2016年8月27日土曜日

すべての戦争は談合である---陳瞬臣

かつて作家の陳瞬臣がそう言っていた。
彼は三国志の赤壁の戦い、五丈原の戦いを引き合いにしてそう言ったと記憶しているが、もっともっと普遍的なことなのかもしれない。

たとえば、織田、豊臣、徳川と続く主役交代劇も、この3人を中心とする談合を考えるとスムーズに理解できるから不思議だ。談合によってはじめて、あれだけの政権交代劇が流れるように行われたのだろう。

明治維新という革命劇も、徳川と新政権(主に英米とその傀儡)による談合だったろう。会津は生贄だった。

日中・太平洋戦争も、天皇家を帽子にする財閥グループと米英資本の談合、お互いにWin-Winの関係で終戦を迎えている。嚆矢となった満州事変のリットン調査団などは、トンキン湾事件や真珠湾攻撃、近くは911などと全く同じ構図、いわゆるマッチポンプというやつであろう。

大江戸大火に乗じて財をなした文左衛門はもてはやされるが、マッチを擦ったのは誰だかいうまでもない。東京の最近の3知事交代劇だって、談合といかさま選挙でしかない。
もちろん、野田から安部の民主党→自民党の交代劇はどんなアホでもすぐわかるやらせ談合であった。

ま、われら庶民・平民の出る幕じゅないってこったね。

その流れからいえば、憲法違反を承知でやった天皇の「お言葉」やそれを前宣伝込みで実施したNHKも政府や官僚と組んでやった談合の産物以外の何物でもない。要はこの後に何が来るかということだ。