2010年10月31日日曜日

寒総理 がんばれ ?

 まことにお寒いことでしたなー、中国との首脳会談。
親中国派の鳩山・小沢を追いやって、せっかく反中国派である寒政権になり、いっちょやってみちゃった民間漁船威嚇事件。レアアースの痛い反撃にあってあえなく降参の図か。
 そのまま反中国を押し通せば、それなりに理屈に合っていたものを、銭金にとらわれておかしくなってしまった。
 そもそも日中友好を掲げた鳩山・小沢政権に対して、反中国で団結した寒・自民・マスコミ連合軍の対決が招いたこと。反中国派が相手国漁船を血祭りにあげて(いわば軍対漁民)騒ぎを起こしたこと。カッピカッピの反中国前原参謀がくわだてたばか騒ぎだもの仕方がないじゃないの。すべてシナリオの内じゃあないの?

おれは別に小沢派でも何でもないけど、寒と自民とマスコミは千載一遇のチャンスとばかりなりふり構わず小沢つぶしに走っているみたいですね。世間は馬鹿だから体制の言う通りになるんでしょうね。要するに嫌韓嫌中まっしぐらってね。

 日本人は世界一人種問題に敏感だものね。韓国人、中国人、白人、黒人、インド人、イラン人などと、とにかく排他主義的民族というか、日本の対外的中枢(宮内省・外務省とマスコミ)はビョーキだよね。

 今回の総括。
 90年以前に、日中で領土問題棚上げの合意があったにも関わらず、相手国漁船を威嚇し追い込むような卑劣な手段でトラブルを起こしたのは日本です。(盧溝橋事件を思い出しませんか?)
海上保安庁は当時は武闘派前原国土交通大臣、事後処理も武闘派前原外務大臣となっては、「人をばかにするのもいい加減にしろ!」と言いたくなるような布陣でしたね。
 その上、日中友好条約時の約束事である領土問題棚上げ協定を一方的に踏みにじる行為に出たわけですから、中国を故意に怒らすように仕向けたのは寒総理、あなたですね。

 ま、旧児玉資金を握って旧自由党、旧民主党を合併させた流れが、鳩山一郎――田中角栄――小沢一郎と続き、同じ流れが親中国派の系譜をつないできたわけですし、「どうしても中国と仲良くするのは嫌だ派」の自民、外務省、寒一派が対決する構図になるのはやむを得ないことなのでしょう。

 変な話ですが、日本の今の政治では、寒内閣と自民党はイコールになったし、かつての田中角栄同様親中国や大東亜共栄圏を思い出させる汎東洋的な考えは日本中枢の近衛家やマスコミにアレルギーを起こさせるようですな。

 

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