2019年4月10日水曜日

新元号の大政翼賛的意義

「令和」について、万葉集の序文からとったとか、その序文の漢籍原点がどうとか騒がれているが、内容的にちっともしっくりこない。
ところが、宮城谷昌光の「史記の風景」の『みことのり』の章に次のような記述がある。
ーーーー秦、初めて天下を併す。丞相・御史に令して曰く。(史記ー始皇帝本紀)
と、あり、始皇帝が中国史上初めて天下統一したとき、始皇帝が宰相などに命令したというときに「令」の字が使われている。
さらに、秦はこの新時代を万民にわからせるために、名号を改めることをした。
日本でもたとえば、江戸が東京都呼び変えられたことで、ああ時代が変わったのだなあ、と庶民は実感したに違いない。名号変更は革命者の常套手段といってよい。
ーーーー命を制と為し、令を詔と為し、天子自ら称して朕と曰わん。(「始皇帝本紀」)
ところで、日本では天子のみことのりを詔勅という。日本の詔は大事につかわれ、勅は小事につかわれる。
と、宮城谷は書いている。
これを読んで思うのは、現天皇は自ら退位の状況を作ってしまい、帝権を禅譲する事態をまねき、前代未聞の革命的交代劇を現出させたのであり、次世代を担う者が発したみことのりが「令和」ということなのだ。
一説だが、安倍氏の血統は、中世天皇家の本流に当たるのに対し、現天子は傍系であるともいわれる。

このことから読み解くと、新元号はある意味革命的で、古代中国が秦始皇帝をもって歴史の大展開を見たように、「和を以って貴しと為す」聖徳太子のみことのりによる大転回を意識した、現政権の大政翼賛的意気込みの表れと読み解くことが出来るのではないかと思うのである。

2019年3月23日土曜日

フェイスブックから再び戻ってこようか?



2018年9月21日金曜日

ハートランドを守れ


地球儀をアメリカから見ると、アジアはハート♥️の形に見える。

ハートランドという、米国最後の略奪ターゲットだ。
つまり、これ以外の地域は既に調略済みという事。
中でも左半分の島々等は、既に獲得済み❗️
我が国も米側エージェントであるから、リアルフロントと言うことになる。

ロシアを除く中東〜アジア諸国は、米英にとって皆他民族異教徒なので、聖書的には、まつろわぬ民はケダモノ以下だから殺されて当然、滅びて当然となる。

ロシアはどうか。
ローマ法王を中心とする西方教会に対して、東方教会=正教会なのだが、、、。

東方教会は東ローマ帝国の国教であった。
宗教的には、ローマの東西分裂でヴァチカンと東方教会に分裂した。
米側はギリシャ正教会国を叩き潰した。
即ち、同じキリスト教に見えるが、米英にとっては異教徒となる。

こうなると、ハートランド側としては、生死を決する絶対に負けられない戦いになる。
もし、ハートランドが敗れたら、次はいよいよ、属国にしていた異民族異教徒が、粛清の対象となるだろう。

日本の進路は難しい。
強そうな米側に付いて中露と戦っても、最後は斬り捨てられる。
今、中露に付くと、即刻潰される。
まさに、前門の虎、後門の狼である。

2018年7月13日金曜日

根無し草

故郷を離れ、とりあえずながら隣県に住まい始めた僕は、ある意味、根無し草と言えるが、戻りたければいつでも出来るから、本当の根無し草ではない。

これが、アメリカ大陸の人々だと、だいぶ話が違う。

故郷を追われて来た人、買われて来た人、新天地を求めて故郷を捨てた人たちがいる。
はっきり言って、居直り強盗になって元々の住人達を皆殺しにして来た人々の末裔、という負い目を持っている。
全ての住民、全ての子孫達が、この負の財産を永久に持ち続ける。

先祖の悪事を、子孫は永久に持ち続けるのか?
それは、日本人でも戦中の悪行の償いはどうすれば良いのか、に繋がるのだが、アメリカ大陸の人々だとだいぶ話が違う。
根無し草だと、懺悔して家に帰るという手がないのだ。

彼らを救うにはどうすればいいのか、今の僕には解らない。

2018年4月18日水曜日

幕末の日米条約おさらい

1854年、米国東インド艦隊提督と、和親条約締結。将軍家定ー家茂。大老井伊直弼。
第一条 今後永遠に。第五条 居留米国人は、その行動を制限される事は無い。第九条 米国に片務的最恵国待遇を与える。

1958年、ハリス条約=修好通商条約締結。勅許が無いまま、新見正興が批准書交換強行。その時同行したのが咸臨丸。副使木村喜毅。木村の従者が福沢諭吉。艦長勝海舟。
領事裁判権があって、関税自主権が無いなどの問題のほか、第2条 日欧間の問題は米国が仲裁する。

和親条約第九条と、通商条約第二条によって、米軍の日本支配が決定したと言って過言で無い。
ペリーも、ハリスも、マッカーサーも、米国極東軍人である。

その後、欧米に唆され、欧米の資金で、日清日露、第二次大戦へと進んで行った。
あっ、戊辰戦争の戦費は龍馬の親分のMadison商会だし、日露戦のスポンサーはリーマンブラザーズだったよね。第二次大戦だってホントの黒幕は米軍だったりしてね。

見事 お手玉に取られちゃったね!


2018年3月25日日曜日

ミャンマーのこと。

アウンサンスーチーの父アウンサンは、1942年 ビルマ独立義勇軍を率いて日本軍と共に戦い、イギリス軍を駆逐した。
しかし、その2年後、日本軍が敗色濃厚となるや、クーデターを起こしてイギリス側に寝返った。再びイギリスの植民地に戻り、独立は許されなかった。
1947年、アウンサンが暗殺され、ビルマ連邦として独立。以後は紆余曲折を経ながら、軍事独裁体制が1988年迄続く。
軍事政権は旧日本軍を高く評価し、国歌や軍歌に旧日本軍歌が多く用いられた。今でも軍艦マーチを口ずさむ人がいる程だ。

これを英米は快しとせず、軍事独裁として否定し、再びアウンサンの出番となった。
今度は娘のスーチーで、夫君は英国人、本人もオックスフォードやロンドン大学出身である。スーチーや英米は、軍事政権が定めたミャンマーという国名を嫌い、ビルマという呼称を使う。
個人的意見だが、ミャンマーが中印英米から完全独立を保つには、軍政は不可欠だ。外国に抵抗する力が必要である。
英米は口では軍政を否定しながら、やる事は艦船による軍事封鎖。黒船外交である。
これこそ、軍事マフィア国家である。アジア太平洋の米軍は日韓を主な基地として8万人に上る。