2011年7月2日土曜日

官僚支配と原発事故

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伊達市など、旧霊山町、月舘町の一部の放射能汚染がひどく、避難勧告が出たという。

もはや、放射能による汚染は原爆とはその態様を異にし、チェルノブイリとはその規模を異にするものとはいえ、オンリーワンかつナンバーワンたる地歩を築きつつある。

かつて、化学物質の汚染が騒がれた際に、当時の看護学生は言っていた。 ------「死産」の赤ちゃんが多い。中では、奇形の赤ちゃんを数多く見せられた。-------

しかし、その事実は隠蔽されたままである。
これから福島はがん患者が増加するかもしれないが、今の政治状況を考えると、そのこと自体が隠ぺいされる可能性が高いと思う。
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日本の国体は、敗戦にもかかわらず完全に生き残った官僚たちによる支配が続いている。 実は、明治維新すら「官僚革命」といえるのだ。 すなわち、天皇は太古の昔から「君臨すれど統治せず」だったなか、実務的に仕切っていたのが、現代の近衛家を初とする公家たちである。 公家たちは古代から江戸時代に至るまで血脈をもって天皇家を支配してきたが、明治以降は「官僚制度」の中心に位置することによって、完全な支配権を握っている。
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上記の意味での「官僚」は主な役所を実質支配しており、その門戸は公務員試験の名目のもとほぼ完全な世襲制が築かれている。
皇室と旧公家たちによる日赤をはじめとする巨大産業の独占は公然の事実だし、「官僚」たちの天下りによる企業支配も公然と行われており、彼らは各企業の支配者として実質的権限を握っている。
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東電がそのあまりある資本に物言わせ、数多くの企業を傘下に収め、全国の報道、学者たちを利益誘導をし、株式の持ち合いもたれあいを通して「護送船団」を形成しているが、これは上述の官僚機構に他ならない。
そして、このことは地方の末端まで浸透しているようだ。
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この官僚機構は日本のすべてを支配している。
革命があろうと戦争があろうとこれは変わらない。
フクシマにどんな放射能汚染があろうと、この支配は変わらない。

たとえがん患者が多発しても、彼らはそれをもみ消す力を持っている。
「システム」と呼ばれる彼らは、国内のあらゆる分野を支配しているがゆえに、すべてのことに対して「不可能はない」のだ。
ロビー活動で知られるアメリカでさえ、最大のロビー活動資金提供者はわが日本なのだ。
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今後日本ではがん患者や奇形児の出産が増えるかもしれないが、官僚機構はこれを完全に隠ぺいする力を持っている。
日本では、原発事故によるがん患者は発生しない。たとえ発生しても、これを完全に隠ぺいするシステムがあるから、大騒ぎにはならないだろう。 

いまのところ「システム」は完璧に起動している。