、御用商人たちに一手に商売させる・・・・・
  
 大麻草という蔓草を知っているだろうか。
 年配諸氏なら、麻混紡の涼しいシャツや、マニラアサのロープという丈夫で長持ちする天然繊維を知っているだろう。 あの麻の材料が「大麻草」なのである。 実は、大麻草には麻薬性物質は含まれない。
 薬事法が勝手に指定しただけなのである。 
 なんのために・・・・・
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 大麻草が栽培禁止、輸入禁止になってから、かのすずしげな半そでポロシャツは市場から姿を消し、汗を吸わない化繊もの一色になってしまった。 この夏も蒸し暑くなりそうである。

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ウランやアヘンだけではない。 
特定のものを国家が独占を許す行為は、断じて許すことはできない。

税金だって、封建時代からの「風習」で、悪法の極みだし、
(考えてみるがいい、何のために国民は他国の何倍も高い石油を買わなければならないのか、他国の何倍もする出来を買わなければならないのか、世界一高い高速道料金を払わねばならぬのか・・・・)

 独占あるところに爛れが生じる。
 戦前は何百もあった電力会社が「地域独占」という名のもとに、官僚支配に委ねられるようになり、こんにちの病根を作った。

 今は、「政治」そのものが「独占資本」の様相を呈するようになって、「官僚」と覇を争う事態に至っている。
 総代官様、総越後屋の関係になってしまっている。 これを利権資本主義という。
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僕は、太陽エネルギーや風力エネルギーが、次世代エネルギーになるとは考えにくいと思っている。

むしろ、石油と天然ガスこそ人類に幸福をもたらす力であると思う。
古臭いというかもしれないが、これが一番正しい。

なぜなら、石油燃焼ガスによる地球温暖化というデマが崩壊した今となっては、
また、石油と天然ガスは、地球に無尽蔵に存在する鉱物性資源であるということを再認識すれば、
人類はエネルギーに心配される必要は全くないのである。

火山性ガスとしてのメタンガスを考えるだけでいい。
 そのメタンガスから数々の石油系物質、ひいては我々の生命体そのものをも作り出したということを、厳粛に考え直す必要がある。

 有機物は無機物から作られるのだ。
 植物を作り出したのは誰だ。 動物を生み出したのは誰だ。
 人間は植物から生成されたのであるか。
 断じて否である。
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だから、石油、天然ガスはこの地球上に無尽蔵である。
マグマは常に天然ガスと石油を生成しているのだ。

だから、我々はもっと安心していい。

麻薬やご禁制品に手を出して大儲けすることは、
お役人様や越後屋などに任せておけばいい。
支払いは、ばくち打ちや不法の輩がしてくれる。

われわれは、営々と
ただ当たり前のことを当たり前にし続ければいいのだ。
 

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