わが町は雪国十日町市の奥山の集落である。
僅か20余世帯が暮らしている。
80過ぎの単身者も多いし、子供がいる家は一軒だけ!
あと10年もすれば、亡くなる人、出て行く人で、住民は半分になるだろう。
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過去、東京オリンピックの頃、田舎は都会への労働力供給基地だった。
十代の若者は金の卵と呼ばれた。
土地も人も生産力豊かであったのである。
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今、田舎は疲弊し、主要地方都市でさえ人口減少に悩まされている。
この現象は地方の問題ではなく、国の担い手の消滅の問題なのだ。
戦後の団塊の世代が辛うじて人口を支えているが、民族の担い手が不存在となる。
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田舎にはアジア各地から嫁が来たが、子も残さず詐欺師のように消えてゆく。
国にとって大事なのは、車の生産台数を増やす事ではなく、
民族の後継者を確実につないで行く事なのだ。
希望の扉はそこにある。
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